邪バーン!ステーイシーザー……!
「暗黒のパワー…ステイシーザー!」
「アイツを超えるために、ゼンカイジャーを倒す…!」
CV:世古口凌
スーツアクター:神前元
データ
【身長】180cm
【体重】120㎏
【スピード】80㎞/h
【パワー】1550馬力
概要
ステイシーがダークセンタイギアとギアトジンガーで暗黒チェンジ(変身)する悪のハイブリッドキカイ戦士。
変身シークエンスはギアを起動する所まではゼンカイジャーと同じだが、そこで発生したエネルギーをギアトジンガーの銃口を右腕に押し当て注射するかの如く身体へ直に注入。
ステイシーの遺伝子が機械に組み変わったかのようなカットインを交えたのち、漢字表記で『暗』から『崇帝示威座亜(ステイシーザー)』と当て字の背景が入りチェンジを果たす。
戦闘スタイルはゼンカイザーと同じくギアトジンガーを使った銃撃戦メインだが、ゼンカイザーと比較するとこちらは左利きに加え、敵の攻撃を受け流し、振り払う流麗な動きを得意とする。
さらに首へ巻いた『シーザーマフラー』を操って敵を拘束する事も出来る。
そして最大の強みが、ダークセンタイギアの力で歴代スーパー戦隊のフェイクを召喚して使役出来る能力。
フェイクと言っても戦闘力と固有能力はオリジナルと同一、しかも一つのギアで大体5人程の増援を呼べる為実質、質の高い兵隊を使った人海戦術がお手軽に出来てしまう。
前々から『複数人で袋叩きにするなんて卑怯』と揶揄される事があった戦隊ヒーローだが、この文句をそのまま形にしてしまった能力とも言えよう。
ゼンカイザー同様自身の巨大戦力は持たないが、代わりにギアを裏返して「機界サイド」として歴代戦隊ロボのフェイクさえも召喚可能。
やはり性能スペックはオリジナルと同等な上、個々の必殺技を合わせてより強力な攻撃に変化させる様操る芸当すら出来る。
言い換えるなら、合体スーパーロボットの軍団を作って指揮するシチュエーションを実現してしまっている能力である。
ただし旧作の前例同様、本物の変身者に由来する精神力や経験値などは持たない操り人形の為、再現したスペックを十分に活かせている訳では無い。
その為、キャリア的には新米な当代の主人公たちに敗北するポジションなのも同じである。
また、一度にあまりに多数のフェイクを召喚すると、ギアトジンガーに蓄えられたエネルギーが枯渇し、召喚したフェイクが一斉消滅してしまう限界がある。
必殺技
『シーザー暗黒邪爆撃(あんこくじゃばくげき)』。
ギアトジンガーのハンドルを回すことで発動。トリガーを引くことで邪悪な帯を模したエネルギー弾を発射、命中した相手を拘束したのち爆発四散させる。
余談
ゼンカイザーと同じく『皇帝』(ジュリアス・シーザー)の名を冠しており、武器も含めて対となる戦士である。
モチーフはかつての「1作目」だった『バトルフィーバーJ』のバトルジャパンをベースに、ダークナイトの黒地+白ラインといった、ダークヒーローの系譜を取り入れたものと思われる。
なお、バトルフィーバーは歴代作品で初めて「巨大ロボ」が導入された作品でもあり、ゴレンジャー・ジャッカー電撃隊をスーパー戦隊に含めるか否かがあやふやの時期にスーパー戦隊1作目として扱われていた時期もあったことから、ライバルのモチーフに選出されたと思われる。
また、変身音の「邪バーン」も「ジャパン」とかけたものだろう。
さらに上記の特徴に加えて
『漢字を組織のマークにしてある』
『目の部分に縦線2本を入れると『非』になる』
といった要素から非公認戦隊のレッドの要素も入っている可能性がある。
(ただし、前者はともかく後者は完全に『妄想』という非公認な見解なので、深くは追及しない様に)
ちなみにかなり無理がある表現であるが、ステイシーのイニシャルである「S」とギアの番号に刻まれている「暗(AN)」の文字と組み合わせると「サン(SAN)」という言葉になり、モチーフとなったバトルフィーバーの本来の番号である「3」やバトルジャパンのイメージである「日の丸=太陽(SAN)」等を意識しているようにも見える。
マフラーをつけた半分機械の戦士という点は、仮面ライダーやサイボーグ009などの石ノ森章太郎作品の設定を思わせる。
関連タグ
- バスコ・タ・ジョロキア 黒十字王:スーパー戦隊35作目に登場した歴代スーパー戦隊を召喚する事が可能なスーパー戦隊シリーズの敵の先輩。
- バングレイ:スーパー戦隊40作目に登場した巨大戦力を再現して召喚することができるスーパー戦隊シリーズの敵の先輩。ただし使うのは基本的に敵サイドのものがメイン。
- バトルフィーバーJ:モチーフになった戦隊。
他のシリーズの関連タグ
- 仮面ライダーディエンド/ネオディエンド:歴代作品の戦士を召喚するキャラクターの元祖とも言える存在。ステイシーザー初登場回では同シリーズで似たような人物にバスコと言う先輩が居る上に、バスコ自身がゼンカイジャーに登場したにも関わらず、ディエンドがトレンド入りする事態になった。