概要
2310年に起こった大規模テロを切っ掛けとして、「恒久和平実現」を目的として創設された、地球連邦政府直轄の独立治安維持部隊。極めて強大な権限が与えられており、反連邦勢力と見なした対象を、圧倒的な武力によって制圧している。身柄拘束・尋問・処刑も許可された超法規的機関で、地球連邦正規軍より上位の組織であり、同階級の正規軍将兵よりもあらゆる面で優遇されている。後には保安局を直轄にしている。最新鋭MS「アヘッド」や衛星兵器「メメントモリ」など、正規軍が持たない殺戮用の最新兵器も数多く実戦配備・所有している。
また、一部のパイロットは、戦闘において無制限の自由が認められる特権「ライセンス」が与えられており、ライセンサーと呼ばれる(ただしライセンサーは本来「ライセンスを与える者」という意味の言葉で、「ライセンスを与えられた者」という意味合いとしては「ライセンシー」が正しい)。
その実態は、リボンズ・アルマーク率いるイノベイターによって裏から操られている「統一世界を作るための駒」であり、地球連邦政府首脳部同様にイノベイターの傀儡となってしまっている(ライセンサーもほとんどがイノベイターであるが、多くの将兵はイノベイターの存在を知らない)。自らが行ったオートマトンやメメントモリによる虐殺等を「ヴェーダ」による完璧な情報統制で、自分達に都合の良いように一般市民達へ信じ込ませている。既に14件にも及ぶ虐殺作戦が行われ、殺害数は数万人に達している。
中でも最たる例が連邦正規軍によるクーデターで発生したメメントモリによる低軌道ステーションへの攻撃(後にブレイクピラーと呼ばれる事件)。中東政策を始めとした非加盟国の弾圧や虐殺の数々が一般市民にまで知られた連邦政府は6万人もの市民の口を封じるためにメメントモリでクーデター派ごと消す凶行に及ぶ。その前もクーデター派の仕業とされた市民への虐殺もオートマトンによるものであったが、それらを全て隠蔽し、アロウズが阻止するべく尽力したという自作自演を行った。そればかりかこの事件を利用して連邦軍の指揮権を掌握し、自らの支配下に置いた。しかし、刹那達ソレスタルビーイングや反連邦組織カタロン、カティ・マネキンら地球連邦軍クーデター派による活躍によって、リボンズらは倒され、ブレイクピラーを始めとしたアロウズの悪行が全世界に公開されてしまい、総司令のホーマー・カタギリが切腹し、組織は解体されるだけでなく、連邦政府そのものが世界から支持を失うに至った上に新政権が樹立した。だが、新政権の意見に賛同せず、機体を持ち出して脱走するアロウズのメンバーも存在した。
メンバー(※イノベイターを除く)
カティ・マネキン(後に離反)
ソーマ・ピーリス(後に離反)
パトリック・コーラサワー(後に離反)
デカルト・シャーマン(当時はイノベイター覚醒前の一般兵)
イノベイター側協力者
主な所有機体
イノベイド製
艦船
関連タグ
機動戦士ガンダム00 ガンダム00 ソレスタルビーイング カタロン ユニオン AEU 人革連
ティターンズ、ブルーコスモス:同じくガンダムシリーズの腐敗した地球連邦の敵組織
ギャラルホルン:腐敗した点は上記の敵組織と共通だが地球連邦ではない。
101人評議会:ほぼ同質の存在。
特別高等警察:リアルアロウズとも呼べる組織。