概要
主に家庭で使われる電化製品を指す。
一昔前までは、家庭で使われる電機製品であってもパソコンは家電として扱われない傾向があった。
誰でも簡単に使えて且つ長持ちすることが重要な家電に対し、当時のPCは使うのに専門知識が少なからず必要だった上に製品寿命も短かったことが理由と言われている。
もっとも、主だった家電メーカーはパソコンの製造販売も手掛けており、家電量販店は早い内からPCも製品として取り扱っていた。
携帯電話市場においてほぼパソコンと同じ機能を持つスマートフォンが主流になったことからも分かるように、現代では従来の家電もPC並みの多機能を求められるようになっている。インターネットに対応するIoT技術を有する家電も増えており、家電とパソコンの境界線は消えつつある。
同様に、ゲーム機も家電として扱われない傾向にあった。3DOやPS3が発売された時に「これは家電なのか?ゲーム機なのか?」と議論する人がいたことからも窺える。
これについては主だったゲーム機メーカーが家電の販路を使わずに玩具の販路を使って販売していたことも理由の一つだろう。もっとも、家電の販路で販売された3DOの惨憺たる売上を見れば正しい判断だったということが分かるのだが。