「あれだよ こおり ってのは 堅く そして もろいんだよ」
あれだよ、概要だよ
『ポケットモンスターXY』に登場するキャラクター。
キャッチコピーは「熱く 厚い 堅氷」。
一人称は「おれ」、二人称は「おまえさん」。
名前の由来は恐らく寒冷地や高山の斜面に生息する植物「ウルップソウ」。
時々「ポケモンの村」へ様子を見に行くという面倒見の良い一面を持っており、そこのポケモンたちからは彼に懐かれている。最初はジムに入れないので、まずはそこへ行く必要がある。
「あれだよ」が口癖で、不器用ながらもポケモンに対する愛情を持っている。
「どこまで 行けるかは ポケモンを どれだけ 信じているか だよ」
既婚者であり、奥さんと二人の子供がいる。
映画館で『ハチクマン』を見て男泣きしていたらしい。
余談だが、『サン・ムーン』および『ウルトラサン・ウルトラムーン』ではアローラ地方の風習上ジムリーダーがキャプテンに置き換えられており、「ジムリーダー制度は廃止された」と思いこんでいたプレイヤーが多かった。
そのため第8世代の『ポケモン剣盾』が発売されるまでは「ウルップがポケモンシリーズ最後のジムリーダー」と考えていた人も多かった模様。
あれだよ、容姿だよ
白髪頭の小太りなおじいさん。
8番目のジムリーダーで白髪のおじいさんは前々シリーズにもいたが、彼とは違って穏やかな表情をしている。
服装は白いタンクトップを着て黒い長ズボンを穿いており、タウンジャンパーを肩にかけている。
首から下げているロケットペンダントには、家族の写真が入っている。
あれだよ、手持ちポケモンだよ
彼のジムはパズルを解きながら進む必要があり、最奥部まで進むと彼とバトルが出来る。
7番目のジムの後にフレア団との決着をつける戦いが控えていることもあってか、歴代の最後のジムリーダーの中でも手持ちポケモンのレベルが最も高い。
先頭がユキノオーなのでいきなりあられ状態での戦いとなるが、くさ・こおりタイプのユキノオー以外は単こおりタイプであるため、かくとうタイプやほのおタイプがいればそこまで苦労しない。ユキノオーに至っては、ほのお技で4倍ダメージな上、それ以外の弱点も多い。そもそも耐性が少ないこおりタイプのため、弱点を突くのには苦労しないだろう。
しかしフリージオは素早い上に特防が高く、逆にエースのクレベースは防御とHPが高い、と真逆な性能を持っているため、考えなしの生半可な攻撃ではなかなかHPが削れない。
ウルップが語る、固くそして脆いこおりタイプの真髄を体現したパーティである。
あれだな、物理と特殊を切り替えながら戦うといい。
彼に勝利すると、エイセツジムの…あーあれだ…アイスバーグバッジと、わざマシン13「れいとうビーム」がもらえる。
- フリージオ(Lv.40)
- ユキノオー♂(Lv.50)
- クレベース♂(Lv.40、Lv.50)
あれだよ、バトルシャトーでも上記3匹を使ってくるよ。
でもあれだよ、フリージオはクリア前、ユキノオーはクリア後なのに注意だな。
あれだよ、アニメだよ
「水のように器に合わせ形を変えても、本質は変えない…。
俺にはそれができないから氷タイプを愛してるんだよ。
お前さんはどうだ?」
CV:大友龍三郎
「XY」第120、122話に登場。
ジムは極寒の環境となっており、その中で薄着ながらも氷の椅子に鎮座している。普通の人間なら防寒着なしには耐えられない場所だが、本人曰く「俺ぐらいになるとな、氷にも熱いハートを感じるんだな。」「心頭滅却すればアレだ…アレ…」とのこと。
以前ショータと対戦し彼にジムバッジを渡しており、ショータとのバトルを「熱かった」と褒めた。
バトルの実力はかなり高いが、本人曰く「あれだよ。氷ってのは硬く、そして脆いものだ。」とのことで、対戦相手によって自身の強さはそれなりに変化してしまう。熱い心を持つ相手にはそれ相応の自分の本気を持ってバトルする。
サトシとのバトルではユキノオ―を繰り出し、ゆきふらしによるあられで優位に立った。ユキノオーはルチャブルに撃破されるも続けてクレベースを出す。
アイスボディをもちゆきなだれで攻撃をカウンターできるクレベースの鉄壁の防御、加えてサトシに焦りがあったこともあって、不調のサトシゲッコウガをも打ち破って完勝。
サトシに上記の台詞を投げかけ、彼が自分の本質を見失っているのではないかと指摘しながら、「どこまで行けるかはポケモンをどこまで信じているかだ。」とアドバイスした。
数日後、自分に焦りがあったことを理解しポケモンと共に歩む決意を新たに復活したサトシと再戦。以前の敗北からまるで別人のように熱く、元気になったサトシを一目見て、バトルすることに喜びを感じていた。
バトルでは、サトシ達の本気、あられがなかったことやファイアローのニトロチャージでゆきなだれをかき消すといった奇策もあってクレベースをも突破され、最後にユキノオーを繰り出す。サトシ達の本気に呼応してウルップのユキノオ―の強さもけた違いになっており、ファイアローを一蹴するスピードと強さを見せた。
サトシゲッコウガとのバトルでは、サトシ達が彼らの本質・熱さそして未来を見せ、自分を熱くさせてくれたことへの礼儀として、メガシンカ・メガユキノオーで対抗する(さすがに普段のジム戦では使っていなかった様子)。
メガユキノオーはサトシゲッコウガに引けを取らない実力を見せるも、熾烈な攻防の末に敗北。
サトシとのバトルに大満足しており、アイスバーグバッジを渡すと共に「ポケモンに好かれてるお前さんが、どれだけポケモンを信じているか分かった。だからあれだ。俺もお前さんが好きになったよ」と伝え、サトシを激励した。
ちなみにゲームの設定と異なり、ロケットペンダントの中にはキーストーンが納められていた。
あれだよ、他媒体だよ
ポケモンマスターズ
CV:斉藤次郎
クレベースをバディとして登場。
レアリティは☆3で、バディーズサーチでは頻繁に登場する。
威力90の「ゆきなだれ」が主武器で、使うと発動待機状態になり、発動待機状態のうちに相手からの攻撃を受けると発動待機状態を解除して2倍の威力で攻撃する技。
トレーナー技「あれだよ」は相手のターゲットをしばらくのあいだ自身に向けさせつつ自分のぼうぎょをぐぐーんと上げる技で、「ゆきなだれ」とも相性が良い。
…はずなのだが、とくぼうはもちろん原作のクレベースの強みであるはずのぼうぎょまでもがニセモノと疑いたくなるほどに低い。
にも関わらず「ゆきなだれ」の火力を出すためには相手の攻撃を受ける必要がある上、「あれだよ」を使うと耐久が低いにも関わらず自身が攻撃を受けなければならないというなんともステータスとやりたいことが噛み合わない性能になっており、多くのプレイヤーが口を揃える弱さである。
あれだよ、関連イラストだよ
あれだよ、関連タグだよ
他のこおりタイプの使い手