概要
「パーキングエリア」とは、日本の高速道路の休憩所の一種である。
略称「PA」。
高速道路に設置されている休憩施設の中では規模の小さい方の休憩所となる。(大きい方は「サービスエリア:SA」と呼ばれる。)
日本の一般道の「道の駅」に相当し、世界的には種類の別なく休憩所(Rest area)と称する。
高速道路でドライバーがこまめに休憩を取れるように、その設置箇所は15kmおきと間隔が狭くなっている。(…が、例外もあり、東九州自動車道の「大分松岡PA~川南PA」間のような、およそ150kmも離れている箇所もある)
敷地内には駐車場、トイレ、自動販売機などの必要最小限の施設が置かれている(特にトイレはいろんな意味で最重要なためか、どれだけ規模の小さなPAであっても、駐車場とコレだけは必ず設置されている)。
また、利用者の多いPAには上記に加えて売店や軽食コーナーが置かれているところもある。
軽食コーナーは概ね立ち食いソバ店の延長線のような店舗がほとんどであり、ソバやうどん、ラーメンにカレーライス、丼もの(カツ丼や牛丼など)といった定番かつ鉄板なメニューがほとんどであるが、店舗によってはその地域のご当地グルメを提供しているところもある。
さらに、都市部や要所などに設置されていて利用者が非常に多いPAには、ガソリンスタンドやレストラン、コンビニエンスストアや各種ファーストフード店が出店しているなど、パーキングエリアながらサービスエリアに匹敵するほどの規模の施設であるところも少なくない。
とりわけ、東京湾に浮かぶ木更津人工島に建つ「海ほたるパーキングエリア」は別格で、そこらの並のSAなぞ歯牙にもかけないほどの規模を誇る、日本有数の大型PAである。
ここは施設や設備数が非常に多く、キリが無いのでここでは省く(知りたい方は公式HPを参照のこと)が、ここまで来るともはや単なるPAというより「PA直結の観光地」である。
事実、運営側もこのPAの観光地化を強く意識しており、高速道路としては珍しく「海ほたるPAでUターンして引き返してもOK」というルールを設定している。
ただし、料金は対岸に渡った時と同額を徴収される。…さすがに抜かりがない。
又、鮎沢PAや蓮台寺PA、淡河PAみたいに職業ドライバーに特化したエリアも存在する。
PAは概ね規模が小さいとはいえ、あれば便利な、大切な施設なのである。
職業ドライバーに特化したパーキングエリア
- 港北PA下り、中井PA、鮎沢PA、日本坂PA、遠州豊田PA、赤塚PA上り、美合PA下り(東名高速道路)
- 藤枝PA、掛川PA、長篠設楽原PA(新東名高速道路)
- 刈谷PA、湾岸長島PA(伊勢湾岸自動車道)
- 尾張一宮PA、伊吹PA、黒丸PA、草津PA、桂川PA(名神高速道路)
- 嵐山PA、寄居PA下り、谷川岳PA、山谷PA(関越自動車道)
- 甘楽PA、千曲川さかきPA、松代PA、新井PAハイウェイオアシス(上信越自動車道)
- 神田PA、北鯖江PA、徳光PA、呉羽PA、越中境PA、蓮台寺PA、栄PA、黒崎PA(北陸自動車道)
- 淡河PA、白鳥PA、瀬戸PA、奥谷PA(山陽自動車道)
- 釈迦堂PA、八ヶ岳PA、小黒川PA、屏風山PA上り、内津峠PA(中央自動車道)
- 都築PA上り、保土ヶ谷PA下り(第三京浜道路)
- 羽生PA、大谷PA、矢板北PA、安積PA、鶴巣PA(東北自動車道)
- 千代田PA、日立中央PA(常磐自動車道)
- 波志江PA(北関東自動車道)
- 厚木PA、狭山PA、菖蒲PA(圏央道)
- 大山田PA、亀山PA(東名阪自動車道)
- 基山PA(九州自動車道)
関連リンク
関連タグ
Pixiv百科事典にあるパーキングエリア
関東:新倉PA 厚木PA 狭山PA 菖蒲PA 都筑PA 港北PA 中井PA 鮎沢PA 三芳PA 嵐山PA 駒寄PA 赤城PA 下牧PA 谷川岳PA 甘楽PA 酒々井PA 羽生PA 千代田PA 日立中央PA 野呂PA 市川PA 永福PA
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