概要
フジテレビ番組「とんねるずのみなさんのおかげでした」の不定期コーナー。2011年11月24日より放送開始。この企画のルーツは、「石橋貴明50thバースデーパーティー」にて日村勇紀が、郷ひろみの「2億4千万の瞳」でものまねメドレーを余興披露したことにある。ルールは「2億4千万の瞳」の1コーラスの中に5人以上の有名人のモノマネを組み込んで披露する、というもの(例外として、第5回ではゆうたろうがシチュエーション違いの石原裕次郎のものまねのみで挑んだ)。日村を「暫定チャンピオン」とし、日村に挑む挑戦者と言う形で有名人が登場する。
挑戦者は、安定したモノマネ芸を持つ神奈月(挑戦者の中で唯一、全ての回に出場)・原口あきまさ・松村邦洋や、女性モノマネ芸人の福田彩乃・ミラクルひかる・やしろ優、「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」からは古賀シュウ・博多華丸・花香よしあき・高田紗千子・山本高広・みかん、そして元ものまね四天王のモト冬樹と栗田貫一に加え、関根勤・小堺一機・ノブ&フッキー・いっこく堂などのベテラン・大御所芸人も出場している。そのため、肝心の「暫定チャンピオン」である日村のモノマネのクオリティーが低く映る事から、しばしばその事で審査員に突っ込まれたり冷たくあしらわれる事がパターンとなっている。
スピンオフとして、「たまには曲を変えてやってみよう」という事で、2014年5月29日放送回では田原俊彦の「抱きしめてtonight」を、2016年12月15日放送回では少年隊の「仮面舞踏会」を使って選手権が行なわれた。
余談
当コーナーの影響で、「2億メドレーの先駆者といえば日村」という人も少なくないが、実はこのコーナー開始以前に、不定期特番「ものまね紅白歌合戦」にてカール北川が既にパフォーマンスしている(恐らく日村も、これを見て影響されたものと思われる)。また、それよりも前には常連出場者の神奈月が2009年1月4日放送の『ものまねバトル』最終回(日本テレビ)にて「2億4千万の瞳」に乗せて原辰徳・松坂大輔・葉加瀬太郎・武藤敬司らのものまねをし『原ジャパン選抜発表』というネタを行っている(ただし、こちらは歌いながらものまねをしたのではなく、ネタのつなぎのBGMとして使った程度であり、『ジャパン』の部分を『原ジャパン』に変えていた)。
「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」と違って、番組終了以降しばらく開催されていなかった当コーナーだが、影響は少なからずあったらしく、タカさんやバナナマン、視聴者からも復活を望む声は多い。また、このものまねメドレーに挑戦した動画を配信する一般人やものまね芸人も少なくない。
そして2021年5月9日。お笑い特番「お笑いオムニバスGP」内のコーナーとして、3年越しの復活を果たした。審査委員長は引き続きタカさんが務めたが、バナナマンの2人とノリさんは出演を見合わせており、コーナーMCはおぎやはぎの2人が担当した(ものまねレパートリーの読み上げは伊藤利尋アナ)。