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春の大戦映画(東映)の編集履歴

2021-07-20 16:36:31 バージョン

春の大戦映画(東映)

はるのたいせんえいが

東映における恒例行事。

概要

毎年春休みシーズンからGWシーズンに封切られる、東映ヒーロークロスオーバー映画

一時期仮面ライダースーパー戦隊がコラボする『スーパーヒーロー大戦シリーズ』となっていたが、2014年と2015年には戦隊があくまでゲスト的参戦に留まり、2016年はそもそも戦隊が一切登場しなかった。

2011年以前の来歴や製作スタッフも考えると、基本的に仮面ライダーのための映画枠であると言ってよいだろう。


2018年以降

2017年を最後にこの形態では製作されておらず、プロデューサー白倉伸一郎twitter上で「春映画はもうやらないつもり」と語っているが、これは同時期にウルトラマンの映画が毎年公開されるようになっているので潰し合いを避けるためと思われる。


なお、2018年は代わりに『仮面ライダーアマゾンズ 最後ノ審判』が5月に上映された。

また、2019年からはVシネクスト形式で仮面ライダーのスピンオフ作品や戦隊VSシリーズの劇場公開が行われるようになっている。

2021年には『仮面ライダーセイバー』と『機界戦隊ゼンカイジャー』がクロスオーバーする『スーパーヒーロー戦記』が7月に公開。公開時期が異なるだけでコンセプト的には過去の春映画と同じであるため「夏の春映画」と評するファンもいる。


歴史

昭和ライダーで恒例化していた、作品の異なる仮面ライダー同士の共演は、リアルを求めた平成ライダーでは行われず、ハイパーバトルビデオやヒーローショーなど小規模なものにとどまっていた。

この慣例が、本来はVシネマで企画されていた『クライマックス刑事』で破られ、平成ライダー1期の総括である『仮面ライダーディケイド』の劇場版『オールライダー対大ショッカー』でそれまでの全主役ライダーがスクリーンに集結し「平成ライダーでも全員集合できる」という前例ができあがった。

2010年の『超電王トリロジー』を経て2011年の『レッツゴー仮面ライダー』から下記の特徴が踏襲され始める。


一方のスーパー戦隊シリーズは、従来よりVシネマで制作していた戦隊VSシリーズを2009年の『ゴーオンVSゲキレン』から劇場公開し始めていたが、これの公開時期は1月の年始時期に合わせたものであった。

そして2011年のアニバーサリー作品『199ヒーロー大決戦』が6月に公開。これはあくまで『ゴーカイジャー』というアニバーサリー作品に合わせたものであり、シリーズ化する予定はなかった。なお、スーパー戦隊の歴代戦士が、追加戦士も合わせて全員集合したのはこれが最後となる。


そして2012年にライダーと戦隊の両方が登場する『スーパーヒーロー大戦』が公開された。「大戦」の名が冠されるようになったのは本作からである。



特徴・作風

基本的には、公開時点で放送されている最新の仮面ライダー作品の主人公を主軸の一つとしつつ、その作品に応じた別の主人公格(悪役の場合もある)のライダーが登場する。


「大戦」の名の通り、現行ヒーローだけでなく、歴代のヒーローが全部ないし一部登場し、歴代の悪役も登場する。

悪役はいわゆる再生怪人扱いで、原典よりも弱体化し、原典で特定の方法でないと倒せないとされていても、普通の攻撃で倒される。

中には、原典で善玉になった悪役もおり、彼らのような正義の怪人や、原典で悲劇的な末路を迎えた悪役が、十把一絡げに倒されることも往々にして存在する。

ショッカー戦闘員はほぼレギュラー化している。


製作スタッフはほぼライダーサイドのスタッフで固められており、プロデューサーは白倉伸一郎が務めている。

後述の一覧のうち半数以上が米村正二が脚本を担当している。


ライダーサイドのスタッフで固められているせいか、戦隊サイドのキャラクターに関しては原典から若干変更されていることが多い。

特に公開時期直前に放送終了となった戦隊は、テレビ最終回と矛盾する状況になっていたりする。


評価

正直なところ、芳しいとは言えない。


先の特徴に挙げたとおり、特に『スーパーヒーロー大戦』以降はスーパー戦隊サイドやレジェンドヒーローの描き方に原典と矛盾があり、まずそこで原典ファンから不評を買っている。

スーパー戦隊や、ウルトラシリーズの映画がレジェンド客演で特に不評を買っていないところからも、「大戦」シリーズの異質さが分かる。

ストーリーも、なぜそのキャラクターがそうしたのか、なぜこういう状況になったのかが描写されないことが多く、先のキャラクターの改変と相まって、レジェンドとの共演が目玉のはずなのに、レジェンドのファンであればあるほど頭を抱えることになってしまう。


一方で興行収入的には決して悪くなく、毎年右肩上がりになっている。

特撮ファンがどうこう言おうと、子どもたちにとっては憧れのヒーローであり、最高に楽しい映画ということなのだろう。


シリーズ一覧

タイトル公開日監督脚本
仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事2008年4月12日金田治小林靖子
超・仮面ライダー電王&ディケイド 鬼ヶ島の戦艦2009年5月1日田崎竜太小林靖子
超電王トリロジー2010年5月22日・6月5・19日金田治・舞原賢三・柴﨑貴行小林靖子・米村正二
オーズ電王オールライダー レッツゴー仮面ライダー2011年4月1日金田治米村正二
スーパーヒーロー大戦2012年4月21日金田治米村正二
スーパーヒーロー大戦Z2013年4月27日金田治米村正二
仮面ライダー大戦2014年3月29日柴﨑貴行米村正二
スーパーヒーロー大戦GP2015年3月21日柴﨑貴行米村正二
仮面ライダー1号2016年3月26日金田治井上敏樹
超スーパーヒーロー大戦2017年3月25日金田治米村正二

テレビシリーズにおける連動企画

春休み合体スペシャル


関連タグ

仮面ライダー映画 スーパーヒーロー大戦シリーズ

スーパー戦隊祭 クロスオーバー


スーパーヒーロー戦記︰大戦映画だが、夏の映画である。

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