ジャブラ
じゃぶら
「気を許すな おれァ“狼”!!! 油断させて………食い殺す」
概要
世界政府付属機関である諜報機関サイファーポールの1つ、CP9の諜報部員。
長官スパンダムを除けばメンバーの中では最年長である。
CP9の中では3番目に道力が高く、トップのルッチにこそ1820と大差をつけられているが、次点のカクとは僅か20道力差。
能力
名前 | イヌイヌの実モデル狼(ウルフ) |
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解説 | 体を狼に変化させる |
種類 | ゾオン(動物)系 |
狼に変化し、人獣型ではルッチ同様に3mを越える巨体に変貌。肉食獣の動物系のためその凶暴性は高く、鋭い爪から繰り出される六式の1つ指銃は非常に強力である。またCP9の中で唯一、鉄塊を全身に掛けた状態(武装色の覇気の全身武装硬化と同質の状態)で動くことができる。この状態で繰り出す「鉄塊拳法」が彼の最大の武器である。
技
技名には「狼」の文字が当てられているものが多い。
「十指銃」(じゅっしがん)
両手首を合わせ、10本の指で相手に喰らい付くように同時に「指銃」を打ち込む。
人獣型に変化することで指先に鋭い爪を伸ばしてから使えば殺傷力は増大する。
「月歩」を利用して空中に飛び出し、急降下しながら繰り出す”月光十指銃”という強化技も存在する。
鉄塊拳法
全身に「鉄塊」を掛けたまま六式を繰り出す戦法。ジャブラの十八番。
本来防御特化である鉄塊は肉体が鋼鉄の如く硬化し重くなる代わりに身動きが取れなくなるというリスクがあるが、ジャブラは唯一これを無視して通常時と変わりなく動き回ることが可能。
鉄塊の防御硬化と重量を動けることで能動的な攻撃にも転用できるようになり、防御力だけでなく各種の攻撃力も大幅に強化されるため、隙がほぼ無くなる。
以前は敏捷性の低下という欠点があったが、動物系の身体能力強化によって格段にパワーアップし、ほとんど動きが鈍らなくなった。
「鉄塊拳法」”狼弾”(オオカミハジキ)
両手の甲を相手に叩き付け、そのまま勢いよく後方へ弾き飛ばす。
「嵐脚」”孤狼”
地面を抉りながら跳ねるようにして進む「嵐脚」。
同様の斬撃を空中から複数同時に放つ強化技「嵐脚」”群狼連星”(ルーバスフォール)も存在する。
「鉄塊拳法」”狼牙(ろうが)の構え”
全身に「鉄塊」をかけつつ相手の攻撃を受け止め、攻撃後の隙を突いてすかさず”狼牙”で反撃する。
サンジの一連の猛攻を全て受け切るほどの防御力を誇る(ただし完全にダメージを殺しきれてはいなかった)。
「鉄塊拳法」”狼芭(ろうば)の構え” ”狼狩(ろうかる)エリア・ネットワーク”
全身に「鉄塊」をかけたまま相手を囲うように高速で周囲を飛び回り、四方から一斉に斬撃を放つ。
かなり無理矢理なネーミングだが、由来はいわゆるLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)と思われる。
性格
荒々しい性格だが諜報員らしく瞬殺をモットーとしており、相手をいたぶるような事はしない。道力的に戦闘力が近いカクや飛び抜けた強さを誇るルッチとはいつも張り合っている。
油断させて相手を食い殺す狼の如く、相手を騙して不意打ちを仕掛ける卑怯じみた手段も取る。
しかし不意打ちを仕掛けた相手は本編では海賊(犯罪者相手)のみの上、暗殺も担う諜報部員としては正々堂々にこだわる必要もないだろう。
というわけで決して卑劣というわけではない。
一方で、アニメではクマドリの語りに本人も涙し、茶番じみたやりとりを行う、下記のパフォーマンスなどで仲間のために体を張り、些細だが温かみのある花のお礼に涙を見せるなど、諜報活動・戦闘時以外では情と人間味のある言動が散見されている。
活躍
初登場のエニエス・ロビー編では当初そげキングと対戦し、殺害寸前までそげキングを追い詰めたがサンジが妨害に入り対戦相手がサンジに変更される。
このサンジ相手にも途中までは比較的善戦していたが、ニコ・ロビンを侮辱する発言をしたためサンジの逆鱗に触れてしまい、新必殺技の悪魔風脚攻撃の前に敗北した。
バスターコール発動時にはブルーノの能力を用いて亜空間に逃げ延び、ルフィとの戦いで重傷を負ったルッチを春の島セントポプラに搬送する。その際動けないカクを背負ったりカリファに上着を貸したりと仲間思いな面を見せている。ルッチとは犬猿の仲とはいえ修練時代からの仲間同士、治療費を稼ぐために路上で火の輪くぐりを行うなどのパフォーマンスを見せた。やがてセントポプラを襲ったキャンディ海賊団を仲間達と共に撃退したものの、その戦いぶりが残忍過ぎた為に街の住人から恐怖され、街を去る事になる。
その後、エニエス・ロビー陥落などの全ての責任を上司のスパンダムになすりつけられ、政府に追われる身になっている。
スリラーバーク編以降の再登場はなく、CP0になったのか、海賊に落ちぶれたのか、CP1~8
どこかに属しているのかは一切不明。