基礎データ
進化
プルリル(Lv.40) → ブルンゲル
概要
『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』で初登場したポケモン。
名前の由来は恐らく「プルプル+フリル」。
分類は「ふゆうポケモン」で、地上でもふよふよ浮いて行動できるのだが、特性はふゆうではない。
第4世代まではクラゲポケモンといえば専らメノクラゲとドククラゲだったところ、イッシュ地方で新たに追加されたのがこの系統。
進化後のブルンゲル同様♂と♀で姿が違う。
♂が青色の王子様風の姿、♀がピンク色のお姫様風の姿である。
この様に可愛らしい外見なのだが、大量の毒針を含んだ薄いベールのような腕で相手(獲物)の体を縛りつけ、そのまま海の底の住処へと沈んでいくという、黒い任天堂全開な生態を持つ非常に恐ろしい生態を持つ。
そして『BW2』の図鑑では「相手を水深8000mに引きずり込んで殺すのだ」という直接的すぎる内容になっている。
漢字モードからひらがなモードにしてみてもはっきり「ころすのだ」と表示される。
今までは「命を吸い取る」「魂が吸われる」と、多少和らげた表現だったが、遂にダイレクトに「殺す」と書かれてしまった。
そのため「水死体クラゲ」という物騒なあだ名がついてしまっている。
獲物はポケモンだけに留まらないらしく、『ウルトラサン・ウルトラムーン』では、プルリルに囲まれてしまったビキニのおねえさんorかいパンやろうを助け出すイベントがある。
『ソード・シールド』のポケモン図鑑では「海底に沈んだ古代都市の住民の魂がポケモンになったという言い伝えがある」とあり、『BW』に登場した海底遺跡と何か関係があるのだろうかと想像をかき立てられるような一文になっている。
『Newポケモンスナップ』では、♀のプルリルがまるでお気に入りの人形かのようにコイキングやママンボウを抱き締めニコニコとほほ笑みながら海底へ下りていく様子が見られる。ちなみにこの場面を撮影した際に自動で付けられるタイトルは「いっしょにいこー!」である。
さらに♂と♀が協力してランターンをも連れていこうとすることも。
しかし、恐ろしい光景だけでなく、プルリルに向かい音楽を鳴らすと優雅にダンスをしてみせるという可愛らしい面も見られる。
調査レベル次第ではあるが海底に沈んだ古代遺跡の周辺に群れで生息する様子が確認でき、ソード・シールドの図鑑説明の信ぴょう性が高くなった。
このように方々でやけにおっかない生態が目立つが、実はプルリル・ブルンゲルは当初はみずタイプ単体として予定されており、ぱっと見でゴーストタイプが付いているとは思えないようなデザインなのはそのためである。
後からゲームバランスのためにゴーストタイプを追加され、図鑑説明も恐ろしい内容にされたためにデザイナーさんは「どうしてこうなった」と凹んでしまったらしい。
ソード・シールドまでブルンゲルと共に唯一のみず・ゴースト複合の系統だったがLEGENDSアルセウスでイダイトウが登場した。
アニメのプルリル
シューティーのプルリル
CV: 福圓美里
BW編10話にて、シューティーの手持ちとして登場。性別は♂。
同話のサブタイトル通り、強力なポケモンとしてサトシの手持ちを2体倒すなどの活躍を見せた。
特にのろわれボディの影響を受けたツタージャの顔は、当時視聴者にトラウマもののインパクトを残した。
だが、その後の出番は一切無しという謎を残している。メンバーから外してしまったのだろうか?
ムサシのプルリル
CV: たかはし智秋
BW2エピソードN2話から登場。性別は♀。
オペレーション・テンペスト頓挫後、イッシュ地方に戻ってきたムサシが連れてきたのだが、ゲットの経緯は一切不明。
ムサシにとっては初のゴーストタイプのポケモンだが、当の彼女はコロモリを多用していたためプルリルの出番はかなり少ない。コジロウのモロバレル同様、参戦が遅かった上、BW終了時にはイッシュ地方での行動の成果としてサカキにあっさり献上されてしまった。そのため、ロケット団の手持ちの中で最も不遇なポケモンとされている。
しかしモロバレルとタッグだったとはいえ、あのピカチュウを一度は戦闘不能に追いやったロケット団初のポケモンであるため、全く活躍がなかったわけではない。
使用技は「しろいきり」「サイコキネシス」「バブルこうせん」「シャドーボール」。