初期状態。髪型は一本結び。この時点では早乙女好雄的ポジのサポートキャラ。
ヤンデレ状態のいわゆる「闇子」。むしろ中二病なのかもしれない?
最終形態のときめき状態。髪型はポニーテール。こうなるともう完全に主人公の嫁状態である。
声:福圓美里
概要
5月13日生まれ、血液型O型。身長165cm。
スリーサイズ:B86/W55/H84(1年目)、B87/W55/H84(2年目)、B87/W55/H85(3年目)
主人公の幼馴染。
恋のお手伝いもしてくれる親切な女の子だが…。
都子は『闇子(やみこ)』等の愛称で親しまれ、ヒロインとしては隠しキャラ(とはいってもゲーム中で最初に登場するヒロインで、最初から「デートしようぜ」という選択肢があるため隠す気は全く無いことがバレバレであるが)にも関わらず、イラストが多い。
ゲーム内では主人公との関係に応じて髪型(および精神状態)が三変化するため、描き手の好みで髪型が選べるというメリットがある。
シリーズ初のヤンデレヒロイン
都子に女の子の評価を聞くときに「デートしようぜ」という選択肢が存在するのは前述の通りだが、数回繰り返すことによってようやくデートすることが出来るようになる。そこで主人公の空気の読めなさと鈍感さから彼女を傷つけてしまい、ヤンデレ状態に陥ってしまう。
こうなると他の女の子の情報は教えてくれなくなり、お小遣い(リッチ)も貰えなくなってしまう。さらに彼女の特技で他ヒロインの傷心度も上がりまくるという事態にもなる。
ときメモ4発売直前にこの情報が明らかになると一気に話題が集まり、これ目当てで購入するユーザーもいたという。
しかしヤンデレといっても、某作品のような血みどろの展開になることは無いのでご安心を(レイプ目にもなっていないし、他ヒロインに危害を加えるようなことも無い。強いて言うならヤンデレ予備軍といったところか)。むしろ言動を良く見ると主人公への想いが強いことが解るので、見ようによっては完全に暗黒面に堕ちてはおらず、「主人公の気を引きたいための演技」又は「いじけて中二病になっただけ」とも解釈できたりする。
だが強烈なインパクトを放ったこのヤンデレ状態ですら、実は後述するときめき状態への中継点に過ぎなかったことが、後に明らかとなる。
真のメインヒロイン?
なお、都子ルートに突入してヤンデレ状態から立ち直って一度ときめき状態(髪型がポニーテールの所謂「デレ子」)になると……。
・相変わらず他の女の子の情報は教えてくれない(お小遣いは貰えるようになるが)。
・新しい女の子が登場しても連絡は出来ない(都子が電話番号を教えてくれないから。唯一の例外は隠しキャラの七河瑠依で、彼女だけは直接教えてくれる)。
・新しい女の子とデートが出来ないので、勝手に傷ついて爆弾が作られてしまう。
・主人公が他の女の子の所に行こうとすると、「うさぎさん」の妨害を受けてしまう。
・下校時も、他の女の子と帰ろうとするとうさぎさんの妨害を受ける。
・デートにも行けず電話も出来ないため、シリーズ伝統の「爆弾処理」が極めて困難になり、あえなく爆弾は爆発、全員の評価が下がってしまう。
・しかし都子本人は「私はそんな噂気にしないから」と優しい言葉をかけてくれる(友好度・ときめき度は下がらない)。つまり、都子には爆弾は全く通用しない(爆弾処理の必要すらない)。
・おまけに都子はデートに誘われれば絶対断らない上、友好度・ときめき度が下がる選択肢は殆ど存在しない。
・従って、他の女の子とは仲良く出来ないが都子の友好度・ときめき度はとにかく上がりっぱなしという、「都子無双」状態となる(一部では「ミヤプラス」と揶揄されることも)。
つまり、都子はときメモヒロインのくせに(しかも名目上はサポートキャラ)、ときメモの爆弾処理、n股デート、電話でのやり取りなどの伝統システムに真正面から喧嘩を売って完全勝利してしまうという、ときメモ史上最強と言っても過言ではないチートヒロインなのである。何しろ他のヒロイン全員が空気になってしまうのだから……(「伝説の樹の番人」の異名を持つ星川真希ですら完全にスルー出来てしまえる)。ちなみにうさぎさんの妨害を突破して爆弾処理デートを行うと、ちょっとヤンデレ入った都子を見ることが出来たりする。
しかし狙わなければサポートキャラ(友達ポジション)のままで他ヒロインの攻略を妨害するようなことは無いので、そこは安心していい(ただし、他ヒロインエンディングだと都子は卒業後行方不明になってしまう。そのために都子しかクリア出来ないという人も多い)。
ときメモ4と同時発売のOVA『始まりのファインダー』の都子の紹介には、好きなタイプは「いつも私だけを見てくれる人」とあるので、都子ルートはまさしくそれを体現しているといえよう。
プレイヤーが都子を攻略したつもりが、実は逆にプレイヤーが都子に攻略されていたと言ってもあながち嘘ではなかったりする。
都子……恐ろしい子……。
更に、設定・ゲーム中でも……。
・両親がきらめき高校の卒業生で、伝説の体現者である(初代ときメモの古式ゆかりも同様である)。
・ゲーム中に伝説の樹の名前を出した最初のヒロインである。
・皐月優を除く他のヒロインが知らなかった伝説の樹の話を正確に知っている。
・主人公の幼馴染であることから、歴代ときメモメインヒロインには必須と言われる幼少時代の思い出イベントが存在する(本来のメインヒロインは幼馴染では無いため、思い出イベントは存在しない)。
幼少時代の都子(通称「みやちゃん」)。ここでは髪型はツインテール。
・パラメータ上昇によるときめき度上昇率も、同じ数値ならば実は本来のメインヒロインよりも都子の方が上昇率が高い(しかも、前述のように都子のときめき度は下げる方が非常に難しい)。
・お弁当イベントが4回もあり(普通時2回、ヤンデレ時1回、ときめき時1回)、主人公も都子の料理の腕前が上手であることを知っている(主人公の母親も、都子に肉じゃがの味を教えていたりする)。
・ゲームの中で使用されているイラストとバイノーラルイベントの数が全ヒロインの中で一番多い。
・主人公が運動部に入った場合、必ずその部のマネージャーになる。
・ゲームを開始して、主人公の名前を入力する時に一番最初に登場するヒロインである。そして都子を攻略するための選択肢も最初から用意されているため、最初から攻略対象と宣言してるも同然である。
・主人公のお小遣い(リッチ)は都子経由で支払われるのだが、これは主人公の両親が都子に絶対なる信頼を置いている何よりの証拠である(主人公の両親も「都子ちゃんが嫁に来てくれたら……」という発言をしているシーンがある)。
・戦闘時のカットインが全ヒロインの中で唯一二種類用意されている(ヤンデレ状態orときめき状態)。またパーティードレスも都子だけ二種類用意されている。
・エンディング後のカットの演出が、都子だけ特別なものになっている。
更に更に、メディアミックス展開でも……。
・ときメモ4発売の時期に都子だけ公式で、コミックマーケット77のゲーマガブースにて抱き枕カバーが発売された。
・公式サイトの隠し壁紙で、都子だけキャラ単独の壁紙が公開された(しかも二種類)。
・電撃マ王のコミカライズ版『ときめきメモリアル4 Stand by me』では都子がメインヒロインだった(当然都子ルートとして描かれており、最終的には主人公と事実上の恋人関係となった。ちなみにこの件は『クイズマジックアカデミーVII』の「ヒロイン検定」でも四択クイズとして出題された)。
・コナミネットDXの「ときめきメモリアルメールドラマ」でも、藤崎詩織や陽ノ下光らの歴代メインヒロインと並んで登場したのは都子だった(ちなみに他に登場しているのは初代の虹野沙希、『OnlyLove』の天宮小百合。3が登場していないあたりに恣意的なものを感じるが)。
・コナミスタイルで発売されているキーホルダー及びピンズは、都子本人では無いが彼女の関連アイテムである「包帯うさぎ」だった。
と、完全に本来のメインヒロインを喰ってしまっていた。また各地の人気投票サイトでも非常に人気が高く、プロデューサーのメタルユーキも「都子だけがずば抜けて人気で、他のキャラが平均的に並んでる」と語っていた。
名目上どうあれ、強烈なインパクトを放っている事に加え、主人公の幼馴染という立ち位置やキャラクター性、そしてイベントまでもがどこまでも「ときメモのメインヒロイン」なのでしょうがない。「真のメインヒロイン」などと呼ばれていたりする。
というか、「どう見てもメインヒロインです、本当にありがとうございました」。
そのせいでメインヒロインがメインヒロイン(笑)になっちゃったけど。
余談ではあるが、ときメモ4のモバイル版のメインヒロイン・井ノ倉葵歩も主人公の幼馴染だったりする。
「ときメモのメインヒロイン=主人公の幼馴染」の公式は受け継がれているのだろうか。
余談
ときめきメモリアル2の幼馴染の名前が陽ノ下光
そして、大倉都子をひらがなにして並び替えて変換すると大暗闇子
……光と闇、やっぱり名前は狙ったんだろうか。しかし人気という意味では本来のメインヒロインを差し置いて日に当たり続けているのだが。
ちなみに、彼女がヒロインである電撃マ王でのコミカライズ版の主人公の名前は「永井輝明」であり、こちらも光属性っぽい名前である。
また、何気に戦闘力も高かったりする。
バストは実はときメモ4ヒロインの中では柳冨美子、エリサ・D・鳴瀬(共に88cm)に次いで三番目(86~87cm)に大きかったりする。更にウェストは55cmなので、スタイル抜群と言わざるを得ないであろう。
都子の声優の福圓美里は、オーディション時にヤンデレ状態の演技力が他の誰よりも抜きん出ていた事から都子役に起用されたという逸話がある。実際はときめき状態のバイノーラル音声も破壊力抜群で、「バイノーラル女王」とも呼ばれていた。