概要
1991年にNMKが開発し、初めて自社販売した業務用横スクロールシューティングゲーム。インストラクションカードにある表記は「KAWAUSO & TSUCHIBUTA IN HACHA MECHA FIGHTER」。全8ステージで周回要素あり。2P同時プレイ可能。
遊園地を占拠し悪事を働くうさぎを懲らしめるために村の代表のかわうそ(1プレイヤー)とツチブタ(2プレイヤー)がレシプロ機に乗り込んで戦うが、機体の下部からは下半身が飛び出ており、脚をブラブラさせながら飛行する(地面に接地させると自力で走る)。自機の当たり判定は上半身のみだが、敵が総じて硬い上に敵弾の速度も速いため、キャラの可愛さや軽快でポップな音楽とは裏腹にゲームの難易度は非常に高い。
2021年にはニンテンドースイッチ/プレイステーション4対応のアーケードアーカイブスのラインナップとして配信を開始。家庭用移植版としては初の移植となった。
ゲームシステム
操作系は8方向レバー+2ボタン。ボタンはそれぞれショットを撃つ「攻げき」ボタンと回数制限のある緊急回避手段の「びっぐ」ボタンに割り当てられる。
アイテムの「おぷしょん」を取ると自機の移動と攻撃に同調するオプションが最大4機まで付き、「つおい」を取ると自弾である魚介類がウニ→ヒトデ→巻貝→イカ→鯛→カニ→マンボウに変化していく(ツチブタは野菜を発射し、栗→トマト→サツマイモ→だいこん→ザボン→カボチャ→桜島大根の順に強くなる)。また、コンティニュー時には1つ取るだけでフルパワーアップする「すぺしゃるつおい」も出現する。ただし、ミスをするとショットが1段階パワーダウンし、オプションの数も1つ減ってしまう。
なお、「びっぐ」は「ふらわあ」という花の形をしたボーナスアイアテムを5個取得すると出現し、最大8回分までストック可能。発動すると自機が3-4秒間ほど巨大化し、無敵状態になる。その間は体当たりで敵にダメージを与え、ショットも発射できるが、元の大きさに戻ると共に無敵も瞬時に解除されるため、油断は禁物。ちなみにミス時にストック数が3個以下の場合は3個に補充され、3個以上の場合はそのまま持ち越しとなる。
スコア稼ぎ要素について
NMKの作品は様々なスコア稼ぎの要素を盛り込むことで知られているが、本作とて例外ではなく、画面の右端に移動、または地上に接地した状態でレバーを入れっぱなしにしているとタイトーの『ナイトストライカー』に於ける走行ポイントのように点数が加算されていくフィーチャーがある。しかも両方は独立しているらしく、レバーを右下に入れっぱなしにし続けるとより高い点数が加算されていくことになる。ただし右にスクロールするゲーム故、初見でやるのは無謀である。
また、ステージの道中には得点アイテムの果物(ステージによって種類は異なる)が出現し、ステージクリア時には取得数に応じてボーナスが加算されていくが、果物を1つも取らずにクリアすると100万点ボーナスが加算される。
関連イラスト
関連タグ
ハチャメチャファイター - 表記ゆれ。(ゲームタイトル画面、インストカードともに英語表記であるため、日本語表記はひらがな・カタカナの何れか判然としなかったが、2017年にハムスターが権利を取得した際の記事はひらがなの「はちゃめちゃ」であった)