リヴィア・メディロス
りゔぃあめでぃろす
「八雲みたま、アナタもまた那由多の呪いを願った魔法少女だね」
「みーんな私の可愛い教え子やからなぁ」
概要
ピュエラケア(出張調整屋)として神浜に来た、みたまに先生と呼ばれる魔法少女。
調整をしながら全国各地を回り、魔女と戦えずとも才能がある少女に調整技術を伝えてきた。
その素性は謎が多く、周囲に彼女の過去を知る者は誰もいない。
人物像
メインストーリー第2部『集結の百禍編』から登場する魔法少女(存在自体は以前から示唆されていた)。全世界に存在する魔法少女に協力している出張調整屋。
紫と青を基調としたエキゾチックな内装のキャンピングカーらしきものがアジトの模様(狭い上にトレーラーハウス部分のバスルームはシャワーしか無く、本人は湯船につかりたくてしょうが無いらしい)。
このトレーラーハウスは彼女がコツコツと改装を重ね造り上げた愛車。ホーム台詞で聞き手をドライブに誘い助手席に乗るように薦めるものがあることから、彼女はこの車の運転手でもあることになる。日本では牽引される側の重量が750kg未満なら、牽引免許でない通常の自動車免許でキャンピングカーを運転できる。取得可能年齢から、おそらく彼女は18才以上ということになる。
褐色肌の眼鏡美女で関西弁をしゃべる。フルネーム等からも日本国外にルーツを持つことが示されているが、民族などは明言されていない。「関西弁はコミュニケーションを円滑にするために覚えた」とする趣旨の発言もしており、その他「リアルな死んだふり芸」などのしょーもないボケとツッコミのスキルを有する。
「メディロス」がポルトガル系の姓であることと容姿から推測すると、ルーツはブラジルである可能性がある。
両親が「母国へ帰された」と言っていることから、彼女が日本生まれの場合、二世ということになる。
後述の個人ストーリー内で、「今でも1人ならお天道様に祈っている」と発言している。日本生まれ日本育ちの場合は、日本的な宗教観を受容したとも考えられる。が、インカ文化圏では現在でもインティ・ライミという太陽神の祭りが行われている。
メソ・アメリカや南米では20世紀頃からかつて禁じられていたキリスト教伝来前の神話・信仰が復興しており、そうした土着宗教に基づく信仰がイメージベースであるのかもしれない。
日の出ない夜には祈らないものの、天道という言葉について「あながち間違いじゃない」という言い方もしており文字通りの太陽(神)信仰ではなく、比喩に近いもののようだ。
また、覚醒台詞では「全ては万物のため、それを司る宇宙のため」「大いなる意思の僕になる」という発言をしている(「天道」には「天の理」的なニュアンスもある)。
みたまを含む他の調整屋からは「先生」と呼ばれている。二木市の魔法少女を調整することが多いが、あくまで客として接しており、彼女は中立を信条とするため神浜の魔法少女たちに、もし調整の依頼を受けることがあれば引き受けると公言し、実際に第2章第2話ではプロミストブラッドとの戦いで負傷した時女静香を治療し、番外編では神浜マギアユニオンのメンバーの一人である水波レナを調整しており有言実行していた(しかし途中からセクハラしていた)。そのため弟子の一人でありながら神浜マギアユニオンに肩入れする八雲みたまとはそりがあわない。しかし、根から嫌っているわけでもなく、みたまからミラーズランキングの告知が回って来た時は、まんざらでもない態度を取っていた。お祭りは別ということだろうか。
魔法少女として
色黒・ストッキング・黒を基調としたスカートの短い燕尾服と何かとみたまと正反対なデザインになっている。
実戦に不得手なみたまと違い実力も高く、ある程度戦闘もこなせるらしい。武器は何でも出てくるシルクハット。つばの部分を持ってブーメランのように投擲したり、中から得体の知れないエネルギー体をぶつけたり。本人曰く「マジック」らしい。
調整屋として活動するほか、戦う力を持たない魔法少女に魔女と戦う術を教える事もしている。彼女がみたまの師となったのもこの縁による。
ゲーム上の性能
ディスク構成
Accele | Blast(縦方向) | Blast(横方向) | Charge |
---|---|---|---|
×2 | ×1 | ×1 | ×1 |
最大ステータス
レアリティ | レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|---|
★4 | Lv.80 | 22281 | 6653 | 6117 |
★5 | Lv.100 | 28088 | 8400 | 7710 |
コネクト「こんなん一時の戯れやわ」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★4 | 攻撃力UP[Ⅶ]& 敵状態異常時ダメージUP[Ⅳ] & 必ず呪い |
★5 | 攻撃力UP[Ⅸ]& 敵状態異常時ダメージUP[Ⅵ]& 必ず呪い |
マギア「極楽魔法遊戯」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★4 | 敵全体にダメージ[Ⅴ]& 状態異常耐性DOWN & 防御DOWN(敵全/3T) |
★5 | 敵全体にダメージ[Ⅶ]& 状態異常耐性DOWN & 防御DOWN(敵全/3T) |
専用メモリア「祝福をあなたに」
祝福の声が包み込む教会
ベールをめくって、唇で誓いを立てて、ブーケでエールを送る
私は知らない振りをして、冷めた目で流すつもりだったのに、
大切に想ったから、愛は歪んでしまった。
基本データ
レアリティ | ★3 |
---|---|
タイプ | スキル |
装備可能 | リヴィア・メディロス |
イラストレーター | くらは |
ステータス
レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|
Lv.1 | 430 | 0 | 510 |
Lv.20 | |||
Lv.40 |
スキル「マギアウォール」
特殊能力 | 効果 | 発動ターン |
---|---|---|
通常 | ダメージカット状態[Ⅲ]&マギアダメージアップ[Ⅲ](自/3T) | 7 |
限界突破 |
活躍
メインストーリー第2部『集結の百禍編』
第1章『前書きは靴音と一緒に』
いろは達を襲撃した後の煌里ひかるの調整を行った。
尚、PROMISED BLOODに他の町の魔法少女たちが神浜市に続々と集まっている事を教えている模様。
またPROMISED BLOODが電波望遠鏡と観覧車平原に向かった最中にラビと呼ばれる謎の魔法少女と接触し、その際に共に現場へ挨拶に向かうと言う。
第4話では終盤でメンバーの篠目ヨヅル、佐和月出里と共にみたまと再会。みたまが中立を破ったと聞き、みたまを調整屋の面汚しと叱る。本人らは結構前から神浜に来ていたが挨拶するタイミングを見計らっていたとのこと。
第8章『夢のなごりに芽吹く花』
先のユニオンと時女一族、プロミストブラッドとの戦いで重傷を負ったかごめに代わり、罪滅ぼしとしてピュエラケア総出で魔法少女への取材を担当する事に。また調整により午前0時のフォークロアの拠点を割り出してもいる。
そして魔法少女を世間に広めるきっかけを掴むべく、那由他と太助の親子の話をラビと共に聞いた。
魔法少女ストーリー
リヴィアの素性を知りたい何者かに彼女が返答するという流れである。
第1話「簡単には話さない」
- リヴィアは自分の素性についてを聞かれるも、心がすり減ってしまうからと語らず、代わりに自分達ピュエラケアというチームについてを掻い摘んで話す。リヴィア自身の事については調整ができる魔法少女とそうでない者の違いについて、リヴィアは「大変なことを願った少女が魔女と戦えない体で生まれる」すなわち呪いのような願いで生まれた者が調整屋としての素質があるとリヴィアは仮説を立てており、そういう魔法少女に生きる術として魔法少女の調整を教えている。ただいくら最低な願いであっても普通に魔女と戦える魔法少女は沢山いるとも言っている。
- また、月出里とヨヅルの2人の従者は学校に通っているらしく、本人は保護者のような存在らしいので少なくとも彼女は学生ではないらしい。
第2話「連れ歩く者について」
- 買い出しから戻ってきた月出里とヨヅルが難儀している所を見て、「あの子らには、私が生きとる間にもう少し成長してもらわなな…」と意味深な発言をする。何故ならヨヅルは失った優しさ、月出里は言葉を取り戻す必要があるからである。この事からリヴィアは2人の事を想ってると感じるだろうが、当の2人からは「先生は思いやりをもたない」と言われており、自覚のある本人からは自分の表面上の部分に過ぎない。じゃあ2人に対する思いやりのようなものはなにか、と聞かれるとリヴィアは「目的のため」「お天道様のため」と言い、今でも一人の時は天空に祈りを捧げているとのこと。そう告げた今の時間帯はもう夜だったが。
第3話「聞いておいて欲しいこと」
- リヴィアが日光浴している間に寝てしまい、涙を流していた所でヨヅルにハンカチを手渡される。リヴィア曰く調整屋で寝ながら泣かないヤツはいないとのこと。直後、無くしたはずの大事な指輪を月出里に拾って貰う。その指輪はリヴィアの宝物で自分への戒めでこの世における在り方を決めたもので、お天道様のために生きる理由でもあるという…
- そしてリヴィアは、どれだけ辛い人生でも恨みたくなるような相手がいても光明が見出せない狭間にあっても悪い方に流れず、難局を乗り越える為に己を殺さず、堪え難い恨みの感情を呪いで晴らさず、光が無くても闇に希望を見出すなと告げる。魔法少女は希望の中から生まれ、辛い宿命を希望で乗り越えるよう出来ているからである。
- 加えて皆無意識に綺麗な物を汚すのも自分が汚れるのも簡単な事を知っており、綺麗な物を羨み時に憎くなるから自分から汚れるような真似は止め心が綺麗で希望を持っている子を見つけたら寄り添えと告げた。ここで予約を入れた魔法少女が来る頃なので、リヴィアの話は終わるのだが当ストーリーの話相手が来ると結構喋ってしまうので、先の話はしばらく秘密にし、時が来れば自分の事を詳しく話すとのこと。
- 最後にその相手に対し、どれだけ辛くても立ち上がれるほど強く生きる事を約束させ、自分のように落ちるのは簡単なので誰に頼ろうがプライドを捨てようが前を見ろと言い残した。
期間限定イベント
ハコの魔女に操られて集団自殺を目論む人々を抑えこんでいたところ、まどか達がそこに現れ魔女退治を彼女達に託す。
たまたま本作の舞台である別荘の近くを訪れており、飛び込みの客であるクシュとさやかが連れてきたポン太を調べ、彼にかかっている魔法と記憶についてを二人に教える。
後に海の向こうの小島に行きたいポン太とさやかの為、みたまの師匠のメンツにかけてさやかを海向きのバージョンに調整し、ポン太に防水加工も施す。
魔法少女になりたてで、戦えないのに何の感謝も見返りもないヨヅルを見かねてスカウトした経緯が語られる。
調整によってヨヅルの過去を知っており、彼女からは亡き母に似ていると嫌悪されるも繋がりのある魔女を率いてヨヅルを魔女から救い、戦えないなら自分の事を理解し、生き抜くための最善を見抜けと諭し弟子に迎え入れた。
関連動画
余談
上記のストーリーでもわかるように現時点で(ごく一部の者とまだ実装されてない者を除いて)唯一、個人ストーリー内でも願い事が明かされていない。
おそらくは専用メモリアの文面と関係しているかと思われるが現時点で詳細は不明。
しかし、素性等に不明瞭な部分が多い点やこれまでの情報、さらに劇中でちょいちょい見かける何らかの伏線を思わせる描写から、彼女の存在が何らかの形で今後の物語に大きく関わっていくのは想像に難くないだろう。