チューナーモンスター
ちゅーなーもんすたー
概要
チューナーモンスターは、『遊戯王5D's』に登場する、シンクロ召喚に必要なモンスターの総称。
単に「チューナー」とも呼ばれる。
シンクロモンスターを召喚するための素材となるモンスター。
カードに「○○族・チューナー」と書かれているものが該当する。
「通常」・「効果」・「特殊召喚」などの「モンスターの種類」からは独立したステータスで、上記の他にも「シンクロ」・「融合」・「儀式」・「ペンデュラム」のチューナーモンスターが存在する。
シンクロ召喚の性質上、レベルを持たないモンスター種のチューナーは存在しない。
基本的な使い方
OCGにおけるシンクロ召喚には基本的にチューナー1体とチューナー以外のモンスターが1体以上必要となる。
特に、「チューナー」の使用は前提とされ、ジャンク・ウォリアーのようにチューナーを特定のカードで指定している場合に、チューナー以外のモンスターでカード名をコピーしてもチューナーの代わりには出来ない。
例外的にチューナーを複数体要求するものも存在する他、チューナーのみでのシンクロ召喚やそういう指定が無くともチューナーを複数使ったシンクロ召喚が可能なシンクロモンスターも存在する。
チューニングと口上
アニメや漫画では召喚時に、「レベル○の(モンスター名)に、レベル○の(チューナー名)をチューニング」という言い回しを使う。
例:レベル2のボルト・ヘッジホッグにレベル3のジャンク・シンクロンをチューニング!
この「チューニング」が実際にどんな行為なのかは説明されていないが、アニメだと決闘者がこう叫ぶと同時に、チューナーモンスターがレベルの数ぶんの光の輪に変わり、チューナーでないモンスターたちがその輪をくぐる。そして、チューナーでないモンスターたちが一筋の光線に変わり、その中からシンクロモンスターが登場する……という流れでシンクロ召喚が行われる。
チューニングの口上はどのシンクロモンスターでも共通だが、メインキャラのシンクロモンスターやゲストキャラの切り札となるシンクロモンスターにはそれぞれ固有の台詞が追加される。
上で挙げた例だと、「集いし星が新たな力を呼び起こす。光り差す道となれ! シンクロ召喚! 出でよ、ジャンク・ウォリアー!」となる。
特殊なチューナーモンスター
ペンデュラムチューナー
チューナーでもあるペンデュラムモンスターの総称。9期に初登場。
マスタールール3の時期では、毎ターンにエクストラデッキからのペンデュラム召喚で即座にシンクロ召喚の準備を整えられる点が強く、登場初期は何らかのデメリットで使用し辛く調整されていた。
OCGの9期での登場は早かったものの、アニメ遊戯王ARC-Vでは最後のデュエルでのEMオッドアイズ・シンクロンが登場するまでチューナーを持つペンデュラムモンスターが使われていなかった。
融合チューナー
チューナーでもある融合モンスターの事。10期に初登場。
10期でのテセウスの魔棲物と、11期から登場の魔鍵召獣-アンシャラボラスと無の畢竟オールヴェインの3体が存在する。
もっともレベルが高いテセウスの魔棲物でもレベル5であり、共通して簡易融合に対応している。さらに、魔鍵召獣-アンシャラボラス以外の2体は簡素融合にも対応している。
記事のあるチューナーモンスターの一覧
レベル1
レベル2
レベル3
レベル5
レベル8
記事のあるシンクロチューナーの一覧
レベル2
余談
シンクロ素材モンスターのレベルを合計することで召喚できるシンクロモンスターのレベルが決定するため、チューナーには低級モンスターが多い傾向がある。
『遊戯王5D's』の作中ではチューナーを使い、鮮やかにシンクロ召喚されているが、
実際にデュエルをやってみると、手札や場にチューナーがいないからシンクロ召喚できない、
逆にチューナーしかないからシンクロ召喚できない、と言った事態も起こりうる。
シンクロ召喚主体のデッキでは、チューナーとそれ以外のモンスターのバランスが重要である。
チューナーが初登場してから5年以上経つ今でも、単体でもアタッカーや除去要員として活用できるチューナーが数えるほどしか存在しないのも問題で、特殊召喚メタモンスターや召喚回数を制限するカードの発動を一度でも許すと非常に厳しい。