「今こそ、究極の力をこの手に…!」
CV:増谷康紀
プロフィール
身長206cm(巨大化時54.0m)
体重100kg(巨大化時26.0t)
概要
宇宙拳法の使い手として知られるパチャカマック一族の第12代目。
彼の先祖に当たる初代パチャカマックは獣拳の開祖であるブルーサ・イーのうわさを聞きつけ、道場破りに来た際200日にも及ぶ激戦を繰り広げたが僅差で敗北。ブルーサの激気と強さに敬意を表し、自身の奥義「宇宙拳法究極の力」を地球に封印。封印の鍵である赤と青の玉をブルーサに託し、宇宙へ帰る誇り高き拳士であった。
しかし12代目の子孫である彼は「自分が楽しめることが唯一正しい事」と考える非常に傲慢な性格で、その凶暴さゆえに惑星イスラに封印されていた。
しかし『ボウケンジャー』最終回で宇宙に旅立った明石暁と西堀さくらがイスラに降り立ち、封印を解いてしまった事で復活。さくらに憑依し人質にすると明石を脅迫し、「究極の力」を手に入れるために地球に現れた。
手始めにスクラッチに保管されていた赤い玉を巡って争う風のシズカとボウケンジャー、ゲキレンジャーに乗じて赤石に玉を奪わせ、青い玉が封印されていた臨獣殿にダイボイジャーで乗り込み究極の力を餌に理央とメレを仲間に引き入れた。
南米の神殿で自分自身の封印を解除し、究極の力を手に入れると理央とメレ、獣人バーカーに力を分け与えると同時に洗脳。
自身の力を見せつけるために街中で暴れ回り、駆けつけたゲキレンジャーとボウケンジャーを究極の力で発生させた四本の腕と宇宙拳秘儀「彗星激突」で苦しめる。
しかし冒険スピリッツとワキワキを理解したスーパーゲキレッドとアクセルテクターを装着したボウケンレッドの合体技・「レッドゾーンタイガー撃」によって宇宙拳秘儀「惑星直列」を破られたところにボウケンジャー、ゲキレンジャー11人の合体技「轟轟激気激気シュート」で大ダメージを受けるもなんとか耐え切り、自力で巨大化。
月面へと逃亡し地球を丸ごと吹きとばそうとする。アルティメットダイボウケン、ゴーゴーボイジャーに乗ってきたゲキトージャウルフ、ゲキバットファイヤーが後を追ってくるが、放たれた「アルティメットブラスター」をも回避し、巨大化によってさらに高まった宇宙拳法究極の力でこれを圧倒。
しかし、トドメを刺そうとしたところへ操られた借りを返しにやって来たリンライオンとリンカメレオンが駆け付ける。ゴウの呼びかけでゲキトージャウルフと合体して誕生したゲキリントージャウルフの激臨剣で背中の二本の腕を破壊され、大聖剣斬り、激臨狼狼剣、頑頑ナックル落としを受け「宇宙最強のこの私がーー!」と叫びながら爆散した。
かくして散った12世だが、のちに後継者のパチャカマック13世が登場している。
余談
声を担当した増谷康紀氏はゲキレンジャー同様動物スーパー戦隊である『百獣戦隊ガオレンジャー』にてドロドロの声を担当しており、スーパー戦隊シリーズへの出演は6年ぶり。また、4年後の『海賊戦隊ゴーカイジャー』にて先述のパチャカマック13世の声を担当した。
名前の由来になったパチャカマックとはインカ帝国の創世神話に登場する創造神の事。
『ボウケンジャー』の世界観からマヤ文明やインカ帝国の要素を、その意匠を胸の顔に落とし込むことで『ゲキレンジャー』の臨獣拳士風に仕立て上げ、双方に親和性のある秀逸なデザインに仕上がっている。
また、誰も想像だにしない拳法を使うことから「腕を伸ばす」拳法が考え出され、ラフ段階では頭から腕が伸びるギミックで考えられていたが、スーツでは維持が難しいため実物では肩からの腕に変更された。
関連タグ
海賊戦隊ゴーカイジャー - パチャカマック13世は宇宙帝国ザンギャックに下り行動隊長になっている。
戦隊VSシリーズ敵キャラリンク
時の魔神クロノス←パチャカマック12世/臨獣ヒポポタマス拳バーカー→ヌンチャクバンキ/臨獣トータス拳メカ