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初代アニメ版スパイダーマンの編集履歴

2022-04-19 23:55:29 バージョン

初代アニメ版スパイダーマン

しょだいあにめばんすぱいだーまん

1967年にテレビ放送されたTVアニメシリーズを指す。

概要

元々はカナダとの共同制作によって全3シリーズ全52話まで放送されたアニメ作品。

この作品のキャラクターデザインは、1963年のコミックを元に作られている。

スパイダーマンが驚く台詞『何て事だ!(Wallopin' Web Snappers)』は、アメリカの中で有名な単語である。

ただしそれだけではない、この作品の1枚の絵が改造された形(スパイダーマンの首を長くする等)でSNSに拡散されていて、ミーム汚染は今でも続いている。

ちなみに本作のコスチュームのクモマークは6本足で、回によっては8本足になっている。


テーマソングと劇伴BGMと効果音

本作で使われているテーマソングは、映画などで使われるなど有名である。

そして本作で使われている劇伴BGMでは、シーズン1ではレイ・エリスが手掛けたオリジナル、シーズン2以降では4か所の音楽ライブラリを流用している。中でもKPMは一番有名な音楽ライブラリで他の海外アニメでも使われており、アベンジャーズなどが活躍しているアニメ『マーベル・スーパーヒーローズ(まんがスーパー大集合)』でも使われている。それらのKPM音源は、Youtubeで視聴できるものもあったりなかったりする。

効果音ではハンナ・バーベラなどでよく聞かれる音が多い、これらはCD・レコードにも収録されている事がある。

また、1970年代放送時の日本語版テーマが存在していたようだが、1980年代の放送になってからは英語版テーマになっている。

テーマソングの日本語版歌詞は2つ存在するが、字幕版はドキュメンタリーDVD「アメリカンコミックス・スーパーヒーロークロニクル」、実際に歌われたバージョンは「3ばか大将 チンパン探偵ムッシュバラバラ」に収録されている。日本語版主題歌については、同人作家のあべとおるが発掘し、SoundCloudにアップロードされていた(現在は削除されているが、一部の動画サイトで視聴可能)。


日本での放送

日本では、東京キー局および地方局やテレビ東京で放送された。

最初の1種類目は東京12チャンネルで1971年(全話放送したと思われるが不明)、2種類目は独立局で既に1981年から1990年代後半まで放送していた(関東地方の場合はチバテレビ(1987年)、テレ玉(1989年)、テレビ神奈川(1997年頃、夕方枠))。両者共にトランスグローバルの制作・配給だったが、3種類目は2004年から時期不明にかけて森川智之による東北新社邦訳版がCSで放送された。

アニメ映画「スパイダーマン:スパイダーバース」では東北新社がソニーと共同で製作しているが、声優は稲田徹だった。


吹替版の事情

1980年代以降、一部の国でMEテープを作る事案が起きている。原版音声では一部のシーンで音やセリフが遅延しているところもある。恐らく日本での昭和時代の第1吹き替え(富山敬)はMEテープ、第2吹き替え(田中秀幸)は別のBGMを使ったMEテープで収録していたと思われる。第3吹き替え版(稲田徹)では主に綺麗な原語のMEテープで収録されていた。

2018年公開のアニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』ではKPMの楽曲を再演奏したものを使用していた。彼の一人称は『僕』、過去の吹き替え版では『俺(社長の前では僕)』と言っていた。スパイダーマンが自分で『私』という言葉を使うのは新鮮だろうがネタバレは避ける。

スパイダーマンのテーマは、最初の吹き替え版ではくも人間だったが、第2吹き替え版と第3吹き替え版では英語のままスパイダーマンだった。第1吹き替え版では富山敬だが、こっちは多くの非声優が参加していたとされる。第2吹き替え版である田中秀幸では主に1980年代から活躍している声優も参加している。

第3吹き替え版では森川智之が担当、MEテープが存在しなかったため、シーズン1のBGMは別の曲に差し替えられたが、シーズン2のBGMは使われている(主にKPMなど)。

本作が初めて放送されたのは2004年7月のCS放送だが、カートゥーンネットワークは1994年版、トゥーンディズニーではアメイジングフレンズ版とアンリミテッド版を放送していた。この他、1981年版とスパイダーウーマン(スパイディの声優は異なる)が放送されたことがあるが、放送時のテレビ局は不明。

森川智之が担当したスパイダーマンは、1967年版、1981年版、アメイジングフレンズ版、1994年版、アンリミテッド版の5部作である。スパイダーウーマンがCSで放送された際、2回分のエピソードに登場したスパイディの声は別の声優が担当していた(ただしキングピンの回に登場したキングピンは同じ声優だった)。


キャラクター

メイン

デイリー・ビューグル社

ピーター・パーカー

声 - ポール・ソールズ

フリーのカメラマンで、エンパイヤ・ステート校に通っており、

既にミッドタウン高校を卒業している。

ジェイムソン

デイリー・ビューグルの社長、頑固な親父(かつての名称は新聞おやじ)。

ベティー・ブラント

ジェイムソンの秘書

ニューヨーク市警察

オマリー

ニューヨーク市警察の警部

オブライエン

ニューヨーク市警察の巡査、部下もいる

ジョージ・ステイシー

ニューヨーク市警察の警部、スパイダーマンとは命の恩人の仲。

ヴィラン

ドクター・オクトパス

かつての名称はたこ八博士、4本の機械と手と足を含めて8本。

エレクトロ

雷を扱う悪者。

グリーン・ゴブリン

かつての名称は赤鬼、被ってる物が赤色だからか?

リザード

正体はコナーズ博士、2話で息子を襲おうとしていた。

バルチャー

羽を使って空を飛ぶ男。

ライノ

中身はおっさん

サンドマン

その名の通り、砂男。

スコーピオン

かつての名称はスコルピオン、

スティルウェル博士によって作られた実験体。

キングピン

格闘の達人、というより最強の極悪人。

マグニートー博士

元々はX-MENの敵、磁石を扱う極悪人。

ヘンリー・スマイス博士

ジェイムソンに何らかの装置をやらせ、スパイダーマンを捕まえようとしたが失敗。

プロッター

ボス

特に名前はなく、姿はツルツルのハゲじじい(髭がある)

カウボーイ

名前がないが、原作ではモンタナ

オックス

この作品では珍しく、髪がある。

オリジナルヴィラン

ドクター・ノア・バディー

透明になる装置を発明した極悪人

ファントム

アンデッドモンスターの極悪人

ミス・トラブル

古本屋の元店長、パンドラの箱で神を呼び出したことがバレて逮捕された。

ドクター・ヴォン・シュリック

石油を盗む極悪人、それを盗んで"007"という小さな物を大量に作っていた。

ハエ男のスタンとリー

壁を這い廻る極悪人の兄弟、スパイダーマンではない(ジェイムソンがややこしいことをした)。

スタンの声質は高い、リーは少し違う。

オリジナルネームではヒューマン・フライだが、とてもややこしい名前。

ファンタスティック・ファキール

悪の魔術師、フルートで幻想を作っている。彼はアラビア人である。

パラフィーノ

蝋人形館の経営者、逃走した脱獄者をモデルにしたり、3人のロボットを使って罪を犯していた。

チャールズ・カメオ

世界で有名な男性俳優。変装と真似事が得意で、スパイダーマンになりきったこともある。

彼の一人称は私、相手に指図する際は『キミ』と『キミたち』。本物は、『僕』『あんた』『あんたら』と推測(旧吹き替え版では殆どの敵が『ワシ』、『貴様』と言っている)。

ハーベイ・クリベンドン

社長に呪いをかけた男で、金を盗んだのは黒人。

後半エピソードでは、コナーズ博士を監禁するように兵士に命令していた。

デスペラード

空を飛ぶ馬に乗った犯罪者、銃を持っている。

特徴は白いカウボーイ、赤いマスク、白いメガネ。

キャロル

クモのパワーが使える少女

コテップ

悪魔の魔法使い

クライブ

映画監督、物を飲み込む怪物を作った男。

コガ

チャイナの服を着た男。


コナーズ博士の家族

グレース・コナーズ夫人

コナーズ博士の奥様

ビリー・コナーズ

コナーズ博士の息子


その他

スマーター博士

ロケットを開発している科学者。

メリージェーン・ワトソン

ピーターの恋人、本作ではステイシーの姪という設定。


吹き替え声優

吹き替えキャストはテレビ放送時の声優の順。

キャラクター東京12ch放送版独立局放送版CS放送版
ピーター・パーカー/スパイダーマン富山敬田中秀幸森川智之
ベティ・ブラント不明横尾まり不明
J・ジョナ・ジェイムソン広川太一郎北村弘一廣田行生
メリー・ジェーン・ワトソン無し不明不明
メイおばさん不明不明定岡小百合
ベンおじさん不明不明麦人
スマーター博士不明矢田稔不明
ドクター・オクトパス南利明田中康郎島香裕
グリーン・ゴブリン不明西村知道森田順平
ミステリオ不明不明?
バルチャー不明不明西川幾雄
サンドマン不明不明不明
エレクトロ不明広瀬正志不明
ライノ不明加藤治不明
スコーピオン不明不明後藤哲夫
キングピン?加藤治麦人
マット・マグニートー不明不明浦山迅
ヘンリー・スマイス不明不明?
プロッターのボス不明不明?
カウボーイ不明不明?
オックス不明不明?
ミス・トラブル不明鈴木弘子?
ドクター・フォン・シュリック不明不明不明
ファンタスティック・ファキール不明不明不明
ドクター・ノア・バディー不明不明不明
スティルウェル博士不明不明不明
ファントム不明野本礼三不明
ハエ男 スタン&リー不明広瀬正志&肝付兼太不明
コテップ不明不明不明
モルメン不明不明不明
キャロル不明不明不明
ボルトン不明不明不明
デスペラード不明広瀬正志不明
コガ不明不明不明
クライブ不明不明不明
ベジオ不明不明不明
バロン大元帥不明不明不明
グランディーニ不明不明不明
ドクター・バナス不明不明不明
マスター・ヴァイン不明不明不明
カーチス・コナーズ不明不明不明
ビリー・コナー(コナーズの息子)不明不明不明
グレース(コナーズの妻)不明不明不明
チャールズ・カメオ不明不明不明
警官姿のブルータス不明不明不明
連邦刑務所の責任者さん不明不明不明
サファイアの宝石を持ったおばさん不明不明定岡小百合
エド・サリヴァン不明不明不明
テレビスタジオの強盗不明不明不明
ネッド・ステイシー警部不明不明不明
その他郷里大輔

日本語版製作

1974年放送版(東京12ch)

※1968年11月から収録(1話「快傑くも人間の誕生」より)

1981年放送版(独立局)

  • 日本語版製作:トランスグローバル

2004年放送版(CS局)

  • 翻訳:不明
  • 演出:久保宗一郎(東北新社)
  • 日本語版製作:東北新社

スパイダーバース

コミック

これはアルティメットスパイダーマンのスパイディとマイルズが、アース67の世界に行く話。デイリービューグル社では、一本の電話で「スパイダーメンが2人も!?」とジェイムソンが大騒ぎ。ピーターはスパイディに着替えて現場へ駆けつけると、その2人に遭遇する。その後、宿敵のエレクトロ、グリーンゴブリン、バルチャー、ノア・バディを一緒にやっつけて事件を解決したのだった。

アニメ映画

スパイダーマン:スパイダーバースの終盤では、スパイダーマン2099/ミゲル(声:関智一)が科学者の女性(声:坂本真綾)からもらった次元移動装置でアース67へ向かう。到着するとそこには、1人のスパイダーマン(声:稲田徹)が立っていた。しかし「指を指すな」と大騒ぎに。


関連動画

1970年代放送時※音量注意、音割れしている。


1980年代放送以降、画質は荒い。上記よりも、この曲の方がオシャレでカッコいい。


平成時代にテレビ放映された森川智之の吹き替え版を再現した動画。


関連タグ

アメコミスパイダーマンMARVEL

アース67のスパイダーマン


関連項目

スパイダーウーマン

1979年のアニメでポール・ソールズがスパイダーマン役で再演。

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