概説
スーパーファミコンと同時発売のタイトル(ローンチタイトル)であり、ハードの性能が遺憾なく発揮されている。日本国内だけで355万本、世界全体では2000万本以上もの売り上げを達成した超大ヒット作。この作品はややリメイクされて、スーパーマリオアドバンス2にも収録されている。
隠しルートを探しだすアドベンチャーゲーム的な要素がかなり強く、新キャラ「ヨッシー」の登場によりマリオの出来る事が多くなった。
ハードはSFCに変わったものの『スーパーマリオブラザーズ』シリーズの流れを組み、テレビCMやパッケージのタイトルロゴには副題として『スーパーマリオブラザーズ4』と表記されている。ただし、公式のタイトル名は『スーパーマリオワールド』とだけ表記されている。2006年に『NEWスーパーマリオブラザーズ』が発売された事によって、初代マリオブラザーズの系譜は正式に本作で終了となった。
2001年にゲームボーイアドバンス用ゲームソフト(『スーパーマリオアドバンス2』)としてリメイクされ、完全な一人用ゲームとなった他、ルイージの性能がマリオと異なるようになった。(ジャンプの高さ、投げたファイアボールの軌道等)また、残り人数(999人に増加)がセーブされるようになった為ゲーム再開の度に残り人数を増やす作業は不要となった。
アイテム(一部)
- スーパーキノコ→スーパーマリオになる
- ファイアフラワー→ファイアマリオになれる
- マント羽根→マントマリオになれる。本作初出。
- なお、本作ではチビマリオの状態からでもフラワーや羽根を取れば、スーパーマリオの形態をパスして一発でファイアやマントを獲得できる。
- コイン→100枚で残り数が1増える
- ドラゴンコイン→5枚で1UP。1ステージに必ず5枚隠されている。6枚以上あるステージも少数あり、5枚目以降は取ると必ず1UPする。
- 1UPキノコ→プレイヤーの残り人数を1つ増やす。
- 3UPムーン→残り人数を3人増やす。滅多に出てこないレアアイテム。
- Pスイッチ(青)→踏むとさまざまな仕掛けが作動する
- Pスイッチ(銀)→踏むと一定時間敵がシルバーコインに変化、集めれば集めるほど大量に残り数を増やすことが出来る。時間切れになってもシルバーコインは画面内にある限り元(敵キャラ)に戻らない。
- ヨッシー→本作が初登場となった乗り物。敵を食ったり、二段ジャンプの足場にしたり、ダメージの身代わりにしたり大活躍。
- カギ→持ったまま「カギ穴」まで運ぶことで、通常とは異なるルートに進むことができる。
各ワールド
ワールド | 名前 | ボス | 備考 |
---|---|---|---|
ワールド1 | ヨースター島 | イギー | |
ワールド2 | ドーナツ平野 | モートン | ここから隠しゴールや秘密のコースが登場。 |
ワールド3 | バニラドーム | レミー | 地底面中心のエリア。地上にはバニラ台地もある。 |
ワールド4 | せんべい山 | ルドウィッグ | 途中にチーズブリッジ・バターブリッジ・ソーダの湖などがある。 |
ワールド5 | 迷いの森 | ロイ | 隠しゴールを見つけないと先に進めない。 |
ワールド6 | チョコレー島 | ウェンディ | |
ワールド7 | 魔王クッパの谷 | ラリー | 前座にラムネ海溝の沈没船と後にクッパ城が控える。 |
ワープゾーン | ネイティブスター | なし | コースすべてににゴールが2つある。 |
スペシャル | スペシャルコース | なし | 8つの高難易度コース。 |
圧倒的ボリューム
前作『スーパーマリオブラザーズ3』でかなりの容量を誇ったところから、さらに輪を掛けてボリュームアップが図られている。
前述した隠しルートの存在はもちろんだが、通常クリアではお目にかかれない隠しステージ(通称「裏ワールド」)が存在し、しかも表ワールド同様のステージ数を擁するという、SFC本体と同時発売された作品とは思えないほどの特大ボリュームを誇る。
裏ワールドは基本的に、表ワールドのキャラクターを一部差し替えたり、背景の色を変化させたものだが、ノコノコの甲羅の色は総入れ替えされており、基本的には厄介な色が頻繁に登場するようになっている。
あれこれ
オリジナル版 | バーチャルコンソール | |
---|---|---|
機種 | スーパーファミコン | Wii |
ジャンル | アクション | 同左 |
発売日 | 1990年11月21日(水) | 2006年12月2日(土) |
価格 | 8,000円+税 | 800Wiiポイント |
販売元 | 任天堂 | 同左 |
CERO | A(全年齢対象) |
他、Newニンテンドー3DS・WiiUでもバーチャルコンソールとして配信されニンテンドーSWITCHではNintendo Switch Online加入者限定のソフト内に収録されている。
資料動画
コマーシャル(SFC版)
コマーシャル(スーパーマリオアドバンス2)
プレイ動画(オリジナル)
プレイ動画(海外限定版)
BGM動画
関連タグ
関連項目
- バーコードバトラー:本作が専用カードゲーム化された事がある。プレイヤーはマリオとルイージのどちらかを主人公として選択し、ヨッシーとペアを組ませた上でクッパ一味に挑む。
- スーパーマリオ3Dワールド:偶然か否か3Dを足すと同シリーズの別タイトルになる。
- スーパーマリオくん:記念すべき第1巻はこのゲームソフトのコミカライズからスタートした。