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「まさかココまで たどり着くなんて、

 キミもしつこいねぇ。

 しかし、

 全ての世界を 治めんとする…

 女王、セクトニア様のジャマは

 この タランザが させないのね。」

特徴

タランザという名前や6つある身体から分離した手の平(足を合わせれば8本)、丸みを帯びた腹部、マントの背中の模様など全体的に蜘蛛を思わせるデザインをしている。

顔は茶色で、目は白い丸が2つ。口はにやりと笑った形で、牙らしき物が見える。

銀髪のおかっぱで、更にぱっつんアホ毛を標準装備している。その髪にも、前に2つ、後ろに4つ、オレンジ色の目のようなものがついている。

また、髪の隙間からはのようなものが覗いている。

因みに、1面ボスのウィスピーフラワーズの説明で""と記述されている。

英語版での綴りは、そのまま"Taranza"。

熊崎ディレクターいわく、"銀髪のインテリお坊ちゃん"。名前は毒蜘蛛のタランチュラ(tarantula)が由来だが、"チュ"では響きが可愛すぎる為に得体の知れないミステリアス感がありそうな"ザ"という語尾にしたとの事。

ドジだが基本的に真面目で一途な性格。本作及び公式ツイッターでは同等~目下の者に対しやや高飛車な一面も見せている。

大王のデデデでデン』では彼のお面を被った際専用ボイス(玩具のようなキュッという音)が使われたが、その後は採用されず代わりに笑い声のような合成音が使われている。

登場作品での動向

トリプルデラックス

ストーリーの冒頭でデデデ大王を雁字搦めに拘束し誘拐。追いかけるカービィに『あやつりのまほう』を用いて各ステージボスをけしかけ、行く手を阻む。

そして最終ステージでは、デデデ大王を魔法で操りカービィと同士討ちさせてくる。一度倒しても第2形態があるのはお約束。

当初、タランザはデデデ大王を下界の勇者と呼んでおり、彼を操る事で下界を征服しようと画策していた。しかし、カービィがマスクドデデデを倒した事で何処かで聞いた様な台詞と共に驚き、真の下界の勇者がデデデ大王ではなく彼であった事に気付く。

慌てて自らの主であるクィン・セクトニアに助けを請おうとするが、数々の敗北で見切りをつけられ「みにくきタランザ」や「使えぬおろか者」呼ばわりされた挙句、場外へ吹っ飛ばされてしまう。この時の「ぐふぁぁぁっ!!」という叫び声はなかなかシュールで、昔の漫画ゲームを思い出した人も居るだろう。

かくして彼は死んだ……と思いきや、ラストバトルで大王と共にカービィを助太刀するというカービィシリーズには珍しい立ち位置のキャラとなった。最終的にはカービィ達と共に生き残り、下界に降り立った(スタッフロール後でもさりげなくカービィ達と一緒に手を振っている)。

その後、『真・格闘王への道』では決戦前のムービーでセクトニアフラワードがきせきの実を喰らい、更にそれらをセクトニア本体が取り込み、魂のない悲しき骸セクトニアソウルとして蘇るシーンがある。しかし、このきせきの実を用意したのが誰なのかは不明。

一説では、本来のセクトニアに戻って欲しいと願ったタランザが用意したのではないかと推測されている。

口調は「〜なのね」「〜のね」と、語尾に""を付ける事が多い。しかし、何処ぞの誰かのように"ダヨォ"と言うなどいまいち安定していないが、全体的には人を小馬鹿にしたような軽薄な喋り方をする。

一人称代名詞は「このタランザ」という名乗りのみで正式な名称は登場しない為、二次創作では作者ごとに異なる解釈がされる事も。ただし、公式ツイッターで行われた敵キャラグランプリではカタカナ表記で"ボク"という一人称を使っていた。

一方、メディアミックス作品では後述の通り"ワタシ"や"(この)タランザ"で統一されている。

なお、目上の存在には敬語で話す。

本編外のボス説明において、クィン・セクトニアと元々仲が良かった事が記述されているが、今では主従以外の関係は失われてしまった。

…以上が彼の全出番である。お分かり頂けただろうか? これ程鳴り物入りで登場しておきながら、彼自身とは一度も戦っていないのである。(一応過去のシリーズには最後まで交戦しない敵幹部も居たが、終始メッセージ内の出番であり本人が直接登場はしていない)

行く先々で垣間見る妖しげな術の数々にどうやって戦おうか想像していたプレイヤー達は、見事に肩透かしを食らった。

みんなで!カービィハンターズZ

今作では、カービィ達に直接戦いを挑んでくる。エネルギー弾をとばす、網でカービィを捕らえる、宝石の塊をぶつけるなどの攻撃を仕掛けてくる。

また彼を模したヒールドクターの装備も存在している。

さらに彼の闇の心を投影したコピー体のダークタランザも登場する。

カービィ達に追い詰められキングD・マインドを召喚するが、何処ぞのマザーコンピューターの如く切り捨てられた。また、「使えぬおろか者などいらぬわ・・・」に見えた人もいるようだ。というか、多分こっちを意識していると思われる。

すべてが終わった後はカービィ達と和解したようで、街の中に登場する。

後に、そのマザーコンピューターを切り捨てた本人は別のものを切り捨てている。

スターアライズ

当初は、ストーンコピー能力でタランザと彼によく似たキャラ(恐らく、本来のセクトニアの可能性が高い)を石像で見る事が出来た。 そして…?

2018年11月8日に、公式Twitterでマホロアスージーと共に無料アップデートの第3弾でドリームフレンズとしてプレイアブル化される事が発表され、同年11月30日に実装された。

ポーズ画面

通常版

そんなの お見通しなのね、と 「トリプルデラックス」の

ちょっぴり ドジな インテリおぼっちゃんが 天空から

地上に こうりん! あぁ、 女王さまに 会いたいのね…

すぐ想いに ふけっちゃう、 そんな ロンリーインセクトが

フレンズになって 何かを さがしに 旅に出るのね!

星のタランザ あの花に会うために

「⋯きっと、 きせきは 起きるのねっ!」

ただ、 会いたくて 「トリプルデラックス 」から 銀ぱつ

おぼっちゃんが きせきが かなうという、 あの祭だんを

目指す! じつは彼も けつ末は わかっている。 けれども

光を目指して 飛び立たないでは、 いられなかった⋯!

今作の新能力『スパイダー』の技やカービィハンターズZで使用したスーパータランザボウルタランザウェブホールド、ワールドツリーを盾にするいとしのワールドツリーや、クィン・セクトニアの幻影であるクィンズファントムで攻撃する戦法が用いられている。

設置系主体で一見地味だが、それなりの威力と攻撃範囲を持つ。ただし、無敵突進技が無いのが玉に瑕。

電気属性の攻撃を使えるが、フレンズスターでは無属性。

また、『星の○○○○』では、登場作品の性格を反映して奥行きをテーマにしたギミックが多く登場するのが特徴。画面奥から敵が襲ってきたりするのは勿論だが、一見すると道を塞いでいるゴルドーのうち大半が背景に居たというシーンも(原作ネタそのまま)。

3Dワープスターだけはどうしようもない為大砲で再現している。因みに、本作では画面の手前と奥の移動ギミックは無いが、マルチプレイとの相性が良くないので仕方無い。

同モードでのでのサブタイトルは"あの花に会うために"。セクトニアへの想いを今なお引きずっている事から、ファンの間では"未練タラタランザ"と言われている。

PVでもセクトニアの幻影に近づこうとするが、自分の作った幻影にも触れる事が出来ず花のように散ってしまう(この時の花弁の色はオレンジと青である)。まさに鏡花水月である。

バルフレイナイト戦のBGMは、『月魄のファントム』

魄は魂と同じ意味であり、ファントムは幻を表す。

「Dirty&Beauty」、「狂花水月」、「この星をかけた『魂』の戦い」のメドレーとなっており、タランザのセクトニアの想いが込められていると言える曲である。

スーパーカービィハンターズ

前作に引き続き登場。カービィ達にマントの魔術師と言う点からアナザーナイトメアと間違われて襲撃されるが、撃破後に正気に戻ったとアナウンスされている事から実はアナザーナイトメアに洗脳されていた可能性がある。

メディアミックス

も~れつプププアワー!

も~れつプププアワー!』にも、付録冊子内の漫画にて登場(後に単行本第9巻に収録)。一人称は"ワタシ"で「クフフフ」と笑い、ゲーム本編より更に露骨に語尾に「のね」をつける。

"ヒミツの計画"の為にデデデ大王を攫おうとするが、最後はカービィのビッグバンすいこみで漫画のコマごと吸い込まれ、デデデ大王共々彼の腹の中に囚われてしまった。

後に再登場した際、いちいち自分でやった事で痛い目に遭うドジっ子属性持ちな事が発覚した。好物はドーナツで、飲み物は紅茶派。

また、日記が趣味(尤も今回は誰かさんのおかげで、半ば恨み帳のようになっていたが)である事も分かった。更に、セクトルディを部下にしているらしく"さま"付けで呼ばれている。

なお、このセクトルディがタランザの自らのドジによる余りにも無残な姿を見て「女王さまが見たらなんというか……」と呟いている為、も~ププ世界にも彼女が居るらしい事が発覚しその登場が待たれていた。

そして遂に満を持して登場!!......したのだが、何と彼女はサディストであった(タランザもドMだった事が判明し、満更でもない模様→Mンザ)。

他にも彼の日記には、彼女との楽しい日々も綴られている模様である。

今日もまんまる日記!

3巻から登場。かなりの強キャラとなっている。また悪人というほどでもないが、理由があれば敵になるという意味では危険人物である。

ハチは敬愛する女王も同然という理由から、ハチの巣を舐める(壊す)グリゾーたちを捕まえていた。またデデデたちが狙っていた蝶々を横取りした上に「下等生物。さっさと立ち去るのね」とバカにしたことで怒りを買ってしまい戦いとなる。

デデデをあっさりと捕まえると魔術の実験台にするべく引き上げるが、木に塗られた蜜を舐めている間に追って来たカービィ&メタナイトにデデデとグリゾーたちを救出されてしまう。

戦闘では優位に立ち回っていたが、攻撃した際に周囲のハチの巣を刺激してしまったことでその場の全員がハチの大群に襲われ引き分けとなる。結果、「何事もバランスが大事」ということで考えを改めた。

4巻では珍しい生き物を展示している館長として登場。行方知らずになった女王を探すついでに造ったものだが、実は敷地内で女王が眠りについていたことには気づいていない。

生き物の一匹に絡まれたデデデが怒ってぶっ飛ばした際、壁を壊してしまったのですべての生き物が逃げ出してしまった。また生き物を集め直すということでデデデを第一号に捕らえ、「返してほしければ珍しい生き物を集めてこい」とカービィ&メタナイトに告げる。

カービィが連れて来たランディアに驚くも珍しいことには変わりないとしてオーケーを出し、ランディアを糸で拘束して展示する。そしてこれだけ珍しいなら後一匹連れて来たら約束を守ると告げる。

その間に周囲の雑草を狩るべく除草剤を撒くが、カービィ&メタナイトと交戦中のセクトニアの木の根に掛けてしまったことでパワーダウンさせてしまい、二人の危機を救う形となった。

その後は無事に合流できたらしく巻末漫画では一緒にカービィのお腹の中に吸い込まれていた。その際に不慮の事故からセクトニアを糸で拘束してしまっている。

小説版

角川つばさ文庫出版の小説では第6巻で登場。登場時点でセクトニアは倒された後のエピソードだった。

当初はマホロアが助け出して欲しいと言っていた友達だと思われていたが、実際にはマホロアがディメンションミラーを盗もうとし、タランザの仲が良かった頃のセクトニアに会いたいという願いが鏡の力に誤作用を起こして鏡の国に閉じ込められてしまう。なお、マホロアとは友達でもなんでもなく、初対面時にセクトニアの知り合いと騙る彼を訝しんでいた。

セクトニアを喪ったことが心に傷を残しており、ディメンションミラーに仲の良かった頃を回顧している状態であった。

情緒不安定なせいか一人称がコロコロ変わる。

基本的に退行してる時は"タランザ"、セクトニアの従者として話す時は"ワタシ"で、セクトニアの事も呼び捨てだったり"クィン・セクトニア様"だったりする。

なお、登場するなり総スカンを食らっていたマホロアと違い、カービィには友達の1人として認識されている。ハンターズの世界で悪事を働いても、カービィは「何か事情があるのではないか?」と考え、倒すのではなく懲らしめる程度で済ませていた(事実、その通りだった)。

余談

ある場所で彼とかつてのラスボスの絵が並んで飾られているが、本編で彼らの関係は描かれていない。

タランザの編集履歴2022/06/19 13:38:53 版