※※この先、『みんなで!カービィハンターズZ』のネタバレを含みます。※※
やぶれさったはずのタランザであった。
魔術師は最後の切りふだである
巨大な鏡をよび出し
黒いカゲうごめくその鏡面を見上げた…
概要
追いつめられた 魔術師が
力を 秘めし 鏡の前に 立つと
ダークタランザが あらわれた…!
『みんなで!カービィハンターズZ』内のクエスト「ラストバトル」にて追い詰められたあやつりの魔術師タランザが、自身を「いびつな黒い鏡」に映したために現れた、もう一人のあやつりの魔術師にしてタランザの哀しき闇の一面。
オリジナルでは銀髪だった髪はまぶしい金髪に、ツノは闇色に染まり形もかなり歪んで曲がりくねっており、常にふてぶてしい笑みを浮かべている。だが、それ以上にその配色(特に胴体部分)がかつての主のそれと瓜二つなのが印象深い(これは黒い鏡で今は亡き主を甦らそうとしたことが由来らしい)。
大抵の技はタランザの時から使っていた技であり(開始早々の瞬間移動で翻弄する際に最後に画面手前に現れる)、飛行キャラのためタイムビームが非常に有効である。しかし、怒り時に移行することも石板を落とすこともなくあっさり倒せてしまう。
しかし、倒してもなおふてぶてしい笑みを浮かべたまま黒い鏡を出現させ、逆転のためにその魔力で自身の考える一番凶暴な人物をもとに生み出した最強の戦士キングD・マインドを召喚してくる。
……が、目に映るものすべてを敵と認識するキングD・マインドに真っ先に敵とみなされ、ハンマーの一撃により完全に粉砕されてしまう。そしてその後は出る幕もなく闇の王との戦いとなる。
なお、オリジナルのタランザはキングD・マインドの封印とともに黒い鏡が粉砕されたことで鏡の魔力による狂気から解放され、色も本編のものと同じに戻った。
戦闘BGM
タランザ本人のテーマ曲(『トリプルデラックス』のボスではなかったため戦闘BGMではない)「あやつりの魔術師タランザ」のアレンジ。
原作のオープニングムービー「目覚めるとフロラルド~大王ピンチ!」を意識し、後半部分では「全てすいこめ!ビッグバン」の代わりに「グリーングリーンズ」のフレーズが使われている。
余談
今作のタイトルロゴにいたシルエットの正体でもある。
いくつか『トリプルデラックス』のタランザとつながる点があり、
- 戦闘時のをBGMがタランザとの会話シーン「あやつりの魔術師 タランザ」のアレンジ
- クィン・セクトニアは死んだことになっている
などが挙げられる。
また、今までのクエストはすべて鏡の魔力に囚われたタランザが引き起こしたものであり、そのきっかけとなったのがこの黒い鏡だったことも『トリプルデラックス』の事件のそもそもの発端となったディメンションミラーとクィン・セクトニアとの因果を彷彿とさせる。
次回作の『スーパーカービィハンターズ』では「黒い鏡」がなくなったためダークタランザ本人は登場しないが、彼をモチーフにしたそうび「ダークタランザセット」が登場し、公式Twitterで店主マホロアが紹介した際、「見た目はチョ~ット怪しいケド、ハンマーの一撃で砕け散ったりしないカラ、安心してネェ! 」と皮肉混じりにコメントしていた。
また、同作の同ポジションの魔術師もまた闇の王を召喚し使役しようとして殴り飛ばされ、その後こいつと同じことをしでかして消滅している。
関連イラスト
本家タランザと一緒に描かれたイラストも多い。
関連タグ
みんなで!カービィハンターズZ タランザ キングD・マインド
アナザーナイトメア:次回作の同ポジションの黒幕
シャドーカービィ、ダークメタナイト、ブラックデデデ:ディメンションミラーから誕生した、既存キャラの心の影たち。ただし、作中のディメンションミラーは一貫して「黒い鏡」名義でありデザインも別物。