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シュナイゼル・エル・ブリタニアの編集履歴

2022-06-30 11:38:18 バージョン

シュナイゼル・エル・ブリタニア

しゅないぜるえるぶりたにあ

シュナイゼル・エル・ブリタニア とは「コードギアス」シリーズの登場人物。

「仮面を使いこなせない人間に、勝利はない」


プロフィール

誕生日1月12日
血液型AB型
星座山羊座
好きなものチェス/夢を追いかける人
苦手なもの夢を聞かれること
CV井上倫宏 /山寺宏一Genesic Re;CODE)※

※井上氏死去に伴う後任。なお、後発の『ロストストーリーズ』は開発自体は早かったためか、井上氏が続投している。


概要

神聖ブリタニア帝国の第2皇子にして帝国宰相。

ルルーシュの腹違いの兄で、彼が幼少期チェスで唯一勝てなかった相手であり、彼と同等かそれ以上の政治的・軍事的策略と決断力を兼ね備える。その辣腕から、長男を差し置いて次期ブリタニア皇帝の筆頭として扱われている。


人物像

穏やかな笑みを絶やさない紳士的な人物。

親族はもちろん部下に対しても人当たりがよく、変わり者のロイド博士やナンバーズの枢木スザクに対しても常に礼節を持って振る舞う好漢。臣下からの信頼も厚い。

その一方で戦いにおいては目的のためであれば時として犠牲を厭わず、非情な策略も辞さない苛烈さを見せる。かと思えば戦闘を避けて威嚇だけで勢力を伸ばす政治的な策を取る事もあるなど、ルールや立場に囚われない柔軟な発想を持つ。

また、兵器開発に感心が深く力を入れており、特別派遣嚮導技術部を始め、複数の研究機関のパトロンをしている。


こうした思想の背景には、欲望や執着心を持たない虚無的な性格が起因している。彼の思考は徹底した合理主義に基づいており、普段の紳士的な振る舞いもあくまで外面的なものに過ぎない。彼からすればあくまで「仮面を使い分ける」ことで最適な対応をしているだけに過ぎず、他人に対して親愛や情と言った感情は一切持ちえない。戦いにおいても目的を果たすことが第一であり、それが前述の苛烈な策略と狡猾で柔軟な政治戦術に結びついている。味方はおろか自分自身の命にさえ執着していないため、目的のためとなれば血を分けた親族ですら駒として扱う冷徹な本性を持つ。


ほとんどの人間は表の穏やかさにかどわかされてしまうが、一部の親しい人間からは「心が無い」とその本質を勘付かれている。後に側近となったディートハルトからは「混沌」の体現とされるゼロとは対照的に「虚無」と評された。ゼロに見切りをつけて自身に乗り換えたディートハルトをどう見てたか、TV版・劇場版共に分からないが、『コードギアス 反逆のルルーシュ Re;』だと意志の強さに興味を持っていた。【私への対抗心を燃やす者】ルルーシュ・カノン【自分の願望を果たそうとする者】ユーフェミア・ディートハルト【復讐のためにその身を費やす者】ニーナマリーベル【未分類】グリンダ騎士団。


シリーズを通して“ルルーシュ最大の敵”として登場しており、幾度となくルルーシュの野望の前に立ちはだかり、辛酸を舐めさせてきた。特に頭脳戦・騙し合いにおいては、ルルーシュのその上を行く柔軟さと周到さを見せており、父・シャルルを差し置いて実質的なラスボスとしての役割も果たしている。


ルルーシュを好敵手と見ている面があり、黒の騎士団相手に「私が最も愛し、恐れた男です」と評した。双貌のオズO2においては、マリーベルは過大な力を有していると危惧するカノンに、幼き頃のルルーシュについて言及。勝負事になると混沌とした炎が垣間見えて面白かった、自分にないものを持つルルーシュが愛おしくてたまらなかったと話し、同じ炎をシャルルに反逆した幼き頃のマリーベルからも一度見た、「また あの時の様なチェスがしたいものだ」と語っている。


『コードギアス Genesic Re;CODE』(以下『ギアジェネ』)キャラプロフィールより抜粋

もしプロフィールなどにどこかで出ていた情報と齟齬があった場合、『ギアジェネ』で出ている情報のほうが正しいと考えていただいて大丈夫です。と関係者が述べ、コードギアスシリーズ企画プロデューサー谷口廣次朗氏も上記の発言に続いて、過去に誤った情報が広まってしまったことがあったのですが、この機会に、谷口監督や大河内さんと話し合った上で、公式設定をしっかり固めています。ファンの皆さんの中で親しまれている設定を否定するわけではないのですが、「キャラクターのことを考えるとこうなる」というものを原作者の立場として改めて示している形ですと、明言されている)。

  • プロフィール4

紳士的な振る舞いには、常に冷静な判断を行うことができるシュナイゼルの内面が隠されている。冷静な判断の裏には、自身や親族の命をも駒とすることを厭わない冷酷な一面を孕んでいる。彼の本質は他人の望みを体現し続けるというものであり、欲望や執着を抱くことはない

  • プロフィール5

彼には自身にない情動への憧れがあり、人が抱く夢や希望などの強い感情に惹かれる。そうした思いを代弁することで、彼は沸き立つものがない自身の中にも熱い感情があるという錯覚を得ようとしている。ゆえに情動を隠すことがない異腹の妹コーネリアへは、特別な眼差しを向ける。



上記プロフィールの、好き/苦手は『ギアジェネ』で公開されたものである。


活躍

反逆のルルーシュ

前期OPで大物感と存在感を見せ、本編では第18話から登場。枢木スザクに対してゼロの足止めを命じ、諸共にミサイルで殺そうとした。

結局スザクにギアスが掛けられた事でその場から逃走したため、仕留められなかったものの、形式上一度捕縛しただけで特に罰は与えていない。


その後、異母妹・ユーフェミアが発案した「行政特区日本」の後ろ盾をする事で間接的に黒の騎士団を壊滅させようと目論んだが、予想外の形で崩壊する事になる。


反逆のルルーシュR2

ブラックリベリオン後、ニーナの才を見抜き直轄する研究機関「インヴォーグ」チーフに抜擢。後にフレイヤを手に入れる。

第9話から本格登場。

予てから中華連邦に対して持ちかけていた、異母兄・オデュッセウスと天子の婚姻を実行に移そうとしたが、黎星刻ら反大宦官派と黒の騎士団の介入により、三つ巴の戦いとなった。

この時は、ゼロの策略で大宦官が民衆支持を失くした事から、途中で手を引いている。


立場もあってゼロルルーシュという仮説に行き着いていた彼は、スザクを尾行させる事でその証拠を掴み、黒の騎士団にゼロの素性とギアスについての情報を開示、巧みな話術によりゼロの追放を決意させた。ところが黒の騎士団によるルルーシュへの銃撃をロロが庇い逃走。カノンアーニャに追わせるも見失ってしまう。

その後にスザクから皇帝になることを求められ、俗事と言い放ったシャルルに王たる資格はないと自身が皇帝になると決意。スザクの望み通り皇帝暗殺を命じたが、ビスマルクからシャルルがルルーシュによって殺されたと報告を受けてカンボジアに身を置く。

ルルーシュの皇帝即位後、帝都ペンドラゴンにフレイヤを投下、ルルーシュにナナリーを皇帝に推薦すると宣戦布告。ペンドラゴンの人々の安否を尋ねたナナリーに、あらかじめ避難誘導は済ませたと説明。その言葉に不信感を抱いたコーネリアに真偽を問いただされ、全世界をフレイヤの射程圏内に置き、人々を管理することで平和という幻想を現実にする計画を明かした。計画を容認できず刀を向けたコーネリアを仕掛けていた銃で撃ち放逐。恒久的な世界平和の妨げとなるルルーシュを討つために、黒の騎士団と手を組み、記憶を戻すとアーニャも活用。だがルルーシュたちにフレイヤを無効化されてダモクレス内部へ突入されてしまい、ダモクレスをフレイヤでルルーシュごと消し去る最後の策へ移行。ナナリーを見捨て(この判断にカノンは驚愕、ディートハルトは平然)カノン、ディートハルトと共に脱出艇へ。

されどその保守的すぎる人格故のその思考の裏を突かれて敗北。ギアスをかけられゼロの配下にされてしまった。ゼロレクイエム後は、ギアスの効力によりゼロに付き従っている。


双貌のオズ

グリンダ騎士団のパトロンを務めており、彼の後ろ盾の甲斐もあって、武装・人員共にかなり充実している。

また、反皇帝派のブリタニア人テロリストグループ「タレイラン・チルドレン」による襲撃を予見しているような描写も見られる。


イラストドラマ

側近であるカノン・マルディーニとの過去が語られている。

これによれば、彼とは貴族学校の寄宿舎で同級生であり、当時のシュナイゼルは厳格さと温厚さを併せ持つ優等生であったらしく、監督生として寄宿舎を取り纏めるリーダーだった。

不良グループのリーダー格だったカノンを制裁し、寄宿舎内の秩序を完璧なものとしている。

『心が無い』と揶揄されたその独特の気質はこの当時から顕著であり、常に『寄宿舎の秩序を完璧なものとするため』という理由の下、温厚さで人望を集めて皆を統率し、カノンのようにそれらを乱す相手にはムチを振るうことも厭わないなど、決して私情で行動することはなかったという。


小説版

シュナイゼルとは真逆の性質を持つのがマリアンヌ・ヴィ・ブリタニアである。

彼女は強烈なまでに「個としての望み」に執着し、それを達成するためならば手段を選ばない冷酷かつ狂的なエゴイストとしての内面を有している。

そのためか両者の相性は最悪だったようで、マリアンヌから「政治家をやらすより、教会の懺悔室にでも放り込んでおけばいい」と、徹底的に嫌われている。C.C.は、マリアンヌがシュナイゼルを嫌いなように、シュナイゼルもマリアンヌが同じぐらい嫌いだろうと推測している。


その他

谷口監督曰く、シュナイゼルはすべてをある種、将棋の駒というかチェスの駒というかそういう形のところに自分自身を含めて置いてる。

担当声優の井上氏には「感情がどっか死んじゃってる人」とは話してたと『皇道』のビジュアルコメンタリーで語られた。


余談

シュナイゼルの誕生日は媒体によって二転三転(4月1日/2月14日)したが、最終的に1月12日に落ち着いた。これで同い年で異母妹なコーネリアのほうが誕生日が早い(1月13日)という矛盾は解消されたが1日違いって……いくらなんでもシャルル……。


関連タグ

コードギアス ブリタニア皇族

ルルーシュ・ランペルージ ナナリー・ランペルージ

カノン・マルディーニ  虚無

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