「いやぁ、本当によかった。私は争いごとは苦手でね」
プロフィール
概要
神聖ブリタニア帝国第1皇子で、皇位継承権第1位。
あの皇帝シャルル・ジ・ブリタニアを父に持ち、国内外問わず戦禍の絶えない国風にありながら、極めて穏やかで争い事を好まない善良な性格をしていて、他の人間から恨みを買ったりすることがほとんどない。
その一方で優柔不断でもあり、ルルーシュ・シュナイゼル・コーネリアといった弟妹達のような卓越した頭脳や武力といった突出した才覚を持たない凡庸な人物である。
シャルル不在時には彼が内政を取り仕切る立場となるのだが、当然軍人や政治家からの評価は低く、専らシュナイゼルに任せている。
一方で、その親しみやすさからドキュメンタリー番組などのメディアに登場する事も多いため、ブリタニア軍女性士官や一般市民からは「癒し系」として人気を得ている。
また、マフィアのような裏稼業の人間をただ処罰するのではなく、ボランティアや社会復帰のための労働などを条件に恩赦を与える更生プログラムを組み、高い評価を得ていた事が分かった。
中華連邦との融和は彼の意見が発端で、人民の劣悪な環境を知り、「民がかわいそう」という政治の世界、まして皇族という立場にしては余りにも稚拙な理由だが、実際に民の生活環境の改善を働きかけることでブリタニアへの恭順を推し進めるのは各エリアの反乱に加えてユーロ・ブリタニアの動向を警戒せねばならない本国の厳しい懐事情からシュナイゼルがその観点から融和を推し進めることとなる。彼がもう少し各エリアのゲットーの環境に目を向け、こうした制度を各エリアにも導入していれば反ブリタニア活動の活発化を避けられた可能性も恐らく皆無ではなく、ゼロをはじめとした反体制派にとってもやりにくい相手になったかもしれない。
このようにシュナイゼルが政治と軍事、クロヴィスは事業家や学問、ルルーシュが軍令と工作活動、コーネリアが軍政と戦線指揮、ユーフェミアが宗教家的カリスマ性、ナナリーが他者への機敏及び慈善家として優れていたように彼は社会福祉の才能に長けていた事がうかがえる。
そのため、生まれた時代と国との嚙み合わせの悪さから無能呼ばわりされる事が多くなってしまった可哀想な御方である。
『R2』では、シュナイゼルの差し金で中華連邦の天子との政略結婚が組まれたが、彼個人としては「中華連邦のための事」と思っていた模様で、式の前夜に開かれたパーティでは怯える天子を気遣って優しく声をかけていた。
だが、黎星刻達によるクーデターとゼロ率いる黒の騎士団の介入が勃発し、最終的に結婚を先導していた大宦官が切り捨てられた事から破談に終わった。
もし縁談話がうまくいっていたら…?
その後、ルルーシュが第99代ブリタニア皇帝となった際には皇籍を剥奪されてブリタニア軍の兵士となったが、帝都ペンドラゴンに発射されたフレイヤによって帝都ごと消滅した。
物語の本筋に関わるほどの重要人物ではないが、その場違いなまでの善人振りから返って目立っており、更に本人の与り知らぬところで不遇な目に遭い続けたことで一部でネタキャラとして親しまれ、ファンの間でも密かな人気を獲得している。
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ちなみに凡庸な人物ではあるもののきょうだい内での権力抗争が絶えない皇族内でも彼を嫌う者もなく、何事も起こらなければシャルルの後継者としてブリタニア皇帝になっていたと思われる。
ロストストーリーズ
2023年11月末の2部5章に合わせて、☆3【争いごとより】が実装。
タイプは突撃で、パイロットスキルは、配置時にコストを増加させる「配置時コスト回復(大)」と配置時に自身以外で範囲内にいる味方全体の防御力を上げる「防御力アップ(大)」。
恒常☆3ではジェレミア以来となる出し入れ型の突撃で、第2スキルのおかげで中盤以降でコストが余っても役割を持てる。
一方で、自前で「高速再配置」を持たない事から単独では回転率に難があるため、味方全体に及ぶ各種セシルや高レアサポーターでカバーしたい。
また、チャレンジ4に対応する「ブリタニア皇家」に所属しているのは大きな利点であるため、そちらに挑戦するやり込み派の人は必ず育成しておきたい。
スパロボ
今の所、第2次スーパーロボット大戦Z再世篇のみの登場となっている。
原作通りの扱いを受けルルーシュのギアスで操られてしまった。
関連タグ
コードギアス反逆のルルーシュ コードギアス反逆のルルーシュR2
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