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ライダー(strangefake)の編集履歴

2022-08-08 22:03:16 バージョン

ライダー(strangefake)

らいだー

成田良悟の小説、及びそれを原作とする森井しづきの漫画『Fate/strange Fake』に登場するキャラクターで、ライダー(騎乗兵)クラスのサーヴァント。

トオウ、アナタガ、ワタシノマスターカ


プロフィール

真名ペイルライダー
クラスライダー
性別その概念は無い
身長、体重感染、拡散状況によって変化(最小でパルポウイルスと同程度)
属性中立・中庸

概要

偽りの聖杯戦争に召喚された最初のサーヴァント

(メイン画像の、少女の背後に居る影のようなもの)

スノーフィールド中央病院の病室で眠り続けている少女、繰丘椿の夢の中に現れ、彼女と契約を交わす。それすら偉大なる主神の計画の一部であるのだが少女がそれを知る事は決してない。


人物(?)

英霊どころか人間ですらない、生命体であるかどうかも怪しい異質の存在であり、サーヴァントとして召喚されること自体が大いなるイレギュラーである謎の存在。


人格や感情も聖杯に掛ける望みなども一切持たず、聖杯から与えられた知識によりただ聖杯戦争をシステム的に再現し、ただ椿の望みを叶え、彼女を脅かすものを排除するためにのみ、持てる力を淡々と振るい続ける物言わぬ彼女にとってのガーディアンのような存在。


2巻で魔術師達の使い魔を夢の中に引きずり込み椿が動物を望んだことからスノーフィールド中の動物に感染し引きずり込み、更に3巻では誰も街から出ていかないという願いを受けて街から出て行こうとする人間を全て感染させ精神を支配し引き返らせた。

これによりスノーフィールドは出る事は叶わず来るものは拒まずのある種の牢獄へと化した。

また、動物に感染して以降知能を持ち始めたような描写がある。


ある程度までは主神ガイアの思惑通りだと思われるがガイア自身はあくまで椿に決定権を委ねているかのような節がある。おそらく適性が強い幼年期の者に召喚させる事で能力が飛躍的に上がる事も計算のうちである。


ジェスター・カルトゥーレは「呪いが熟すまでもう少し」と意味深な発言をしている。

彼はもちろんガイア側に所属しているペイルライダーを椿とは別に敵愾心を燃やしている。なお、こうしたジェスターの勝手な行動はヴァン=フェムは極めて否定的かつ厳しい態度を取っている事から彼の行動は必ずしも死徒全ての本意では無い事が解る。


そしてエルキドゥからはと融合して聖杯にしみこめば世界が危機に瀕すると推測されている。

これは彼が主神ガイアのある種における残酷さを身にしみて知っているからとと考えられる。


真名

ヨハネの黙示録』に示されし『終末の四騎士の一人蒼き死の担い手』その人。

世界最古の元が人間ではない伝説上ともされる最強格のサーヴァントのうちの1人。

抑止力とされるカウンターガーディアンと呼ばれる者達の1人。

カウンターガーディアンと呼ばれるに相応しい能力と力と威厳、そして優しさを兼ね備えている。

彼の逸話については『少女と死神』というおとぎ話がモチーフであろうと思われる。


『かつて病に苦しむ1人ぼっちの少女がおりました。少女は知ってか知らずか死神と親しくなってしまいました。死神のその大鎌を一度振り上げると、振り下ろされた鎌は必ず何者かの魂を獲ると言われ、死神の鎌から逃れるためには、他の者の魂を捧げなければならないとされた。 そこで町長はその少女を死神の生贄に捧げようとしました。この非道な行為に怒り狂った死神は町長とその一派を皆殺しにして自身の生贄としました。少女は母親だけは自分の前からいなくならないよう願いました。死神は少女から愛する家族も周囲の人々もかつて少女をからかい、いじめた町の少年達も病で苦しめて少女の目の前から去ってしまいましたが少女は母親だけはいなくならないよう願いました。『私を恐れない少女よ、私はお前を傷付ける事は決してしないだろう。そして町の少女達とお前の母親と最低限の大人達だけは生かしておいてやろう。そして私は未来永劫にお前の友人であり続けよう』と…。それからというものどんなにその町は何度疫病に襲われても町の少女達だけは無事なのでした……。


そして町の美術館には少女を優しくとても大事に包み込む死神と心優しき少女の絵が飾られたのでした』


その真の本質は「死そのものの概念」。

偉大なる主神ガイアの怒り」を体現すべく造られた『主神ガイアにより創造されし終末の四騎士』の1人。

ジェスター・カルトゥーレによれば、その存在は遥かな昔より「星の従僕」と呼ばれる存在、すなわちカウンターガーディアンだとされる。

天地創造から今日に至るまで、風に、鳥に、水に、人に、ありとあらゆるものに「乗って」世界へ広がり多くの命を死へ追いやる存在としてライダーとして『主神ガイア』により創造された。

病は手段の一つに過ぎず、その正体は死そのものの概念。それゆえに『死神』としての側面をも持つ。


そして、『ヨハネの黙示録』において与えられた擬似的な人格=蒼褪めた馬を駆る死の象徴たる騎士「ペイルライダー」の二つ名がサーヴァントとしての真名となる。

死そのものの概念であるが故に他のサーヴァントとは戦いの土俵が完全に違っており、スノーフィールドの聖杯戦争における最悪のダークホースとなってしまった。


能力

定まった形を持たない為、本体を椿の傍らに残しつつ分身を偵察や攻撃に向かわせることも可能。病に感染させた相手の魔力を吸収し昏倒させ、椿が望めば彼女が見る夢の世界へと引きずり込む。

元となったおとぎ話では少女と一体化出来る能力を持ち合わせている。

椿本人を攻撃して排除しようとしても元となった逸話からして死神と病を持つ少女は一体化しているため物理的な攻撃はほとんど意味をなさないか手を出した者、出そうと試みた者達は元となった逸話で町長とその一派は全て漏れなく死亡している。

彼の黒きローブは少女を守るためのものでもあると伝えられている。


ペストやコレラといった特定の病気ではなく、同時にその全てとなる「『病という災厄』の概念」及び「死そのものの概念」であるが故に、人類が持つ「病への怖れ」と「死そのものへの恐れ」がこの世から絶えない限り「それ」にも滅びの概念は無い。


五感どころか本来魔力感知やその他の魔術的な探知でも補足できない。このライダーを認識できるのは、そういったものを超越した高ランクの感知スキルを持った存在くらいである。

「そもそも気付ける者が稀」だが、同作内ではライダーを認識できる者が複数いる。


ステータス

マスター筋力耐久敏捷魔力幸運宝具
繰丘椿EABACEX

保有スキル

対魔力(C)クラススキル
騎乗(EX)クラススキル
感染(A)細菌やウイルスの形状を取った己の分け身を他の生物に感染させ、己の領域を広げるスキル。感染者は精神と肉体を支配され、精神が宝具によって生み出された世界へと引き込まれる。時に魔力などを吸収されることもある。
無辜の世界(EX)「死」や「疫病」に対する人々の恐れが生み出したイメージが色濃く反映されたスキル。イメージがあまりにも雑多な為に召喚時はプレーンな存在になっており、宝具による「冥界」に取り込んだモノによって存在の方向性そのものが変化する。
冥界の導き(EX)宝具により冥界化した領域へと引き込んだ者の内、味方に対して様々な加護を与えるスキル。ペイルライダー自身が冥界の王というわけではない為、とある神が持つ【冥界の護り】のスキルとはやや異なる。

宝具

来たれ、冥き途よ、来たれ(ドゥームズデイ・カム)

  • ランク:EX
  • 種別;対界宝具
  • レンジ:-
  • 最大補足:-

自らの与えた「死」という結果の受け皿として、マスターを起点として疑似的な「冥界」となる結界世界を造り上げる宝具。緊急時は対象を肉体ごと結界内に引き入れる。


マスターのイメージに引き摺られる為、典型的な地獄や天国の様になることもあれば、完全なる虚無として魂を砕く空間となる場合もある。

本来はもっと小規模であるが、土地そのものやその他の要素と結びついた結果、現在通常召喚時よりも広い結界を造り出している。


『ヨハネの黙示録』や後述のハデスに由来しているものと思われる。


剣、饑饉、死、獣(かごめ、かごめ)

  • ランク:A
  • 種別:対軍宝具
  • レンジ:99
  • 最大補足:999

己の結界内において他者に「死」を与える数多の物を具現化させ、その力を行使するスキル。環境が完全に整えば、神話における「終末」を魔力が許す範囲でのみ再現することも可能。

しかし椿が黙示録やラグナロクの知識を有さず、地獄を望まなかった為そのレベルには到らなかった。宝具の読み方はマスターによって変化する。


名前はヨハネの黙示録にて黙示録の四騎士が剣と飢饉と死と地の獣によって人を殺す権威を与えられたことに由来し、下記の同類達も共通して持っている宝具と思われる。

またペイルライダーが主神ガイアによって創造された経緯を考えるに、彼等もまたガイア側の抑止力とされるカウンターガーディアンとして出現すると思われる。


関連人物

黙示録の四騎士の一人。剣を構え、血のような赤い馬に騎乗した姿からその名で呼ばれる。終末の際には人々に戦争を起こさせるとされる。

その為、恐らくサーヴァントとして召喚された際の真名は『戦』(レッドライダー)。

恐らく正義の味方達にとって天敵になるであろう相手。また、戦いの権能を持つマルスアルテラ等と関係があるのかは不明。


黙示録の四騎士の一人。黒い馬に騎乗している事からその名で呼ばれ、終末の際には食料を制限する天秤を持ち、人々に飢饉を齎して苦しめるとされる。

その為、恐らくサーヴァントとして召喚された際の真名は『飢饉』(ブラックライダー)。

天敵は食料難を打開する俵藤太辺りだと思われるが、その宝具すらも制限する可能性を秘める為、一概に天敵とは言い難い。


黙示録の四騎士の一人。頭に冠を被った弓騎士の姿で表され、白き馬に騎乗している事からその名で呼ばれ、終末の際には地上を支配するとされている。

その為、恐らくサーヴァントとして召喚された際の真名は『支配』(ホワイトライダー)。

天敵は反逆の体現者であるスパルタクス辺りだと思われるが、その行動次第で対抗できるか否かも変化する可能性が高い。


ギリシャ神話の冥界の王。神霊ではあるが、後世のキリスト教世界では黄泉の世界をも指す。

終末の際には側に連れているとされる。

strangefakeに登場する英雄の多くは界に関係した英雄だったりする。


余談

「こんなものどうやって勝つんだ…」と思いたくなるが、作者である成田良悟氏曰く、

第5次聖杯戦争に参戦したサーヴァントの中に1人、相性の関係で手も足も出ずに負ける可能性がある」とのことらしい。


恐らく、ギリシャ神話に登場する名医アスクレピオスの逸話からメドゥーサの事と思われる。

もしくは全て遠き理想郷を所持するアーサー王薬などの財を持つギルガメッシュもペイルライダーに対抗できる可能性も考えられる。


更に付け加えるなら、聖杯探索に出てくる某婦長とは、天敵と言って良い程に相性が悪いと思われる(事実ある作品では非常に恐れていた)。

おまけに2019年には前述の名医本人が出てきてしまった。敵視された場合はもちろん、医学の発展の為に病原体のサンプルとして丁重に扱われる場合も殺されまくる可能性があるため彼にとってカルデアは鬼門になると思われたが……。


しかし「『病という災厄』の概念」及び「死そのものの概念」であるが故に病原体を滅したとしても「死そのものへの恐れ」を人類が乗り越えない限り決して消滅などしないし抑止力とされるカウンターガーディアンを滅すると世界にとって様々な災厄が訪れる可能性があるため一概に彼を滅ぼす事が良い事とは言えないだろう。

何より主神たるガイアがその事態を黙って見過ごすとも考えられないと言える。


関連タグ

Fate/strangefake ライダー(Fate) 病気

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