概要なのじゃ
CV:鹿野潤
武器:体術(+腕輪による魔法)
無双奥義・奥義皆伝の文字:『煌』『輝』
シリーズ2作目『戦国無双2』の追加パック『戦国無双2 猛将伝』から登場したプレイアブルキャラクター。
俗に言うロリキャラで、その容姿も性格も幼くあどけない美少女。
これは父・光秀が青年のような若々しい外見で描かれていることも起因しているのかもしれない。
ただし、本人曰く「自称・おじさん」よりも年上で、彼から「お嬢ちゃん」扱いされたことを怒っていた(雑賀孫市からも「お嬢ちゃん」と呼ばれているが、その呼び方にツッコんだことは無い)。
衣装は各タイトルでデザインが異なるものの、史実でキリシタンであった背景を踏まえてか、シリーズを通してゴシック調の西洋ドレスを意識したフリル付きの衣装に身を包んでいる。
因みに、通常衣装と『無双OROCHI魔王再臨』の特別衣装(メイド服風)は露出度が控えめではあるが、『4』のDLC衣装は肩出しデザインのウェディングドレスや小悪魔風衣装、『無双OROCHI2』の特別衣装は鮑三娘の衣装(『三國無双6』仕様のヘソ出し&ショートパンツ。色はガラシャの元衣装と同じ紫色)と、制作側の遊び心が見られる。
性格は天真爛漫で好奇心旺盛。
一人称は「わらわ」で、外見に似つかわしくない古めかしい姫様言葉で喋る。
そんなギャップが危なっかしくて、また萌え要素。
また、“箱入り娘”とかけてか、イベントムービーなどで本当に箱に入っていることが多い。当の本人も箱に入ることが好きなようで、それなりのこだわりを持っているらしい発言もしている(『OROCHI2』では、箱に入ってしまったが故にトラブルに巻き込まれることも…)。
専用武器は腕輪。
合気道をベースとした体術や、「防御の術」「攻撃の術」などの魔法(?)を駆使して戦う。
戦場において素手で戦っている姿もある事から「腕力では最強なのではないか?」と思わせるシーンも多々あるが、その真の力は「魔法」だったりする。
馬上攻撃も魔法による気弾を撃っているため強キャラ枠に入っている。
ちなみに魔法は彼女の装備の腕輪によるものである模様。
『戦国無双3Z』の無双奥義・皆伝では頭上に巨大な光体を生成し相手に向けて投げつける技まで披露。…それなんて元気玉?
『戦国無双4』では史実の人物がキリシタンであったことに倣ってか、無双奥義の締めがその場で跪き天に祈りを捧げ、背中に翼を出現させてまばゆい光で周囲を一掃するものに変更された。
わらわのダチなのじゃ
基本的に彼女の無双演武は毎回オリジナルストーリーが展開している。
シリーズを通してお父君の光秀にべったりで、勝手に戦場に付いてくるなど結構なファザコンである。
因みに、作中で光秀は実子である彼女を「ガラシャ」は愚か「珠(本名)」と名前で呼んだ事が無く、常に「あなた」呼びである。(というか、彼女自身が作中で名前で呼ばれることがない)。
更に実の娘に対しても敬語・丁寧語で接するなど、傍から見るとなんとも他所他所しく思えるかもしれない。
ただし、決して娘を邪険にしているわけではないのであしからず。むしろ常々娘の身を案じており、家を出る前に娘には勝手に家を出ないように念押ししてから出掛けている(しかし効果はいまひとつのようだ)。最近は娘のことを心配するあまり、同じく娘を持つ氏康や忠勝の元に相談しに現れるほど。なお、『OROCHI2』ではガラシャの方も夏侯覇に「わらわの父上は少々堅物でのう」とぼやいている。
『2猛将伝』では武者修行の最中、山賊に襲われていた所を雑賀孫市に救われたことをきっかけに知己となる。彼を“ダチ”としてお互い助け合いながら戦場をまわる。その後のタイトルでも、形を変えつつ交流は続いている様子。
『3Z』では、概ね史実に沿ったシナリオが展開されており、「婿殿」こと細川忠興とのやり取りも描かれている。妻であるガラシャを大事に想っているが、どこか独占欲とも受け取れる発言も多い。各ステージでうっとおしいくらい纏わりつかれて色々迷惑そうであるが、当人はまんざらでもないらしい。
また、孫市だけでなく新たに蘭、甲斐、ねね、元親などとも交流が生まれた。
ちなみに『3Empires』の元親の戦史演武では、彼女の入った箱が四国まで流れ着くところから始まる。(光秀もガラシャを探すため出奔したらしい)
『100万人の戦国無双』では、新たにデザイン化された婿殿(更に病んでいる)にベタベタされている上、初めて「ガラシャ」と固有名詞で呼ばれた。
『4』や『4-Ⅱ』では、元親の他に小少将とも関わりを持つようになり、後に「男を転がす技」を持つ彼女を師匠と呼び慕うようになる。小少将のほうもまんざらではないようで、ガラシャのことを「わらわちゃん」と呼び、男を射止める様々なテクニックを伝授している(ただし「ちゃんと伝授できている」とは言っていない)。
『真田丸』では、山崎以降は茶々との関わりが主となり同じ滅ぼされた武家の娘という点で通ずるものがあったか、互いに気にかける間柄となった。
関ヶ原の前哨戦で人質されかけたガラシャを、密かに逃がし三成には死亡したと嘘の報告を入れている。
終章では甲斐姫とともに茶々との再会の約束を信じ、もう会えないと分かっていても生きていることを信じ涙した彼女の姿があった。
無双OROCHIシリーズでは司馬懿との絡みが多く、無双OROCHI2では箱から出られなくなったガラシャを司馬懿が報せを受けて政宗と共に彼女を助け出したり、DLCシナリオ「箱入娘護衛戦」では戦場を陽気に旅する彼女を政宗達と共に護衛したり、無双OROCHI3では一時共に行動するなどしている。
司馬懿自身はガラシャを「小娘」と呼び、迷惑そうにしながらも2の陣中会話で怪我をしないようにと注意する辺り、何だかんだで光秀同様に天真爛漫な彼女を心配している模様。
戦国無双chronicle3の明智の章では、島左近と柳生宗矩との交流が増え、サコとオジと呼んでいる。
山崎以降の軍師交代制による軍師のとりを務めるが運命は歴戦の勇士が握る。