A.C.E.
あなざーせんちゅりーずえぴそーど
概要
スーパーロボット大戦シリーズ同様、作品の垣根を越えて戦うクロスオーバー作品。
ロボットアニメに登場したロボットを、そのパイロットとして操る「エース・ロボットアクション」である。
ロボゲーファンにはアーマード・コアシリーズでおなじみのフロム・ソフトウェアが関わる点が特徴。
スーパーロボット大戦と異なり、参戦作品は基本的に「リアルロボット」に分類されるロボットアニメを集めている。
Another Century's Episode(1作目)
キャッチコピーは「背負えるか、エースの宿命」。
プレイヤーはロンド・ベル隊の一員として活動する。
フロム・ソフトウェアらしさのあるアレンジBGM、ストーリー、凝った出撃シーンが特徴。
クロスオーバー作品としてはかなり異色な内容となっており、参戦作品の主人公たちの会話や重要な敵キャラクターの出番はほとんど無く、ストーリーが終始ガンダムWの登場人物であるルクレツィア・ノインの回想と会話で進行する。実質的にノインが主人公という扱いになっている。
今作ではオープニングムービーが二種類あり、島谷ひとみ氏の歌う主題歌「Garnet Moon」が流れるものと、アーマード・コアシリーズでおなじみの星野康太氏のボーカルソングのものがある。
ストーリー
統一地球暦43年。宇宙資源の奪い合いから始まった戦争は地球圏全体に広がっていき、アースノイドとスペースノイドの対立も悪化し、更に統一帝国ギガノスやホワイトファングなどの宇宙移民の勢力、異世界から来たドレイク軍、オルファンを本拠とする反乱勢力リクレイマー、他惑星から来たポセイダル軍とグラドス帝国など様々な勢力が地球圏の覇権を狙おうとしていた。
そうした事態に対して地球連邦やティターンズ、地球連合、ロームフェラ財団とその傘下OZなどの地球の勢力が結集し、地球統一機構UCE(United Community of the Earth)を結成し、敵対勢力との戦いに打って出る。
その戦いが終わって1年後の統一地球暦44年、戦乱で発生した宇宙難民の地球への受け入れが始まったが、突如UCE独立部隊ロンド・ベルのラー・カイラムが難民船団を襲撃、未知の兵器を使用して船団を全滅させてしまうという大事件が起こる。
彼らはなぜこのような暴挙を起こしたのか・・・全ての発端はラー・カイラムが機密物資の輸送任務を命じられたことだった。輸送する予定の機密物資はポセイダルに強奪され、ラー・カイラムはUCEを取り仕切るOZの支配者デルマイユからそれの奪還を命じられる。機密物資はE2と言うあらゆるエネルギーに反応して爆発的に増幅させる物質で各勢力はこれを悪用しようと画策、更に同盟組織であるはずのティターンズがOZに不満を抱いてUCEを離反する、火星の後継者と言う反乱軍の出現などの事件が多発する。
そんなE2をめぐる戦いの中でロンド・ベルはOZに牛耳られて宇宙に圧制を強いていくUCEに不満を抱き始めていく・・・
オリジナルキャラクター
主人公(プレイヤー) | ノイン教官による実戦演習中に襲撃を受ける。下記オリジナル機体に搭乗。 |
---|
参戦作品
タイトル | 備考 |
---|---|
バンプレスト オリジナル | 量産型ゲシュペンストMk-Ⅱのみ |
フロムソフトウェア オリジナル | 『叢-MURAKUMO-』からクラウドブレイカー量産型が登場 |
聖戦士ダンバイン | ドレイクの名前が出るが一切登場しない |
劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness- | リョーコ、アキト、月臣と彼らの機体のみ |
蒼き流星SPTレイズナー | エイジとル・カイン以外のキャラクターが登場しない |
ブレンパワード | ジョナサン以外の敵キャラクターが登場しない |
新機動戦記ガンダムW | |
機甲戦記ドラグナー | マイヨとグン・ジェム以外の敵キャラクターが登場しない |
機動戦士Ζガンダム | キュベレイとハマーンが参戦しているが本編には一切絡まない。ジ・Oが登場するがシロッコは登場しない |
重戦機エルガイム | |
機動戦士ガンダム逆襲のシャア | |
A.C.E. オリジナル | 敵機体のみ |
敵オリジナルメカ
- リスニル
UCEのOZが製造したE2を使った無人戦闘ロボット。歩兵ロボで武装はそれ程多くない。
- グノスト
リスニルを強化した機体。左腕がガトリングガンになっていて、右腕に2門のビームキャノンを装備しており、主に火力面における強化が施されている。小隊指揮官機としても運用される模様。ACE2ではライネン軍団の旧式無人ロボットとして登場する。
- ハーラル
グノストをベースに開発した上級指揮官機で強力な武装と高い機動性で、敵を翻弄する。
- スコル
陸戦用の火力支援ロボットで全身がほぼミサイルポッドで埋め尽くされており、小型や大型のミサイルを数多く搭載。主に歩兵ロボであるリスニルとグノストの支援を行う。
- シアスィ
スコルを改造した空中戦用の火力支援ロボ。戦闘ヘリとロボットが合体したようなミサイル、ビームキャノン、ガトリングガンなどを装備しており、スコルよりも武装のバリエーションに富んでいる。
ACE2ではライネン軍団のロボットとして登場する。
- タントール
機動性を犠牲にして攻撃力と防御力を重点においている格闘戦大型ロボット。左腕の盾で敵の攻撃を防御しながら右腕の巨大ドリルで突貫する格闘戦を行う。
- クレーブス
両腕にキャノン砲を持った浮遊ロボット。UCEが開発した機体で離反したティターンズが使用している。ジャミングによってロックオンできない難敵である。
ACE2ではUCEの旧式ロボットでタックの回想にて標的機として登場した他、ライネンの保有するロボットとして登場。
ACE3では味方ユニットの耐久値を回復する修復ロボットとして登場。
- ヴァーゲ
UCEのE2ロボットの一種。飛行能力を持っており機動性を活かした砲撃が得意。
ACE2ではライネンの無人ロボットとして登場。
- レーヴェ
UCEの新鋭無人ロボットでE2を使っている。右腕が巨大なキャノン砲となっており、機動力が低いがその代わりに右腕の砲撃は強力である。
ACE2ではライネンの手先ロボットとして登場。
ACE3では連邦軍の無人機として登場する。コントロール拠点が占拠されると停止してしまう。
- シューティア
UCEの無人機。巨大な移動砲台のような機体で近接の格闘兵器を持たず、射撃と砲撃、小型ビットを多数飛ばしての遠距離戦闘を中心とする。
またホシノ・ルリのハッキングを寄せ付けなかった。
Another Century's Episode 3 THE FINAL
キャッチコピーは「戦場に響く歌声が、エースの魂を揺さぶる」。
略称は「ACE3」。詳細はこちらへ。
前作とストーリーに繋がりがある。
Another Century's Episode:R
キャッチコピーは「異界を切り裂け!エースの翼」。
略称は「ACE:R」。「R」はリバース(Rebirth/復活または再誕)を意味し、テーマソングにもなっている。
しかし、飛ばせないムービーとマクロスFの優遇が激しく黒歴史という意見もある。
オリジナルキャラクター
オータム・フォー以外の4人は「シーズン」というグループ名がある。
参戦作品
タイトル | 備考 | |
---|---|---|
超時空世紀オーガス | ||
オーバーマン キングゲイナー | 継続参戦 | |
機動戦士ガンダム逆襲のシャア | 継続参戦 | |
機動戦士クロスボーン・ガンダム | ||
機動戦士ガンダムSEEDDESTINY | ||
フルメタル・パニック! | ||
コードギアス反逆のルルーシュR2 | R1の要素も一部採用 | |
創聖のアクエリオン | 前作の『真ゲッターロボ』に続くスーパーロボット | |
マクロスゼロ | ||
マクロスF | 今作のメイン作品と言えその優遇っぷりは歴代の参戦作品でもダントツである | |
スーパーロボット大戦OG | ||
アーマード・コア | ナインボール=セラフのみ登場。ただし、デザインが一部変更され、更なるパワーアップを果たしている | |
A.C.E. オリジナル | 所謂ザコ敵にACを思わせるデザインの物が多い |
Another Century's Episode Portable
略称は「ACEP」。通信協力プレイに対応しており、3人同時プレイが可能。
今までのA.C.E.シリーズとは異なりオリジナルストーリーがなく、参戦作品のほとんどが主人公機しか操作できない仕様がシリーズファンの反感を買ったためR同様に黒歴史と見なされている。
『第2次スーパーロボット大戦OG』に先駆けて、量産型ゲシュペンストMK-Ⅱ改のバリエーション機が登場した。
新規参戦は『交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい』『機動戦士ガンダム00』。スーパー系として『|VS騎士ラムネ&40炎』も参戦する。