「お竜さんだぞ。いぇーい」
プロフィール
| 真名 | 不明（恐らくコレ） |
|---|---|
| クラス | ライダー |
| 性別 | 女性 |
| 身長 | 173cm |
| 体重 | 57kg |
| 出典 | 帝都聖杯奇譚 |
| 地域 | 日本 |
| 属性 | 混沌・善・人 |
| 好きなもの | カエル |
| 嫌いなもの | ナメクジ、軍鶏鍋（理由は後述） |
| 設定担当 | 経験値 |
| ILLUST | 経験値（帝都聖杯奇譚）、pako（FGO） |
| CV | 堀江由衣 |
「お竜さんの秘密大公開だぞ」
概要
『Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚』の登場キャラクター。ライダーの傍らに常にいる黒髪の女性。レトロチックな黒いセーラー服を着用している。
ライダーからは「お竜さん」と呼ばれている。
普通に考えればライダーのマスターなのだが、知名度補正のかかったアーチャーを白兵戦で一蹴出来る程の強さを持つ。
しかし「神秘」が高い存在なので、アーチャーがスキル「天下布武」を発動させるとあっさりと逆転されてしまう。
『Fate/GrandOrder』にも登場。
人物
一人称は「お竜さん」。正体を表した際は「我」。
自由奔放かつ高飛車でぶっきらぼうな性格。どちらかといえば動物的な感性の持ち主で、空気を読まない。
基本ライダーにしか従わない（ライダー曰く「人間見知り」）。だがライダーに対しても辛辣に物を言っていたりする。何故かライダーが日本でどれだけ有名な存在なのか知らないなど天然なところもある。
ライダー本人も毒舌に辟易しつつも、ピンチの時に男らしく庇う程には大切に想っている。
後述の正体のためか、好物は蛙。ライダーと共に『FGO』コラボイベントの限定配布キャラとして実装された際も、蛙のキャラグッズ（手ぬぐい・根付・香炉）がキーアイテムになっているほど。
反対になめくじは大嫌いらしく、天敵として苦手と言うよりかは生理的に受け付けないといった様子。
『FGO』だと、スキル使用時に「あいつ、食べていいか？」と敵を指差してライダーに質問する物騒なやり取りがある。当然ライダーからは止められる。
正体
史実における坂本龍馬の妻「お龍（楢崎龍）」……ではなく、とある山（おそらく高千穂峰）において天逆鉾に縫い付けられていた大蛇の物の怪であり、坂本龍馬の宝具そのもの。
かつてとある山に封印されていたところを、龍馬に天逆鉾を抜かれたことで助けてもらった。
元々は彼を騙して自由になったら食ってやろうと考えていたが、事情を聴いた龍馬は「そいつは大変だったろうに」と何でもないことのように言い放ち、あっさりと自らを開放。
そのお人好しな振る舞いに、封印された恨みを含む毒気をすっかり抜かれてしまった彼女は龍馬に惹かれて、彼を食うのを忘れていたという口実で彼の元へと押しかけ女房した。
幕末の彼の偉業の陰には彼女の助けが少なからずあり、彼を何度も刺客から守っている。
ある日、風邪を引いた龍馬のために何か精のつくもの食べさせようと思い、どうせならばと彼の大好物の軍鶏取りに出かけていたのだが、そばを離れていたのが災いし彼は暗殺されてしまった。悲しみにくれた彼女は人知れず海の底に消え、竜となって天に昇ることもなかった。
また、このショックからお竜さんは軍鶏鍋を見るとあの日を思い出してしまう程のトラウマになってしまった。
能力
物の怪とはいえ恐らくは『国産み』の時代から生きており、身に宿す神秘は半端なものではなく、サーヴァントを相手にしても全く引けを取らない。
高ランクの怪力と神性を有し、身に纏う神秘は通常の攻撃では傷すらつかない桁違いの防御力を誇る。その拳は岩を容易く砕き、髪さえも引きずれば地面を削るほどの硬度。
攻撃方法の基本は単純なパンチだが、それ一発が地面を凹ませるほどの威力がある。さらに髪の毛の長さと硬度を自在に操ることも可能で、全方位からの串刺しに、拳のラッシュと合わせた怒涛の波状攻撃までやってのける。
口からは真っ黒な霞を吐き出し、相手の視界を奪うと共にダメージも与えることも可能。
また唾液には負傷の回復を早める効果があるとのことで、ライダーが怪我しようものなら治るまでねぶり倒す。
宝具の『天翔ける龍が如く』の真名開放により、一度地面に黒く墨のように溶けたのち、大蛇の如き真の姿で再登場（曰く、"お竜さん大変化"）。神代の神秘を纏い圧倒的な破壊力を発揮する。
しかし一度発動すると発動後に世界に対する不完全さから「お竜さん」自身が消滅する、と言うかなりのデメリットがある。
『FGO』ではこのあたりのデメリットに言及があり、バックアップの加減次第では消滅は回避できるらしいことが判明している。それでも連発は出来ず、少なくともインターバルを挟む必要はある。
竜に近くはあるものの厳密には異なる、竜種一歩手前の蛟や大蛇（オロチ）に近い存在のようである。
そのせいか、竜種に作用するタイプのスキルや宝具には対応していない。
因みに人の姿でも龍馬を乗せて飛べるものの、せいぜい膝の高さしか浮き上がらないらしい。
関連人物
生前
封印の鉾を抜いた事で解放してくれた人物。以後、彼が死ぬまで寄り添った。
サーヴァントとして召喚された後も共にあり、憎まれ口を叩いても本心では深く愛している。
また、ライダーの方も彼女のピンチを身を挺して守る等、2人の絆は本物。
生前のころから面識があり、仲が悪い。見るなり辛辣に当たるほど毛嫌いしているが、龍馬が気に留めている相手なので、渋々ながら様子を見ている。しかし『ぐだぐだ帝都聖杯奇譚』では頼りになると認めていたり、重要な場面では名前で呼んでいることから本心から嫌っているわけではない様子。
彼をくそ雑魚ナメクジ呼ばわりしているが、三竦み的にはお竜さんの弱点という事になってしまう（『FGO』のクラス相性でも不利な関係にある）。
余談だが、生前に面識があると言われているが、史実だと彼女（お竜）が封印されていた、ある山（高千穂峰）で龍馬に封印を解かれ出会った時期は1866年3月10日頃と言われていて実は彼は昨年の1865年7月3日に土佐で処刑されている。
帝都聖杯奇譚
聖杯戦争に召喚された敵サーヴァント。途中までは彼女を圧倒していたが、神秘特攻に弱いと分かってからはあっさりと逆転された。
スキル「天下布武」と宝具「第六天魔王破旬」を持つ彼女とは致命的に相性が悪い。
Fate/type Redline
同盟を結んだセイバー陣営の人間。有無を言わさず彼女の傷をなめまくったためビビられた。
関連イラスト
関連タグ
『ぐだぐだ龍馬危機一髪！』のネタバレにつき注意！！
大蛇の物の怪とされてはいるものの、それだけでは不可解な点が多い。
『ぐだぐだ龍馬危機一髪！』の回想によれば、とある遠き国で滅びゆかんとする神々によって生み出されたものの、姿があまりにも醜く、どこかへと流されて高千穂の地に辿り着く。そして彼女は憎しみの余り、龍となって天へ昇り、神々への復讐を遂げようとしたが、天逆鉾によって封印されてしまったという過去が明かされた。
以上の経歴から真の正体はイザナギとイザナミの国生みの際、最初に誕生するも不具の子であった為に打ち捨てられた神『ヒルコ』あるいはヒルコの妹とされる『アハシマ』ではないかと思われるが、真名までは明かされなかった。
ちなみにこの『ヒルコ』だった場合、同じくイザナギから誕生した三貴神の一人・アマテラスの分霊である玉藻の前と、イザナミの娘疑惑がある宇津見エリセとは系図上の実の姉妹にあたる。
