概要
オールドランドの王であるオーズンが率いる国家。
人間に捨てられた玩具たちが集まって構成されている。
現在はとある空き地を支配下に置いているが、その空き地に人間の業者によるマンションが立つことになったために次の領地を求めてイロスマ島を狙っている。
目的のためなら罪のない人形たちがいくら犠牲になろうとも構わない暴力集団。
人智を超えた体術と異能の数々から生物的にはイロスマメンバー達を大きく突き放し圧倒する個の暴力の体現者達。 真っ向からのタイマンではバートたちには一切勝ち目はない。
しかし欠点もあり、一応オーズンへの忠誠心こそ共通だが、オールドランドの幹部同士のチームワークや結束力は無いに等しく仲は非常に殺伐としている。 仲間同士の罵りあいはしょっちゅうであり、時には自分の目的のために味方を踏み台にしたり犠牲にする者すらいる。 まあぶっちゃけその辺はイロスマメンバーもあんまり変わらないが
基本的に単体で戦う彼らボスキャラを、友情やチームワークで勝るイロスマメンバーたちが知恵と技術を振り絞り、激闘の末に撃破していくのがイロスマのテーマの一つとなっている。
組織構成
8章シーン11の時点ではオーズンの方針により人間に捨てられ行き場を無くした玩具たちを受け入れていった結果、388名ほどの人形が所属しており、コレクターズとの戦争の経験から国民は全員兵士として扱われる。
オールドランドの軍は12の部隊に分けられ、その部隊の隊長は『獣似隊じゅうにたい』というチームに配属されオーズンや四天王の直属の部下として扱われる。
オーズンの意向から「オールドランドに敗北は許されない」というのが組織の方針となっており、失態を犯した部下には容赦のない制裁が待っている。
四天王や獣似隊といったオールドランドの幹部クラスでも例外なくオーズンの作戦のための捨て駒のように扱われているらしく、敵の手によって仲間がいくら排除されようとも構わないという姿勢を見せている。
雇うのに何億という資産がいる8人殺しを大金をはたいて雇ったりと、資金的にも人数的にも規模はかなりデカい。その割にはウサギシの給料が時給630円だったり雑魚敵は給料はもらえなかったり妙にケチ臭い描写もあるが。
王
CV.MAINASU12
EXで初登場したイロスマ島と敵対する支配者。
元はとある家の押し入れに仲間とともに住んでいたが、古くなったため仲間ごと持ち主に捨てられてしまう。次々と仲間が倒れていき、残った同志とともに空き地に新天地「オールドランド」を形成したが、そこにマンションが建設されてしまったため、イロスマ島の領土を奪いバート達を抹殺すべく、数々の手下を従える。
最終章では四天王と別れた後、イロスマ島の本部に行き、マスターバートと戦い彼を倒す。
四天王
オールドランドの王直属の配下であり、オーズンから直々に力を与えられた四人の精鋭集団。
オールドランドの大臣的存在であり、イロスマXからのメイン悪役。
基本的に共通点としては、四色のイメージカラーと目の下にあしらわれている刺青?と火、雷、緑、風、氷と言った自然物を使役する能力を持ち、カンタロー以外のメンバーの名前の由来は季節から来ている。
四天王は全員作中でもトップクラスの実力を持つが、実はリア博士が作ったとある生物の成れの果ての結晶を分解したコンタクトレンズを装着した事で常人離れしたパワーが身に着いた。
四天王が装着しているコンタクトレンズにはそれぞれ感情をエネルギー源にして、自然の力を操れるらしいが、副作用としてその感情とは反対のものを生み出してしまうとエネルギーが逆流して持ち主のボディが壊れて死亡するというリスクがある。
バーマーは「怒り」、サールは「喜び」、グリングは「楽しみ」、フィンターは「悲しみ」の感情をエネルギー源としている。
当初はリーダー格であるバーマーがその出番の大半を担っていたものの、最後の四天王のフィンターが登場してからは彼に悪役としての出番を奪われがちである...
サールとグリングも初登場以降かなり出番が少なかったが、一応サールが敗北し、物語がイロスマEXに入ってからはポツポツと出るようになった。(それでもグリングは棒立ちするだけで何もしていないことが目立つが)
CV.MAINASU12
四天王の中ではリーダー格。炎系の技が得意とする。一人称は俺。
真面目な性格だが部下に対して冷酷な面がある。
他の四天王3人をまとめようとするが、3人共性格が個性的であるため、まとめるのに困惑している。
オーズンへの忠誠心はかなりあり、次期国王候補ともされている。
最終章ではバート達と戦闘していたが、パックンを犠牲にしてまで爆発に巻き込まれ死亡したと思われたが体の半分を傷を負ったが運よく生還する。その後バート達と2手に分かれたかずき達と戦闘になる。
CV.MAINASU12(加工済み)
前髪が長いキャラクター。一人称は私。
氷系の技を使い、四天王の中ではトップクラスの実力を持つ。イロスマメンバーに敵対しつつも、いずれはオールドランドを潰すという目的に基づき行動しており、一匹狼で仲間を必要としない。
オールドランドの強力な(一部を除いて)小隊である「獣似隊」のうちの一体「レイドラ」を部下に置く。
最終章では四天王で特に嫌っていたサールを殺し、ケロ次郎は「なぜ仲間を殺す?」と非難したが「私はこいつのことを仲間と思ったことは1度もない」と反論した。その後バート達と戦闘になる。
CV.MAINASU12の兄→MAINASU12(加工済み)
ギターが得意なヤンキー調の四天王の一人。電気系の技を得意とする。一人称は俺様。
あまりバーマーの指示は聞かず、常に自分至上主義。
オーズンや他の四天王(特にフィンター)から嫌われている。
口癖は「あ〜ん?」とやはりヤンキー口調。
ストーリーモードの最終章でバート達にやられる最中にフィンターが現れ、サールは助けを求めるも拒否され最期は彼に殺された。
四天王で最初の死亡者となった。
CV.MAINASU12の兄→MAINASU12
自然が好きな大柄なキャラクター。一人称は僕。
単語を少々途切れ途切れに喋る。はじめは温厚な性格でバート達を味方と認識していたが、シャドーとの戦いで森に火をつけたかずき達に激怒。本格的にイロスマメンバーの敵となる。
技は植物、地面、風など自然に関わる技を使う。
最終章ではイロスマ同人誌のキャラ達と対決し戦闘は優勢と思われたが、オーズンがマスターバートを倒した時の爆破の衝撃で倒れた隙に炎に焼かれ、最後はライト達に止めを刺され炎に焼かれたまま死亡した。
最期の言葉は「僕は緑を守りたかっただけなのに…」だった。
四天王で2番目の死亡者となった。
獣似隊
オールドランドの精鋭部隊。干支の動物に近い見た目をしている。詳細は個別記事で参照。
アイスドール
イロスマEXsm10章でフィンターが自分の代わりにカンタローと闘わせる為に準備した産物。
死んだ人形の魂を凍らせて作ったフィンター特製の氷の人形。
オリスマのラスボス。
プリン大好きな時計のモンスター。元の作品から若干キャラ崩壊気味。
クラバトのラスボス。
空想世界を破壊しようと企んでいる悪の科学者。
こまブラXのラスボス。
エネルギーを吸収してパワーアップする能力を持っているが吸収するエネルギーがないと何もできない。
ドルバトXのラスボスの一人。
石人によって作られた人形。自身を復活させてくれたフィンターに忠誠を誓い、イロスマメンバーに戦いを挑む。
ガンスマフェーズ1のボスの一人。
ガンスマの悪の組織であるDOGMAの首領。
マスターメイドが従えている元8ボスの1人。帽子の中から爆弾やザコ敵を出して攻撃するマジックの使い手。
非常にお喋りな子供っぽい性格で、いつも機密情報を敵に漏らしては味方に叱責されている。
これまで3度イロスマメンバーと戦っているが、その度に名前を忘れられている。後にアイスドールとして復活している
マスターメイドが従えている元8ボスの1人。爆弾を使って戦うピエロ。
敵を甚振り爆殺するのが大好きな悪辣な性格。しかし追い詰められると命乞いしたりするなど小物臭い一面もある。後にアイスドールとして復活している。
マスターメイドが従えている元8ボスの1人。トゲ付き鉄球を振り回して攻撃する。
自分の強さに自信を持っている傲慢な男。イロスマメンバーの中でも最弱のリンの前に立ちはだかり、その圧倒的な実力で追い詰めたものの...。その後フィンターによってアイスドールとして復活している。
マスターメイドが従えている元8ボスの1人。レゴブロックで作った悪趣味なロボットを従え戦わせる。
極度のロボットオタク。ロボットによる数の暴力で敵を封殺する戦い方が得意だが、本人の戦闘力はその辺のザコ敵程度しかない。後にアイスドールとして復活している。
マスターメイドが従えている元8ボスの1人。闇をエネルギー源としており影を使った攻撃が得意。
イロスマ島を闇で飲み込むことを野望としており、今まで3度イロスマメンバーの前に立ちはだかり彼らを追い詰めた強敵。マジックンとは大違いである。後にアイスドールとして復活している。
その他国民
オールドランドの雑魚キャラ。
雑用係をやらされておりよく待遇の悪さを愚痴っている。
オールドランドの列車の駅員。
イロスマメンバーとの紆余曲折あってEXでは降格されてしまったらしい。
こまブラのキャラ。
イロスマメンバーにクイズを出題しステージ攻略のお助けをしているがその度にひどい目にあっている。
- OLDロボ
オールドランドの雑魚キャラ。
顔に「OLD」の文字絵が描かれたロボット。
- ソバミ
元「押入れの国」の住民。今はオーズンの推薦で大臣になっている。
オールドランドのやり方に心を痛める温厚な人物。
- ゴレ
元「押入れの国」の住民。今はオーズンの推薦で大臣になっている。
元イロスマメンバー。
イロスマ本部を脱退しフィンターの弟子になったことにより事実上オールドランドの一員になった。
元8ボス。隠しキャラとしてイロスマメンバーになった。
正体はフィンターにイロスマ本部の監視を命令されたスパイで、土壇場でネタバラシされたことによりイロスマメンバーを絶望させるが最後の最後で...?
過去にオールドランドに住んでいた人形。フィンターの友人。サールの部下。
ヘタレかつ打算的で、生き延びるためならどんなことでもする性格だったがそのことが仇となり...?
オールドランドの協力者
オールドランドの住民では無いが、オーズンが資金を与えて雇った人形達。
研究者
CV.SIKAKUNN09の姉
オールドランドに協力している女性研究者。主に発明品を開発するのが仕事である。
オーズンはサール以外の四天王と同じく彼女のことも信頼しているが、リア博士はオーズンへの忠誠心はなくお金がもらえればいいと思っている。
彼女のみ唯一イロスマキャラと会ったことがない。
最終回の序盤にオールドランドのマンションの建設が明日になったためオールドランドから離れることになった。
8人殺し
CV.MAINASU12
マスターメイドが従えている8ボスの1人。世界最強の殺し屋組織である「8人殺し」のリーダー。
依頼主からの命令を受け、イロスマメンバーを殺害するため幾度となく立ちはだかる強敵。
CV.MAINASU12
8人殺しのメンバー。コードネームは「銃」。
銃器使いで、陽気でチャラけてふざけた性格だが、
スナイパーとしては超一流の腕を持つ上に実は素手でもかなり強い。
脱退者
バーマーの元召使い。イロスマでは超珍しい女性キャラ。
心優しい性格で、罪のない人形たちの犠牲を顧みないオールドランドのやり方に反発し、組織を抜けイロスマのオペレーターになった。
オールドランドの元四大幹部。
三度笠を被った侍のような風貌にマントを羽織った青年。
風属性の剣術使いで、作中最強キャラのフィンターと渡り合える屈指の実力者。
強い義侠心と良識を併せ持つ人格者で、イロスマ島を奪おうとするオールドランドのやり方に納得できず、組織を抜け反発するようになった。
しかし、そのオールドランドらしからぬ人格が、最終的に彼にとって命取りとなった…
元8ボス。隠しキャラとしてイロスマメンバーになった。
オールドランドの軍隊に就職したが、弱すぎて人体実験されそうになっていたところを逃げてきたらしい。
- カンタローの部下の獣似隊
それぞれ獣似隊の5番隊長と6番隊長。未登場。
カンタローがオールドランドを抜けた後、後を追うように彼らもオールドランドを抜けたらしい。(恐らく辰と巳の獣似隊だと思われる)
用語
- 王の作戦
イロスマ島を奪うためにオールドランドが進めている作戦。
一度取り込んだ能力をすべて記憶することができ、自在に操ることができるインストール能力を持つマスターオールドにマスターバートの力を吸収させ、オールドランド用にイロスマ島を初めから作り直すというもの。
サールがイロスマ島からマスターオールドの燃料を採掘する技術を唯一持っていたが、その彼が捕虜にされてしまったことで一時期「王の作戦」が実行不可能になってしまった。
余談
作中の会話から、オールドランド四天王のモチーフは『ロックマンゼロ』シリーズの『ネオ・アルカディア四天王』らしい。
関連タグ
イロスマ 悪の組織 大乱闘スマッシュブラザーズ 春夏秋冬 喜怒哀楽