概要
メタナイトがゲーム作品に登場した当初、その剣のデザインは鍔の部分に赤い球がはめ込まれていて全体が光り輝いた荘厳なものではあったが、全体的な形状は普通の両刃剣でしかなく、特に決まった名前もなかった。
しかし、アニメ版では雷を模したような形状の3対の枝刃が付いた金色の剣となり、第60話「宝剣ギャラクシア!」にて「宝剣ギャラクシア」という名前であることが判明した。
本編より5万年前にフォトロン族が鍛造した自我を持つ剣で、持ち主を自ら選定する。そのため、力量の足らないものが手にすれば、命を落とすこともあるという。
「ギャラクシアがメタナイト卿の手にあるおかげで、ホーリーナイトメア社の宇宙征服が完遂できていない」という世界観的に重要な設定を担っている。
アニメ版では鞘にしまっている際は刀身がなく、取り出すと電撃のようなものを放ちながら刀身が形成されるという描写がある。
カービィが吸い込む、もしくはソードカービィの剣と取り替える形で受け取ると「ギャラクシアソードカービィ」とでも呼ぶべき姿になる。剣がギャラクシアに変わるだけでなく、必殺技のソードビームもギャラクシアソードビームとなり、より強力になる。ちなみに、カービィも素質がある戦士であるため通常時でも普通にギャラクシアを持つことができる(なお、ソードカービィ時でないとうまく扱うことはできない)。
アニメ放映以降、ゲーム作品におけるメタナイトの剣もこのギャラクシアに似たデザインとなっているが、2Dアクションゲームの場合は公式イラストのみギャラクシアの形状をしており、ゲーム画面上では刀身が普通の両刃となっている。
『鏡の大迷宮』ではメタナイトが剣をカービィに投げ渡すシーンがあるが、その剣の名称は『マスターソード』となっている。これに関してはエンディングの内容から彼が元々持っていた剣ではなく、鏡の国にあった物をカービィに投げ渡した可能性がある。
形状変更後も名前について特に明記されては来なかったが、近年では『大乱闘スマッシュブラザーズX』に登場する最後の切りふだ「ギャラクシアダークネス」を皮切りに、ゲーム作品でも「ギャラクシア」の名を冠するようになり始めた。『スターアライズ』の資料集ではメタナイトの持つ剣がギャラクシアであることが明言された。
剣の神秘の力か、それとも彼自身の剣技がなせるのか、メタナイトはこの剣から様々な能力を発揮できる。
地面を走る衝撃波、三日月状の光刃を放つ「ムーンカッター」(Wii以降では「ムーンショット」)、火炎を纏った斬撃「波動斬り」、地面を叩いて発生させる電撃、ソードカービィと同等の光線技「ナイトビーム」、剣に力を込めて振るえば、カービィを巻き上げて大ダメージを与えられる最大の大技「マッハトルネイド」が発動する。
なお、電撃や波動斬りはミックスコピー能力(ファイアソードとサンダーソード)に対応している事がうかがえるが、アイスソードに対応した技はない(ドロッチェが氷属性技を持っているからであろうか)。
『ウルトラスーパーデラックス』の「メタナイトでゴーDX」や、『ロボボプラネット』の「メタナイトでゴーリターンズ」では敵を倒していくとメタポイントがギャラクシアに溜まっていき、ブレイドナイトまたはソードナイトをヘルパーとして呼び出す「ナイトしょうかん」、加速技の「メタクイック」、回復能力「ヒーリング」、暗闇からギャラクシアで切り裂く「ギャラクシアダークネス」メタナイツを呼び出し攻撃する「メタナイツでゴー!」、そして最大の必殺技「マッハトルネイド」などの必殺技が行使可能。
『あつめて!カービィ』のミニゲーム「カービィマスター」第4章でメタナイト&ソードナイト・ブレイドナイトとの分岐の隠しボスとして、宝剣ギャラクシア自体が単体で登場。ただし、一度4章をクリアした状態でないと出現しない。
勝つとその後のダークマター戦の技にギャラクシアソードビームが追加される。威力は9999。ちなみにラスボスとなるリアルダークマターのHPは3000。
明らかなオーバーキルである。
『毛糸のカービィ』のステージ「せんかんハルバード」のお宝としても登場している。
『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』ではカービィがメタナイトをコピーするとギャラクシアを装備し、同様に『星のカービィディスカバリー』でも「メタナイトソード」使用時にギャラクシアを装備するように。
「も~れつプププアワー!」にも登場。5万年前に作られたありがた〜い剣として出てくる。最初はメタナイトが持っていたが、去年(2005年)の12月に落としたのをデデデに拾われ、そのままデデデの経営する美術館に展示された。
因みに充電式で、電池切れになると技が発動しなくなる(ウルデラ版がこれに近い)。
カービィ曰く、「カップ麺のおもしにちょうどいい重さ」らしい。
その後も結構出てきており、運動会の時の借り物競争のお題として出てきたりしてきた。
切れ味の方はどんなのかと言うと、栗のイガを割れなかったりするので、めちゃくちゃ良いとは言い切れない(ただし剣の名誉のために付け加えると、この栗のイガはコックカワサキの包丁をボロボロにする程硬い)。
「カービィ&デデデのプププ日記」第40話ではかまくら遊びをしていたカービィたちが調理をしようとした所、包丁を持っていなかった為に仕方なく、包丁代わりにされた。
メタナイトも渋々了承したはいいが、流石にケーキを切るのはクリームで汚れてしまうので我慢ならなかった模様。なお、カービィがソードで食材を切った為、結局ギャラクシアは必要なかったというオチで終わる。
なお、ダークメタナイトが持つ剣は刀身がシルバーで、宝玉が青くなったギャラクシアのような形状をしている。
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