概要
元は800年前の錬金術師が作ったもので、コアメダルと合わせて「オーメダル」とも呼ばれる。
どういうわけか人間の欲望に応じてどんどん増殖する特性があり、メダルを糧とするグリードたちは欲望が強い人間にこれを投入して「ヤミー」を生み出す。そしてヤミーが無事に戻ってきたらセルメダルに分解し回収するのだ。
主な特徴
- 色
コアメダルは「系統」ごとに色が分かれているが、セルメダルはすべて銀色(灰色?)。ちなみにゾウ・ゴリラ・サイの「重量系メダル」も銀色だが、もちろんセルとコアは別物。
- 「細胞(セル)メダル」
セル(Cell)は「細胞」という意味で、その名前通りこのメダルはグリードやヤミーの肉体を構成している。なのでダメージを受けると返り血が飛び散る如くメダルがこぼれ落ちる。
なおグリードは自身の意思を内包するコアメダルを核とするが、ヤミーはコアメダルを持たないため、アンクはグリードを「棒つきアイス」、ヤミーを「棒がないアイス」と例えていた。
- メダルの絵柄
メダルに彫られた動物はコアメダルと同じだが、こちらはコアメダルのような特性を持っていない。なのでどの絵柄も効果は同じであり、セルメダルなら他の系統でも問題ない(コアメダルで同じことをすると暴走する危険がある)。
- パワーアップ素材
元々がメダルの塊だから当然だが、グリードたちはセルメダルを取り込むとパワーアップする。
もちろん、核となるコアメダルを1枚でも取り戻した時の方が強いこともあるが、セルメダルとて大量に取り込めばコアメダルに匹敵する強化も可能。
- 燃料
大量のエネルギーを保有しているため、鴻上ファウンデーションでは武器やバイクの燃料に使用されている(メダガブリューも同様)。
また仮面ライダーバースは武器であるバースバスターだけでなく変身にもセルメダルを用いる。
- その他
基本的に破壊不可能とされるコアメダルに対してセルメダルの強度は高くないようで、グリードがセルメダルを割ると「屑ヤミー」と呼ばれる低級なヤミーが生まれるのも特徴。
屑ヤミーを憑依させることで、1日1枚のペースで新品のセルメダルが生成される。
ちなみにショッカーグリードはショッカーメダル1枚にセルメダルを1枚くっつけただけでいきなり誕生しているが、それ以外のグリードを作る際にはその肉体の体積とほぼ同じ量のメダルが必要なため、密度は水とほぼ同等と思われる。
またヤミーの幼体である「白ヤミー」は1枚しか持っていないものの、その白ヤミーが成長した動物ヤミーの身体には無数のセルメダルが含まれており、攻撃されると血の代わりにメダルが噴き出す。そして死ぬとその体は全てセルメダルになってしまう。
作中では6種×3匹のメダルの他、エビ・カニ・サソリも登場している。
余談
『仮面ライダーOOO』の前番組・仮面ライダーWの劇中においても、ミュージアムと繋がりのあった敵組織・財団Xの資料の中に、ガイアメモリと並んで研究対象とされている記述があった。
※W作中の記述については、当初はWの次回作がOOOであることも含めたファンサービス的要素に過ぎなかったとの事だが、W劇場版「AtoZ/運命のガイアメモリ」を皮切りに、その後の劇場版でクロスオーバー競演を重ねる中で、財団XがOOO・フォーゼ側にも絡む研究を行い怪人を生み出していたという設定が付与、強化され、お遊び要素ではなくガチの設定となっていった。
CSM
2020年、CSMシリーズから「仮面ライダーOOO」10周年を記念してプレミアムバンダイにて完全受注生産で販売された。詳細はこちらまた、2022年にバースドライバーのCSM化に伴い再販が決定した。
関連イラスト
関連項目
仮面ライダーOOO 仮面ライダーオーズ 仮面ライダーバース 800年前の王
グリード(仮面ライダーOOO) ヤミー(仮面ライダーOOO)
ライドベンダー メダジャリバー メダガブリュー バースドライバー バースバスター
ライダー変身アイテム
ガイアメモリ→ オーメダル(コアメダル/セルメダル) → アストロスイッチ
怪人変身/生成アイテム
ガイアメモリ → オーメダル(コアメダル/セルメダル) → ゾディアーツスイッチ