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ジェネシス(ガンダムSEED)の編集履歴

2023-02-27 10:16:49 バージョン

ジェネシス(ガンダムSEED)

かくえねるぎーをしようしたがんませんれーざーほう

ジェネシス(ガンダムSEED)とは、TVアニメ「機動戦士ガンダムSEED」に登場する戦略兵器の一つ。

「思い知るがいい、ナチュラル共!この一撃が、我らコーディネイターの創世の光とならん事を!!」

概要

ザフトが開発した決戦兵器にして最終兵器。元々はプラントにおけるソーラーセイル開発にて、宇宙船用のマスドライバーの一種として開発されていたが、連合及びナチュラルへの憎悪に燃えるパトリック・ザラとその派閥がそれに原爆の起爆設備とガンマ線の収束機器を追加し、軍事兵器へと転用されていった。

名前は「Gamma Emission by Nuclear Explosion Stimulate Inducing System(核エネルギーを使用したガンマ線レーザー砲)」の頭文字から取られたもので、パトリックはこの兵器から放たれるガンマ線レーザーの光を「コーディネイターの創世の光」と称している。


コロニーサイズの本体ユニットと円錐状のミラーブロックで構成されており、本体内部で核爆発を起こして発生したガンマ線を2種類のミラーによってコヒーレント化し、巨大なガンマ線レーザー砲を発射する。レーザー自体はガンマ線のため見ることはできず(レーザーのように見えるのは超高温に加熱された星間ガスやスペースデブリが発光したもの)、浴びたMS・戦艦は当然破壊され、人間などの生物が浴びると、サイクロプスのように体内の水分が沸騰して体が膨張し、やがては破裂して死亡してしまう。即ち、撃たれたら最後、射線上から退避しない限り回避も防御も不可能となる。仮に地球へ放たれた場合、レイ・ユウキ曰く「地球上の生物の半数が死滅する」とのことで、エリカ・シモンズの計算では「地球に向けられれば、強烈なエネルギー輻射は地表全土を焼き払い、あらゆる生物を一掃してしまう」という(但しこれは1射目の60%の砲撃を基に算出されたデータであり、最大出力で撃った場合、地球上の全ての生物が死滅し、地球が文字通り死の星になってしまう可能性もある)。

また、射程距離も長く、L5宙域から月面基地、地球に砲撃できるほどであり、レーザーの通過した空間とその周囲の電子機器や通信に異常を発生させる副次効果もある。


未使用時にはミラージュコロイドを用いて透明化させることで隠密性を高めさせており、ジェネシス全身にフェイズシフト装甲を採用させているため、クサナギローエングリンすらも弾き返す。また、内部で核爆発を起こすためにNジャマーキャンセラーも搭載している。


劇中での活躍

第47話(リマスター版では第45話)で姿を見せ、第48話(リマスター版では第46話)ではパトリックの指示で第1射が放たれ、地球軍艦隊の半数を消し飛ばし(旗艦ワシントンもこれにより消滅)壊滅状態にさせた。


第49話(リマスター版では第47話)では、援護に来た連合艦隊と月基地に向けて発射。艦隊の連合兵と月基地内部にいた女性オペレーターが風船のごとく膨張し破裂、爆死していった。

第50話(リマスター版では第48話)では、ナチュラルへの憎悪と怒りに駆られたパトリックが、静止するユウキを銃撃し、3射目の標的を地球の大西洋連邦首都・ワシントンに定めるという凶行(この時、射線上にはザフト艦隊が存在しており、地球にもコーディネイターの住民がいるにもかかわらず、ナチュラルを滅ぼそうと地球にジェネシスを撃とうとしている)に出る。しかし瀕死のユウキによって阻止され、パトリックも死亡。ヤキン・ドゥーエが自爆後、ジェネシスからガンマ線が発射されるも、射線上にキラ・ヤマトに討たれたラウ・ル・クルーゼプロヴィデンスがおり、レーザーの直撃でプロヴィデンスの核エンジンが誘爆しミラーブロックが破損。更に間髪入れずにアスラン・ザラがジェネシス内部にてジャスティスを自爆、本体も破壊されて地球への被害は未然に防がれた。


ネオ・ジェネシス

DESTINY」に登場したジェネシスの改良型。

宇宙要塞メサイアの切り札として搭載されており、小型化されているため威力こそは減ったが、最大の弱点であるミラー交換が不要となったため、次発の再チャージに時間がかかるものの、ジェネシスと比べて取り回しが良くなっている。

1射目で歌姫の騎士団と共同戦線を張るオーブ艦隊と地球軍艦隊に大打撃を与えるが、2射目では自軍の艦隊も巻き添えになっている(アーサーの台詞では、マルベースとブルトンが巻き込まれて轟沈している)。

3射目を前にミーティアを装着したストライクフリーダムによってメサイア諸共破壊された。


ジェネシスα

ASTRAY」に登場したジェネシスのプロトタイプ。

リジェネレイトの外部加速装置として運用されており、「外宇宙探索船用の加速装置」というジェネシス本来の運用方法に近い形で使われている。

パイロットであるアッシュ・グレイロウ・ギュールに敗北したあと、ジャンク屋組合に接収された。

DESTINY ASTRAY」では、ブレイク・ザ・ワールドの際にザフト脱走兵とアメノミハシラの軍勢がジェネシスαを巡って戦闘が発生しており、次にジャンク屋組合が落下中のユニウスセブンの破壊に用いようとするが、テスタメントの介入で失敗。テスタメントの再戦時ではテスタメントのパイロットによって暴走させられてしまい、秘匿されていた連合基地が壊滅してしまった。更には連合基地壊滅の報復に来た連合の襲撃に遭い、予め細かいパーツに分解していたジェネシスαを完全にパージさせられた。残骸は新本部となるジャンクαに生まれ変わり、ジェネシスαにいたジャンク屋組合の構成員も、飛散したパーツに紛れて脱出しアメノミハシラへ避難した。


こちらもジェネシス同様に施設全体をPS装甲で覆い尽くし防御を固めていたが、後に全て剥がされて自動車の素材になってしまっている。


関連タグ

機動戦士ガンダムSEED ザフト

みんなのトラウマ土曜日18時人間が破裂して死ぬシーンが流れているため、一部の人からはサイクロプスと同じトラウマ要素の一つとして挙げられている(但し「DESTINY」ではそれらの描写が無い)。

ソーラ・レイ コロニーレーザー…宇宙世紀における似たような破壊兵器

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