概要
高校時代は二松學舍大附高校に所属し、2012年のドラフト会議にてドラフト2位で広島東洋カープに指名されて入団した。同姓のイチローと同じ51番の背番号を入団時より与えられている。
高校時代は投手で、ドラフト時には内野手として指名されたが入団後は主に外野手として起用されて1年目の2013年のシーズンは二軍での出場がメインであったが、9月に一軍昇格を果たして9月16日には初安打初打点を記録した。
2015年から一軍での出場が多くなり、翌2016年のシーズンはケガの影響で出遅れたが、4月末より6番ライトに定着、交流戦におけるオリックス・バファローズとの3連戦では1・2戦目にて2試合連続のサヨナラホームランを放ち、3戦目では決勝ホームランを放つ活躍を見せた。この活躍に対し当時の緒方孝市監督は「神ってる」と評価した。
2016年シーズン終盤は5番を打ち、優勝が決定した9月10日の読売ジャイアンツ戦では2本のホームランを放って優勝決定に貢献、シーズンの最終成績は打率.333、本塁打29本、打点95の好成績を収めてカープの25年ぶりの優勝における原動力となった。以降も主軸として活躍、2019年シーズンからは前田智徳が2013年に引退して以来欠番となっていた背番号1を着けた。
2021年シーズン終了後、ポスティング制度を利用してMLB入りを表明。MLB選手会側とオーナー側の労使協定交渉の影響を受ける中、2022年3月にシカゴ・カブス入りが決まった。背番号は27。
同年4月のMLB開幕戦に「6番・ライト」で先発出場して1安打2四球、この年のチーム初得点を記録した(パトリック・ウィズダムの犠牲フライで生還)。
エピソード
- 2006年3月、「出没!アド街ック天国」に出演。東京都荒川区、町屋編で当時11歳、小学5年生だった時に「リアル巨人の星」と言うタイトルで紹介された。その8年後の2014年に再度荒川区町屋が取り上げられた時には、2012年ドラフトで2位で入団した鈴木がVTR出演している。
- 2018年8月9日の対中日ドラゴンズ戦において左腕・笠原祥太郎投手と対戦、3回裏、カウント3-2でボールを選び本来なら四球になるにもかかわらず、だれも気づかずにプレーを続けたあげく2塁ゴロに打ち取られる珍プレーの主役となった。
- リアル野球BANにおいて石橋貴明率いるチーム(正式名称は年によって異なるが、近年は概ね「チーム帝京」が多い)の対戦相手として出演した際、石橋チームのメンバーである杉谷拳士とゴルゴ松本に「セイヤ、セイヤ、スズキ!!」と(リズミカルな動き込みで)煽られ、石橋からは前述した出身校から由来する「二松学舎」と呼ばれる事があった。
- 自身の目標とする選手としてマイク・トラウト(ロサンゼルス・エンゼルス所属)の名を挙げており、メジャーデビュー後の背番号もトラウトに肖ったもの。入団会見でも「Mike Trout, I love you.」と熱烈なラブコールを送り、会見に来た記者を爆笑させた。トラウトもこのことを知っており、「自分もぜひ会ってみたい」と面談に前向きな反応を見せている他、シーズン開始時の鈴木の好成績を高く評価している。
- 妻は新体操で2012年のロンドン五輪、2016年のリオデジャネイロ五輪の日本代表に選ばれている畠山愛理。2019年に結婚した。ちなみに2人は同じ1994年生まれの同い年で、誕生日が2日しか違わない(年こそ8年違うが畠山愛理の誕生日8月16日はダルビッシュ有と同じだったりする)。
- 中学2年生の時は野球に打ち込み過ぎて勉強が完全に疎かになり、体育と社会以外がオール1であった。当然そのままでは高校進学に支障が出るため、3年生の時にスポーツ推薦を取るために頑張ってオール3ぐらいには乗せた。(参考)
応援歌(カープ時代)
誠の道進み チームに流れを呼べ
荒川から架けろ 夢の赤い橋
(かっとばせーセイヤ!)
関連タグ
- 聖闘士星矢:名前繋がり。なんJ界隈では聖闘士誠也としばしばネタ扱いされている。
- 大谷翔平:共に1994年生まれの同い年メジャーリーガー。ユニコーン、宇宙人と称される大谷翔平選手に対して、鈴木選手はペガサス誠也と称される。ちなみに、鈴木選手が敬愛してやまないマイク・トラウト選手のチームメイトでもある。