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初代アニメ版スパイダーマンの編集履歴

2023-03-15 01:31:26 バージョン

初代アニメ版スパイダーマン

しょだいあにめばんすぱいだーまん

1967年にテレビ放送されたTVアニメシリーズを指す。

概要

元々はカナダとの共同制作によって全3シリーズ全52話まで放送されたアニメ作品。

この作品のキャラクターデザインは、1963年のコミックを元に作られている。

スパイダーマンが驚く台詞『何て事だ!(Wallopin' Web Snappers)』は、アメリカの中で有名な単語である。

ただしそれだけではない、この作品の1枚の絵が改造された形(スパイダーマンの首を長くする等)でSNSに拡散されていて、ミーム汚染は今でも続いている。

ちなみに本作のコスチュームのクモマークは6本足で、回によっては8本足になっている。


テーマソングと劇伴BGMと効果音

本作で使われているテーマソングは、映画などで使われるなど有名である。

そして本作で使われている劇伴BGMでは、シーズン1ではレイ・エリスが手掛けたオリジナル、シーズン2以降では4か所の音楽ライブラリを流用している。中でもKPMは一番有名な音楽ライブラリで他の海外アニメでも使われており、アベンジャーズなどが活躍しているアニメ『マーベル・スーパーヒーローズ(まんがスーパー大集合)』でも使われている。それらのKPM音源は、Youtubeで視聴できるものもあったりなかったりする。

効果音ではハンナ・バーベラなどでよく聞かれる音が多い、これらはCD・レコードにも収録されている事がある。

また、1970年代放送時の日本語版テーマが存在していたようだが、1980年代の放送になってからは英語版テーマになっている。

テーマソングの日本語版歌詞は2つ存在するが、字幕版はドキュメンタリーDVD「アメリカンコミックス・スーパーヒーロークロニクル」、実際に歌われたバージョンは「3ばか大将 チンパン探偵ムッシュバラバラ」に収録されている。日本語版主題歌については、同人作家のあべとおるが発掘し、SoundCloudにアップロードされていた(現在は削除されているが、一部の動画サイトで視聴可能)。


日本での放送

日本では、東京キー局および地方局やテレビ東京で放送された。

最初の1種類目は東京12チャンネルで1971年(全話放送したと思われるが不明)、2種類目は独立局で既に1981年から1990年代後半まで放送していた(関東地方の場合はチバテレビ(1987年)、テレ玉(1989年)、テレビ神奈川(1997年頃、夕方枠))。両者共にトランスグローバルの制作・配給だったが、3種類目は2002年から時期不明にかけて森川智之による東北新社邦訳版がCSで放送された。

アニメ映画「スパイダーマン:スパイダーバース」では東北新社がソニーと共同で製作しているが、声優は稲田徹だった。


吹替版の事情

1980年代以降、一部の国でMEテープを作る事案が起きている。原版音声では一部のシーンで音やセリフが遅延しているところもある。恐らく日本での昭和時代の第1吹き替え(富山敬)はMEテープ、第2吹き替え(田中秀幸)は別のBGMを使ったMEテープで収録していたと思われる。第3吹き替え版(稲田徹)では主に綺麗な原語のMEテープで収録されていた。

2018年公開のアニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』ではKPMの楽曲を再演奏したものを使用していた。彼の一人称は『僕』、過去の吹き替え版では『俺(社長の前では僕)』と言っていた。スパイダーマンが自分で『私』という言葉を使うのは新鮮だろうがネタバレは避ける。

スパイダーマンのテーマは、最初の吹き替え版ではくも人間だったが、第2吹き替え版と第3吹き替え版では英語のままスパイダーマンで日本語字幕は付かなかった。第1吹き替え版では富山敬だが、こっちは多くの非声優が参加していたとされる。第2吹き替え版である田中秀幸では主に1980年代から活躍している声優も参加している。

第3吹き替え版では森川智之が担当、原語と同じMEテープを使用している。

本作が初めて放送されたのは2002年のCS放送だが、2004年7月からはカートゥーンネットワークで1994年版、2005年12月からトゥーンディズニーではアメイジングフレンズ版とアンリミテッド版を放送していた。この他、1981年版と『スパイダーウーマン』(スパイディの声優は異なる)が放送されたことがあるが、放送時のテレビ局は不明。

森川智之が担当したスパイダーマンは、1967年版、1981年版、アメイジングフレンズ版、1994年版、アンリミテッド版の5部作である。スパイダーウーマンがCSで放送された際、2回分のエピソードに登場したスパイディの声は別の声優が担当していた(ただしキングピンの回に登場したキングピンは同じ声優だった)。


キャラクター

メイン

デイリー・ビューグル社

ピーター・パーカー

声 - ポール・ソールズ

フリーのカメラマンで、エンパイヤ・ステート校に通っており、

既にミッドタウン高校を卒業している。

ジェイムソン

デイリー・ビューグルの社長、頑固な親父(かつての名称は新聞おやじ)。

ベティー・ブラント

ジェイムソンの秘書

ニューヨーク市警察

オマリー

ニューヨーク市警察の警部

オブライエン

ニューヨーク市警察の巡査、部下もいる

ジョージ・ステイシー

ニューヨーク市警察の警部、スパイダーマンとは命の恩人の仲。

ヴィラン

ドクター・オクトパス

かつての名称はたこ八博士、4本の機械と手と足を含めて8本。

エレクトロ

雷を扱う悪者。

グリーン・ゴブリン

かつての名称は赤鬼、被ってる物が赤色だからか?

リザード

正体はコナーズ博士、2話で息子を襲おうとしていた。

バルチャー

羽を使って空を飛ぶ男。

ライノ

中身はおっさん

サンドマン

その名の通り、砂男。

スコーピオン

かつての名称はスコルピオン、

スティルウェル博士によって作られた実験体。

キングピン

格闘の達人、というより最強の極悪人。

マグニートー博士

元々はX-MENの敵、磁石を扱う極悪人。

ヘンリー・スマイス博士

ジェイムソンに何らかの装置をやらせ、スパイダーマンを捕まえようとしたが失敗。

プロッター

ボス

特に名前はなく、姿はツルツルのハゲじじい(髭がある)

カウボーイ

名前がないが、原作ではモンタナ

オックス

この作品では珍しく、髪がある。

オリジナルヴィラン

ドクター・ノア・バディー

透明になる装置を発明した極悪人

ファントム

アンデッドモンスターの極悪人

ミス・トラブル

古本屋の元店長、パンドラの箱で神を呼び出したことがバレて逮捕された。

ドクター・ヴォン・シュリック

石油を盗む極悪人、それを盗んで"007"という小さな物を大量に作っていた。

ハエ男のスタンとリー

壁を這い廻る極悪人の兄弟、スパイダーマンではない(ジェイムソンがややこしいことをした)。

スタンの声質は高い、リーは少し違う。

オリジナルネームではヒューマン・フライだが、とてもややこしい名前。

ファンタスティック・ファキール

悪の魔術師、フルートで幻想を作っている。彼はアラビア人である。

パラフィーノ

蝋人形館の経営者、逃走した脱獄者をモデルにしたり、3人のロボットを使って罪を犯していた。

チャールズ・カメオ

世界で有名な男性俳優。変装と真似事が得意で、スパイダーマンになりきったこともある。

彼の一人称は私、相手に指図する際は『キミ』と『キミたち』。本物は、『僕』『あんた』『あんたら』と推測(旧吹き替え版では殆どの敵が『ワシ』、『貴様』と言っている)。

ハーベイ・クリベンドン

社長に呪いをかけた男で、金を盗んだのは黒人。

後半エピソードでは、コナーズ博士を監禁するように兵士に命令していた。

デスペラード

空を飛ぶ馬に乗った犯罪者、銃を持っている。

特徴は白いカウボーイ、赤いマスク、白いメガネ。

キャロル

クモのパワーが使える少女

コテップ

悪魔の魔法使い

クライブ

映画監督、物を飲み込む怪物を作った男。

コガ

チャイナの服を着た男。


コナーズ博士の家族

グレース・コナーズ夫人

コナーズ博士の奥様

ビリー・コナーズ

コナーズ博士の息子


その他

スマーター博士

ロケットを開発している科学者。

メリージェーン・ワトソン

ピーターの恋人、本作ではステイシーの姪という設定。


吹き替え声優

吹き替えキャストはテレビ放送時の声優の順。

キャラクター(旧邦訳)東京12ch放送版独立局放送版CS放送版
ピーター・パーカー/スパイダーマン富山敬田中秀幸森川智之
ベティ・ブラント(ベティ)不明横尾まり不明
J・ジョナ・ジェイムソン(新聞おやじ→ジェイムスン)不明北村弘一廣田行生
メリー・ジェーン・ワトソン不明不明不明
メイおばさん不明不明定岡小百合
ベンおじさん不明不明麦人
スマーター博士不明矢田稔不明
ドクター・オクトパス(タコハチ博士)南利明田中康郎島香裕
グリーン・ゴブリン(赤鬼、小鬼)不明西村知道森田順平
ミステリオ(透明博士)不明不明不明
バルチャー不明不明西川幾雄
サンドマン不明不明不明
エレクトロ(エレクトリックマン)不明広瀬正志不明
ライノ不明加藤治不明
スコーピオン(スコルピオン)不明不明後藤哲夫
キングピン?加藤治麦人
ドクター・マグニートー不明不明浦山迅
ヘンリー・スマイス不明不明?
プロッターのボス不明不明?
カウボーイ不明不明?
オックス不明不明?
トラブルさん不明鈴木弘子?
ドクター・フォン・シュリック不明不明不明
ファンタスティック・ファキール(?)不明不明不明
ドクター・ノア・バディー(?)不明不明不明
スティルウェル博士不明不明不明
ファントム不明野本礼三不明
ヒューマンフライ(ハエ男A)不明広瀬正志不明
ヒューマンフライ(ハエ男B)不明広瀬正志不明
コテップ不明不明不明
モルメン不明不明不明
キャロル不明不明不明
ボルトン不明不明不明
デスペラード不明広瀬正志不明
コガ不明不明不明
クライブ不明不明不明
ベジオ不明不明不明
バロン大佐(バロン大元帥)不明不明不明
グランディーニ不明不明不明
ドクター・バナス不明不明不明
マスター・ヴァイン不明不明不明
カーチス・コナーズ不明不明不明
ビリー・コナー(コナーズの息子)不明不明不明
グレース(コナーズの妻)不明不明不明
チャールズ・カメオ不明不明不明
警官姿のブルータス不明不明不明
連邦刑務所の責任者さん不明不明不明
サファイアの宝石を持ったおばさん不明不明定岡小百合
エド・サリヴァン不明不明不明
テレビ局の強盗不明不明不明
ネッド・ステイシー警部不明不明不明
エイサム(1974年版:アサム)槐柳二??
インフィナータ加藤清三??
クール博士千葉耕市??
ガース雨森雅司??
ナレーション石井哲郎??

富山敬版

田中秀幸版

森川智之版


日本語版製作

1974年放送版(東京12ch)

※1968年11月から収録(1話「快傑くも人間の誕生」より)

1981年放送版(独立局)

  • 日本語版製作:トランスグローバル

2002年放送版(CS局)

  • 翻訳:不明
  • 演出:久保宗一郎(東北新社)
  • 日本語版製作:東北新社

エピソードリスト

話数邦題(東京12ch版)邦題(独立局版)邦題(CS版)原題
1Aタコハチ博士の怪タコハチ博士の怪The Power of Dr. Octopus
1B不明不明不明Sub-Zero for Spidey
2A不明不明不明Where Crawls the Lizard
2B不明不明電気人間エレクトロElectro, the Human Lightning Bolt
3不明不明怪人ミステリオの脅威The Menace of Mysterio
4A不明不明不明The Sky is Falling
4B不明不明不明Captured by J. Jonah Jameson
5A不明不明不明Never Step on a Scorpion
5B不明不明不明Sands of Crime
6A不明金属を食う怪物不明Diet of Destruction
6B不明不明不明The Witching Hour
7A不明不明不明Kilowatt Kaper
7B不明不明不明The Peril of Parafino
8不明不明不明Horn of the Rhino
9A不明不明不明The One-Eyed Idol
9B不明不明不明Fifth Avenue Phantom
10A不明不明不明The Revenge of Dr. Magneto
10B不明不明不明The Sinister Prime Minister
11A不明不明不明The Night of the Villains
11B不明生き返った怪獣不明Here Comes Trubble
12A不明不明不明Spider-Man Meets Dr. Noah Boddy
12B不明不明不明The Fantastic Fakir
13A不明不明不明Return of the Flying Dutchman
13B不明不明不明Farewell Performance
14A不明不明不明The Golden Rhino
14B不明不明不明Blueprint for Crime
15A不明ハエ男出現不明The Spider and the Fly
15B不明不明不明The Slippery Dr. Von Schlick
16A不明不明不明The Vulture's Prey
16B不明不明不明The Dark Terrors
17A不明ロケット泥棒タコハチ不明The Terrible Triumph of Dr. Octopus
17B不明不明不明Magic Malice
18A不明不明不明Fountain of Terror
18B不明不明不明Fiddler on the Loose
19A不明不明不明To Catch a Spider
19B不明不明不明Double Identity
20A不明不明不明Sting of the Scorpion
20B不明不明不明Trick or Treachery
21快傑くも人間の誕生スパイダーマンの誕生スパイダーマンの誕生The Origin of Spiderman
22不明暴力団のたくらみ不明King Pinned
23不明不明スウィングシティSwing City
24不明不明不明Criminal in the Clouds
25不明不明不明Menace From the Bottom of the World
26不明不明不明Diamond Dust
27不明不明不明Spider-man Battles the Molemen
28不明不明不明Phantom from the Depths of Time
29不明不明不明The Evil Sorcerer
30不明不明不明Vine
31不明不明不明Pardo Presents
32不明不明不明Cloud City of Gold
33不明不明不明Neptune's Nose Cone
34不明不明不明Home
35不明不明不明Blotto
36不明不明サンダーランブルThunder Rumble
37不明不明不明Spider-man Meets Skyboy
38不明不明不明Cold Storage
39不明不明不明To Cage a Spider
40A不明不明不明The Winged Thing
40B不明不明不明Conner's Reptiles
41A不明不明不明Trouble with Snow
41B不明不明不明Spider-Man vs. Desperado
42A不明不明不明Sky Harbor
42B不明不明不明The Big Brainwasher
43A不明不明不明The Vanishing Dr. Vespasian
43B不明不明不明Scourge of the Scarf
44A不明不明不明Super Swami
44B不明不明不明The Birth of Micro-Man
45A不明不明不明Knight Must Fall
45B不明不明不明The Devious Dr. Dumpty
46不明不明不明Up from Nowhere
47不明不明不明Rollarama
48A不明突進!怪物ライノ不明Rhino
48B不明不明不明The Madness of Mysterio
49不明不明不明Revolt in the Fifth Dimension
50不明不明不明Specialists and Slaves
51不明不明不明Down to Earth
52不明不明不明Trip to Tomorrow

スパイダーバース

コミック

これはアルティメットスパイダーマンのスパイディとマイルズが、アース67の世界に行く話。デイリービューグル社では、一本の電話で「スパイダーメンが2人も!?」とジェイムソンが大騒ぎ。ピーターはスパイディに着替えて現場へ駆けつけると、その2人に遭遇する。その後、宿敵のエレクトロ、グリーンゴブリン、バルチャー、ノア・バディを一緒にやっつけて事件を解決したのだった。

アニメ映画

スパイダーマン:スパイダーバースの終盤では、スパイダーマン2099/ミゲル(声:関智一)が科学者の女性(声:坂本真綾)からもらった次元移動装置でアース67へ向かう。到着するとそこには、1人のスパイダーマン(声:稲田徹)が立っていた。しかし「指を指すな」と大騒ぎに。


関連動画

1970年代放送時※音量注意、音割れしている。


1980年代放送以降、画質は荒い。上記よりも、この曲の方がオシャレでカッコいい。


平成時代にテレビ放映された森川智之の吹き替え版を再現した動画。


関連タグ

アメコミスパイダーマンMARVEL

アース67のスパイダーマン


関連項目

スパイダーウーマン

1979年のアニメでポール・ソールズがスパイダーマン役で再演。

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