※この記事はめざせポケモンマスター第11話(最終回)のネタバレが記されています。未視聴の場合は閲覧注意。
概要
2023年3月24日に放送された『ポケットモンスター めざせポケモンマスター』の正真正銘の最終回である。
この回をもって約25年8ヶ月間・1240話(※)続いたサトシの物語に終止符が打たれる。
この回では長年の謎であった「ポケモンマスター」の定義について、ついに一つの解答が示されることになった。
※放送期間はポケモンショックによる放送休止期間を除外。放送話数は欠番・特別編・番外編を含むが、未放送回と最強メガシンカ・遥かなる青い空を除いた放送話数。
あらすじ
ラティアス・ラティオスと別れたサトシはマサラタウンへの帰還を決め、帰り道の途中でカスミ・タケシと別れる。
マサラタウンへと帰郷したサトシはシゲルから「チャンピオンになったキミは、どれだけポケモンマスターに近づけたのかな?」と問われる。
果たしてサトシとピカチュウが見つけた「ポケモンマスター」の答えとは?
少年が旅の末に導き出した一つの答え
※以下、ネタバレ注意
ラティアス達と別れた後、マサラタウンに帰ることを決意したサトシ。
カスミとタケシも、それぞれハナダシティとニビシティに帰るため、3人は別れた。
家に帰ったサトシは、母親であるハナコに再会する。
その後、お風呂に入り、ハナコの手料理を食べながら旅の思い出を彼女に話す。
翌日、あの時と同じように寝坊し、「オーキド研究所」を訪問する。
研究所に到着したサトシはかつて旅をした仲間であり、オーキド博士の助手を務めるケンジと再会する。
おつかいがあるケンジと別れ、博士と再会すると見せてもらう予定の新人トレーナー用の三匹のうちのヒトカゲが行方不明になり、捜索することに。
その後、穴に落ちたヒトカゲも無事に見つかり、幼馴染みでありライバルでもあるシゲルと穴から出る時に再会する。
無事にヒトカゲを研究所に送り届けた後、シゲルから「チャンピオンになったキミは、どれだけポケモンマスターに近づけたのかな?」と問われたサトシはふと考える。
マサラタウンでオーキド研究所の手伝いをしつつ家でのんびり過ごすサトシ。
そんなある日、再起したロケット団との騒動(以下参照)によって、かつて「オレンジ諸島のポッポとピジョンの群れ」を見守るために別れたピジョットと再会し、群れが立派になったことを認めたピジョットはそのまま群れと別れ、再びサトシの元に戻る(もちろんサトシの方も大歓迎している)。
その帰り道、大雨に降られ雨宿りをする。
そこでサトシはピカチュウに語る、シゲルの問いの答えを。
「チャンピオンはゴールじゃない」
「俺はまだチャレンジャーなんだって思っている」
「もっとたくさんの冒険をして、ポケモンに出会う」
「毎日起こること全部一つも無駄なことなんかない」
「あのラティオスとの出会いもね」
「俺、世界中全部のポケモンと友達になりたい」
「それがきっと、ポケモンマスターってことなんだ!」
サトシが思いの丈を語った時、その思いを祝福するように雨は止み、空に虹がかかる。
サトシ「ピカチュウ、いつかオレがポケモンマスターになったとき、そこにいてくれよな!」
ピカチュウ「ピカチュウ!」
サトシ「よし!行こう!」
新たな旅を決意したサトシは、これまでの旅でボロボロになった靴を母親が買ってくれた新品に履き替え、再び出発する。
夢はいつかホントになるって
誰かが歌っていたけど
つぼみがいつか花開くように
夢はかなうもの
こうして、サトシとピカチュウ、その仲間達、そして画面の向こうのポケモンだいすきクラブ達が共に歩む長い旅は幕を閉じた。
しかし、サトシとピカチュウの旅はまだまだ続く、
続くったら、続く
NEXT TIME…A NEW BEGINNING!(訳「次回 新たなる始まり」)
ラブリーチャーミーな敵役の明日
第10話でロケット団本部に各々帰還後、ムコニャの3人は本部の食堂で仕事をしつつも、喧嘩をしたままであった。
しかし、3人とも未だにピカチュウのゲットを諦められず、サトシとピカチュウの跡を付けてトキワの森に集まり、考えることはみんな同じだと気付き仲直りする。
例の如く電気の通らないロケット網でピカチュウを捕獲し、更にサトシがこの時ピカチュウ以外のポケモンをオーキド博士の所に預けていたと言う致命的なミスをおかしてしまい、遂にピカチュウゲットに成功した……かに思われたが、そこに突如サトシのピジョットが助けに入った事でピカチュウを逃してしまい、いつも通りの10万ボルトを食らって真っ黒コゲになりながら吹っ飛ばされ、結局失敗してしまうが。
しかし、ピカチュウゲットの夢を諦めることはなく、再び旅に出たサトシの跡を彼らもこっそりつけて行くところで、サトシとピカチュウ、そしてロケット団3人の25年間に渡る物語は終わりを迎えたのだった。
ニャース「ビリビリにはなるけれど!」
ムサシ「やっぱり欲しい、あのピカチュウ!」
コジロウ「夢は大きい!」
ムサシ「ロケット団!」
ニャース「みんなで目指す」
ムコニャ「「「良い感じ〜!!」」」
余談
みんなの物語、ココ、遥かなる青い空は、時系列が不明で『独立したパラレルワールド』と解釈されていたが、今回の最終回で再びサトシとピカチュウ(とついでにロケット団の3人)の旅が続いて行く形となった為、これら3つのストーリーは『最終回後のサトシとピカチュウの旅の話ではないか?』と考察する事も出来る(全てのストーリーでピカチュウ以外に手持ちのポケモン及び他の旅の仲間がいない点や、ロケット団も登場している為、辻褄としては合っている)。
サトシの物語を締めくくる本作のエンディングには、「タイプ:ワイルド」が選ばれた。
最高のボロボロ靴を新たなものに履き替え、本当の夢を目指してこれからもサトシは旅を続けていくことだろう。
そして、夢にたどり着いた彼はこういうであろう。
''ハローマイドリーム''
関連タグ
ポケモンの没プロット:もう1つの最終回。
エンディングまで、泣くんじゃない:別の任天堂ゲームのキャッチコピー。多くの視聴者はこの気持ちになるであろう。