私は対魔忍、心願寺紅。義により参戦する。よろしくお願いする
プロフィール
ヴァンパイアハーフでありながら、対魔忍として生きる異端の存在。
魔力と剣術に優れ、ふうま一族を支配する
頭目衆“ふうま八将”の一人に数えられているほどの実力者。
先代のふうま八将・心願寺幻庵から受け継いだ二刀の小太刀『白神』『紅魔』を所持。
血に宿る吸血鬼の身体能力を活かした絶大なる戦闘能力を誇り、 二刀の小太刀を高速で操ることで真空の刃を作り出す“絶技・旋風陣”を得意とする。 肉親を魔族に害されたことで魔族を嫌悪しており、
対魔忍の任務に対して強い執念を燃やしている。
性格は潔癖で高潔。凜として張り詰めたイメージの美少女。
規律よりも自己の利益や欲望を優先する傾向がある
ふうま一族の中では浮いた存在。
(公式サイトより)
外見
金髪のツインテール。
水色の対魔忍スーツの上にジャケットを羽織っている。
ヴァンパイアハーフゆえに、耳も尖っている。
普段は色白の肌だが、ヴァンパイアの力を使うと褐色になり、
スーツも赤色に染まる。
また、普段は青い目であるが魔人化や後述の神眼剣を使う際には赤に変色する。
能力
対魔忍には「基本となる忍法は1人1種」「忍法は”対魔粒子反応”を持つ特殊な魔力であり、対魔忍は通常の魔力を使えない」と言う制限が有るが、父方から魔族の血を引く紅は「2種の全く異なる忍法を体得している」、「本来、対魔忍が使えない通常の魔力も絶大で攻撃、自己回復、相手の術の妨害、人間の吸血鬼化等の多彩な応用が可能」と制限から外れた特異な存在である。
2種の忍法と通常の魔力を状況に応じて使い分けたり、複合して単独では得られない効果を発現したりと通常の対魔忍には不可能な戦法を使いこなせる。
風遁の術
風を操る遁術。
他の対魔忍シリーズでは甲河アスカと秋山達郎、槇島あやめも同じく風遁の術使いである。
- 絶技・旋風陣
“風遁の術”と小太刀剣術を複合させた強力な攻撃系忍術。
心願寺一門に伝わる『眼』の力により空気中の風の歪みを察知し、 そこに二刀の小太刀を高速で切り込むことで真空の刃が生み出される。
真空の刃は一瞬で小型の竜巻にまで成長し、対象をずたずたに切り裂く。
仮に小太刀のガードに成功しても同時に真空の刃や衝撃波は回避不能に近い勢いで襲い掛かる為、白兵戦を得意とする対魔忍や魔族にとっては天敵ともいえる性能を有している。
この技を使うと必然的に大量の返り血を浴びることになり、 “殲血の紅姫”という異名がつけられることとなった。
破壊力、制圧力共に絶大であるが、後述の様に彼女自身が「酔っ払うと人の見分けがつかなくなる」ので、酒を飲んだ状態でこの技を使うと味方への誤射のリスクが高いと周囲から認識されている。
邪眼「神眼」
ふうま八将・心眼寺家の忍が代々受け継ぐ邪眼。
「この世ならざるモノ」を見切り、「あらゆる存在を見極める」とも言われる極めて強力な邪眼能力。
特に紅は父方から魔族の血を引いているので、忍法を含めた魔力の流れを見極める事に特に長けている。
使用時には目が赤色に代わる。
- 奥義・神眼剣
あらゆる存在を神眼で見極めて魔力で断ち切るもう一つの奥義。
後述の「真技・冥神封殺剣」を魔人化しない状態でも使えるようにデチューンした技である。
存在自体を断ち切る為に、クリーンヒットすれば普通の攻撃では即座に回復する超再生能力持ちや物理的な攻撃を無効化出来る上位魔族や改造人間にも一撃必殺となる。
複数目標への同時使用や洗脳などの持続的な使い方をされている魔力を遮断する事も可能であり、ハロウィンイベントの際には多数の人間の洗脳を一気に解除する威力を見せている。
魔人化(魔人覚醒)
内に秘めた上位吸血鬼の力を解放した状態で、紅本来の姿。
体内に秘められた魔力を意図的に暴走させることで肌が褐色に、瞳が赤色に変色すると同時に着衣の色も一時的に変わる。
魔力と身体能力が飛躍的に向上し、風遁の術や神眼の能力も底上げされる。
フルパワー発揮時には黒い翼を展開して更にスピードと機動力を劇的に向上させる。
同時に、変身時に身体に有害な物質の解毒や身体の修復も行われるので、人の見分けもつかない泥酔状態から一瞬で素面に戻れる。
同類であるフェリシアとの対決の描写を見る限り、頭に血が上って力押し勝負になると劣勢になったものの、冷静さを取り戻すと魔力と対魔忍の技術を複合して勝利したので、「力のフェリシア、技の紅」といったところ。
RPGではこの形態で本気を出して暴れると単身で東京キングダム五大勢力の二車の本拠一帯を瞬く間に壊滅させてしまうとまで金崎銃兵衛に評されている。
強いて言うならば、膨大な「魔の気」を放出する為、隠密性が低下する点が難点であるのと、長時間の変身を乱発するとその魔の気で人間としての理性や意志、体質を徐々に蝕まれてしまう(ブラックやフェリシアに対する紅の強みは「人間の意志」に支えられた技術なので乱発が自らの優位性を潰す結果に繋がる)。
従って、使用時には「意志力と理性を全開にして」「短期決戦を挑む」事で変身中の「魔の気による精神の浸蝕」を最低限に抑え、通常時に戻った際に心を鎮静化させる(=その時点で危険を除去している必要がある)事で人格を変身する前の状態に復元出来る程度に留める必要がある。
後述のように魔力と忍法を封じた状態での総合的な白兵戦能力で大差無い凜子に比べて、紅は防御技術で勝っているが、このファイトスタイルも「全力を発揮出来る実時間が短い」欠点を補う為との解釈も可能である。
また、紅は父親を嫌悪しているので、父方の形質を解放するこの姿を積極的には使いたがらない。
- 真技・冥神封殺剣
魔人化状態での奥義で、対魔忍の技術とあらゆる存在を見切る神眼、そして父親から受け継いだ絶大な魔力の利点を人間の強い意志をもって融合させた切り札。奥義に採用されるのではと思われたが、RPG魔人化では未実装となっている。
神眼剣同様(と言うよりも神眼剣がこの技を魔人化せずに使えるようにしたデチューン版と言える)に存在そのものを断ち切るために、通常の攻撃がほぼ無効な超再生力を持つ相手に対しても必殺になる。
力押し勝負で劣勢になった対フェリシア戦の土壇場で編み出した技であるが、初使用で同等の魔力と超再生力を持ちパワー面では優位に立っていたフェリシアに一撃で瀕死の重傷を負わせて昏倒させる威力を発揮した。
この他、再生・回復能力も強力であり、吸血をすることによって急激な肉体再生と強化が可能となっている。
吸血した相手が死ぬ前ならば、自身の血を分け与えて下位の吸血鬼にすることも出来る。
直射日光等の伝承で吸血鬼の弱点とされているものは平気であるが、唯一、流水を泳ぐのだけは苦手であり、風遁の術で飛んで逃げるのが難しい「炎上中の船」からの脱出には半泣きで泳げる味方にしがみ付く羽目に陥っている。
本人曰く、幼少時から川などでは碌な目に合わない。
本編において
「対魔忍紅」が、本編の1より前の、前日談にあたる。
それゆえ、紅は井河アサギ、水城不知火と並ぶ古株の対魔忍である。
ふうま一族特有の邪眼の持ち主で、邪眼名は「神眼」。好きな食べ物はオムレツとハンバーグ。
母は「心願寺楓」、祖父は「心願寺幻庵」。
幼い頃、楓はエドウィン・ブラックに誘拐されてしまい、幻庵は決死の覚悟で魔界に乗り込むが、楓を奪還することはできず、重傷を負って力を失い失脚。
年老いた幻庵は紅を一人前の対魔忍として育てるために余生を費やし、紅もまた祖父の無念を晴らし母を救出するため、修行に明け暮れた。
幻庵の死後、紅は心願寺家の当主となりふうま八将を継ぐが、ヴァンパイアハーフゆえの偏見によって周囲からは距離を置かれ、
さらに仲間内のいざこざから私刑を受けていた心願寺家の下忍、槇島あやめを救った際に魔人化した件により完全に孤立、門下が次々に離反(これにより生まれた孤独感がバッドエンドにおいて彼女が堕ちてしまう原因の一つである)。
ふうま八将とは名ばかりに没落してしまい、ただ一人忠誠を誓った槇島あやめとともに昼は孤児院「ひまわり」で働き、
夜は対魔忍の任務をこなすという多忙な日々を送っていたが、元ふうま一族の下忍で調査第三部の政府職員である苫利礼一郎と闇商人・天堂数馬の罠に嵌り、あやめ共々悲惨な人体改造を受け、奴隷として調教をことになる。
なお、それによるエロ面においては、歴代対魔忍プレイヤーも脱落するほどハードなプレイが多い。
触手、孕ませ、出産は当たり前であり、ルートによっては一生男の排泄物しか食べられなくなる手術もされる。ファンの間ではうんこと言えば紅と言われる始末。
異様にブサイクな立ち絵やCGのクオリティも非常に不安定な出来の物が多く、本編のニッチさが余計に際立つことになった。
そういった事情からか同じく単作タイトルを持つゆきかぜ等に比べると不遇気味で、主役であるにもかかわらずグッズ化に恵まれていない。
余談だが、後述の対魔忍RPGで彼女を知り、原作に手を伸ばしてみるかと本作をプレイしてトラウマを植え付けられるプレイヤーが続出したという。
出生について
彼女は混血のヴァンパイアハーフである理由は何を隠そう、実の父が宿敵エドウィン・ブラック本人だからである。その高い能力も最強レベルの吸血鬼である父から受け継いだものであった。
ブラックはある目的のために吸血鬼の子を産ませる母体として対魔忍であった楓に目をつけ、誘拐して最初に生まれたのが紅で、彼女が対魔忍をしているのも祖父が重傷を負いながらも、彼女だけは助け出したからである。
魔の対魔忍として
物語終盤。奴隷としてオークションにかけられることとなった当日、天童に従順なはずの奴隷少女フェリシアの助けにより、自由となったあやめと合流、正気を取り戻すが、度重なる調教の末に衰弱しきったことで思うように体が動かず、大勢の敵に囲まれてしまう。
絶体絶命の中、あやめの決死の覚悟から、彼女の血で紅は魔人に覚醒し、危機を脱する。
そこにブラックが姿を現し、今までの出来事は全て紅を覚醒させ、楓が生んだ2人目の娘フェリシア(つまり紅にとって実の妹にあたる)と殺し合わせる為に余興として仕組んだ茶番であったことが明かされる。
さらに母は既にフェリシアに殺害されていたことも告げられ、それを知った紅は暴走状態となり、立ち塞がるフェリシアと戦い、苦戦を強いられるが、紅は祖父の「人魔合一」の教えを思い出したことで冷静さを取り戻し、「魔」の力と「人」の技を融合させ、編み出した奥義「真技・冥神封殺剣」を繰り出し、辛くもフェリシアに勝利する。
娘たちの殺し合いを観戦し、満足したブラックは紅にさらなる成長を促し、気絶したフェリシアを抱え、その場から姿を消すと、紅は唯一の理解者であったあやめを救うために自らの血を与え、眷属として復活させ、対魔忍から離脱することを決意。
そして離脱後は地下都市ヨミハラに潜伏、そこを拠点にあやめと共に「魔の対魔忍」として独自に魔との果てなき戦いへと身を投じていった。
決戦アリーナ
時代的には「対魔忍紅」より数年後。
ふうま家が本筋に関わるストーリーであったが深く変わらず、やや空気気味。シナリオには2度登場。いずれも主人公であるふうま小太郎とはニアミス程度であり、懐かしい程度にしか感じていない。
本作において、紅の後、心願寺家当主となった「心願寺龍」が登場したが、関係は不明。
カード枚数は5枚。Nカード1枚、対魔忍版3枚、米連版1枚。相変わらずエロ面ではニッチ気味なプレイが多かった。
ちなみに「【超神機甲】心願寺紅」が実装された頃から声優が武田あまねからかざりゆえへと変更されている。
対魔忍RPG
おそらく、知名度及び人気を高めることとなった一作。
原作者である笹山逸刀斎氏からは相州蛇子と並んで重要キャラの一人とされ、従来から大幅に設定が変更された。
本作では五車学園の学生にして主人公のふうま小太郎(アリーナとは別人)の少し年上の幼馴染という設定で、原作および決戦アリーナから恐らく十歳以上も若返った。
ふうま八将の一角たる心眼寺家の跡目という設定は健在だが、祖父の幻庵は小太郎の父であるふうま弾正が起こした井河家長老衆への反乱をきっかけに失脚。心眼寺家は井河長老衆の思惑もあって五車から離れることになり、彼女もまた五車に席を残したまま学園を去ったという設定になっている。
その経緯から幼少期はふうま一門の面々と交流があったようで、小太郎のほか、相州蛇子や二車骸佐といった本作初出の重要キャラと共に過ごした過去が明かされている。
なお、従者である槇島あやめとはふうま一族没落以前から知り合いだった設定である(紅があやめを救って忠誠を誓われる流れは原作と同じ)。
現在は首都圏有数の犯罪都市であるセンザキに拠点を置き、フリーランスの対魔忍として活動している。
本編に比べて孤立しておらず、あやめ以外の部下達も率いたり、傭兵たちと飲み交わす描写があったり、原作と違い幻庵は未だ生存しているような描写が存在する。
心眼寺家の関係者も掘り下げられ、2020年の新学期イベントでは紅に熱烈な執着を抱いている心願寺一党の下忍・篝が登場している。また、本作初登場の佐郷文庫は幻庵の世話になっていた事が語られている。
特筆すべきは、幼少期からふうま小太郎に想いを寄せているという驚きの属性が追加されたこと。
本人は隠しているつもりだが、その熱愛ぶりはあやめにもバレており、特に酒が入ると泣き上戸(及び人の識別が出来なくなる)になってしまい、「ふうま君は私の王子様」と泣きながら熱弁を振るうため、仕事仲間のアルフォンス達オーク傭兵からからかいの対象になっている。
彼女がここまでふうまに惚れている理由は幼少時代がきっかけで、原作と同じく偏見によって周囲からは距離を置かれていたのだが、ふうまはそうした偏見を一切せず、率先して他の遊び仲間と共に幼少時代の彼女を支えていた。そうした経験から紅にとってふうまはまさしく自分を救ってくれた「王子様」だったようだ。
回想を見る限り、こちらでもフェリシアによって過去に本編のような凄惨な経験をしたらしい。
その為、設定は変わっているがフェリシアとはこちらにおいても紅と依然面識があり、やはり互いに浅からぬ因縁の相手となっている(ただし本作のあやめは吸血鬼化しておらず、原作の展開をそのままなぞった訳ではないようではある)。
フェリシアはふうまに対して興味を示しており、別の意味でもぶつかりそうな形となっている。
甲河アスカには、ふうまに惚れている事をあやめ伝いに知られてからは恋敵としてライバル意識を抱かれているが、彼女の上司がある一件以来あやめと親しくなったため共同で任務に当たることが多くなり、そうしているうちにアスカとも友人関係になっている。
前述の通り紅は「吸血鬼の王と神眼能力持ちの対魔忍の娘」と言う特異な生まれと能力の持ち主だが、小太郎は彼女の為にその能力をフル活用したトラップ破りの術を開発・教授したりしている。
ストーリー
ストーリーにおいては、篠原まりが主人公のイベントで初登場。
フリーランスとして仮面の対魔忍から受けた本の魔人を倒す任務の最中、お使い任務でセンザキに来ていたまりと遭遇。
酒場で傭兵オークたちと飲み過ぎてベロベロになったり、本の魔人を追う李美鳳が召喚したレッサーサラマンダーを魔人化して退けたりしながら、最終的にはまりとのコンビネーションで本の魔人を倒した(というと若干語弊があるが)。
介入したことが知られると面倒になるとの判断から、自分の名前は出さないようまりに口止めし、それゆえ五車学園においては魔人を倒したのはまり1人の手柄となった。
ちなみに本人が登場しないイベントではあやめの口から色々と語られていた。
メインストーリーではCP14で初登場。
その直前までに貯めたお金でクラブを開店しており、表向きは其処のオーナーとなっている。
佐郷文庫を敵勢から守るため、アサギ、あやめとの工作で、あやめが佐郷を暗殺したかのように偽装していた。
久し振りに対面したふうまに対してほの字であり、すごく照れていた。
2019年のハロウィンイベントでは主役として登場。
同時に今までの原作立ち絵から可愛らしい立ち絵へと一新された。
魔女をイメージしたハロウィン衣装を着てふうまと過ごす祭日を楽しみにしていたところにかぼちゃの魔物に遭遇し、同じくふうまに誘われていた鬼崎きららと共闘してかぼちゃの魔物を撃破した。
その際、紅はきららの「放っておけない後輩」を上原鹿之助、きららの方は紅の「大好きな幼馴染」を相州蛇子と誤解(正確には紅はふうまを通じて蛇子とも幼少時に交友があり、間違いとまでは言えない)しており、良い友人関係を築けている。
因みに、きららも紅同様に「人間と魔族の混血」「母親が父親に殺されているので父方を嫌悪し母方に帰属意識が強い」共通点がある。
2020年の新学期イベント「五車に紅がやってきた」では再度主役として登場。
戸籍上では小太郎より一歳年上になっている事(ただし、生誕したのが魔界の父の勢力圏で、ノマド関係者から正確な誕生日を調査した訳では無いので詳細は不明)、一応五車学園に所属させられているものの、弾正に消極的ながらも味方した心願寺一党が五車町に出入り禁止になっているので幼少期以来学校に通えておらず、祖父やあやめに教育されていたといった事情が明かされた。
シナリオでは、アサギ達が心願寺一党の弁護に回っていたという事情を知らずにアサギを恨んで暗殺を企む心願寺一党の篝を捕獲するという名目で五車学園に転入。ふうまや蛇子たち幼馴染みとの束の間の学園生活を満喫した。
結局、篝を改心させる事には成功したものの、五車町への出入り禁止が正式に解除されていない事情を鑑み、自ら以降の通学を辞退。ふうまとの学園生活が1日で終わった傷心で落ち込むオチを見せた。
その他、このイベントでは「学年を決めるために実力を図る」という無茶な理由で行われた模擬戦に参加する流れとなり、本作における紅の実力が掘り下げられている。
五車の生徒では最強の一人とされ、逸刀流皆伝の腕前を持つ秋山凜子との忍法抜き(加えて紅は魔力と魔人化も自粛)の手合わせではほぼ互角(一撃の重さは凜子、防御技術は紅の方がやや勝る)の白兵戦を演じてのけ、魔力と魔人覚醒を考慮しない身体能力・剣術だけでも相当の域にあることが改めて示された(忍法を含めると凜子の胡蝶獄門、紅の旋風陣&神眼剣ともに初手必殺レベルの絶技であるため、勝負どころか殺し合いになる可能性も否めない。模擬戦として忍法禁止の勝負としたのは英断だったと言えよう)。
なお、フリーランスの対魔忍として活躍している件は以前より五車学園内で噂になっていたようで、模擬戦に際しては紅との立ち会いを望む生徒が続出していた。
2020年のハロウィンイベントでも、前年のハロウィンコスで登場。
当初は金崎銃兵衛の提案で、彼と共に人喰い武装難民の仮装をしてふうま達にドッキリを仕掛けた……のだが、笑い方の演技が出来ずバレバレだった。
ちなみに、ふうまと銃兵衛が二車骸佐の話をしている際、「骸佐がふうまを刺した」と聞いた際は即骸佐を粛正しに行こうとしていた。惚れすぎである。
今まで知らなかった理由については、暴走しないようにあやめが黙っていたらしいことが示唆されている。また、ふうまの超再生能力に関しても「忍法」と聞かされており、正体不明の異能であるとは知らない模様。
その後、魔物のデビルランタン王との戦いで、蛇子、きららと共にふうまの上に倒れ込むラッキースケベも発動させた。
センザキが舞台となった2021年の正月イベントでも登場。
晴れ着は遠慮したようで初披露の私服姿での出演となった。
挨拶回りの帰りに小太郎とばったり遭遇し、酔っ払ったあやめと痴話喧嘩めいたやりとりを繰り広げたり、相変わらずオーク兵に茶化されたりと微笑ましい様子を見せた。
その後はあやめ、篝たちと共に、辛丑を盗みに現れたミスター・フールの撃退に貢献した。
この際には以前に学園の模擬戦で立ち会った経験からか、凜子との手合わせに際して「凜子なら(平常時の)自分と互角、少なくとも負けることはないはずだ」と評価する場面が見られた。
1年余り出番は無かったが、2022年のゴールデンウィークイベントです主役級の一人として再登場。
時系列的には2020年のハロウィンの1年後で、あの後、東京キングダムに殴り込みをかけるも、ノマドのフュルスト派と三つ巴の乱戦の末に篝が二車一派に助けられたことから、「決着を着けるのは小太郎の仕事」と悟り積極的に二車一派を殲滅する事は控えたものの、「骸佐がこれ以上悪に堕ちたり、余所者に殺されないよう」監視を続けている。
表の職業はクラブの店主でありながら、旧知のカヲルの店でホステスに初挑戦し、四苦八苦するも、客のオークの社長に気を遣って貰って「案外適性が有るかも」とカヲルに揶揄われた。
小太郎と骸佐のシナリオだったので出番自体は控えめ目であったが神眼や旋風陣等の能力も健在であり、偽エレオノールを見破ったり、骸佐達の脱出路を作ったりと獅子奮迅の活躍を見せた。
2023年の新学期イベントでは「行方不明者捜索の為にふうまや鹿之助と一緒に他校に転向」と言う状況で二度目の新学期イベントで久々に主軸に絡む主役として登場。
物語開始時点から3年を超えており、物語開始当時高校1年生だったふうまは普通制の高等学校を卒業している年齢、其れより戸籍上では1歳年上の紅も本来は大学生の実年齢なのだが、ほぼ全く学校に通って無いにも拘らず高校生後半レベルの勉学においてはずば抜けた秀才である事も明示された。祖父やあやめが必死になって教育した結果であるが、紅をからかう為にふうまを誘惑する真似をした部活仲間に怒りかける等、学校慣れしていない態度は隠し切れておらず、却って実年齢を誤魔化す助けとなっていた。
並外れた運動能力とルールを素早く覚える学習能力から此れまでに苦手描写が明示されている水泳を除くスポーツ万能であり、バレーボールやサッカーなどで物語中大活躍を見せた。
ユニット・回想
プレイヤーキャラとしてもサービス開始時から実装している。属性は魔性。
性能も、リーダースキル・素早さ・攻撃力・全体攻撃など優秀であり、「迷ったら入れておく」と言われるくらいで、イングリッドと並んでサポートキャラクターとして人気。
周回のお供として別の意味でも人気者となっている。
回想も、ハードなプレイながらもふうまとのイチャラブであり、本編とは真逆のエロのベクトルで人気を博した。回想シナリオは全て本編ライターの飯田和彦氏が担当している。
非公式wikiで実施された人気投票では非公式ながら1142票を獲得し堂々の1位になるほど人気。
ノーマルは、部下や仕事仲間の傭兵との付き合いに悩む紅がふうまに頼んだ「リラックスマッサージ」を受けて発情してしまうという内容。
ハードな内容ではあるが、悲惨な形で貞操を失った紅のコンプレックスを「王子様」のふうま君が解してくれるという結果オーライの結末に落ち着いている。
ハロウィンコスチュームでは「魔薬の売人を抑える為に仮装変態カップルパーティーに潜入」というシチュエーションの回想。
並みいる変態カップル達が驚愕する程のふうまラブを披露している。
イチャラブなのだが、彼女が告白する時に限って邪魔が入ったり、ふうまが難聴になったりとそこだけは不憫である。
学生服コスチュームでは「土曜日の空いた学校で学園生活を疑似体験」というシチュエーションでの回想。
「王子様」の小太郎の言葉をあっさり信じてしまうのはこれまで通り。
森の中での青姦からふうま家風呂場で白スクール水着を着てのマットプレイとハードコアなイチャラブを繰り広げ、漸く相思相愛をお互い告白する事に成功するも、予定より早く帰ってきた時子と若さくらのせいで7~8回目の中出し直後にライブラリーの助けを得てセンザキに逃走して続きを行う羽目になってしまった。
この回想は飯田和彦氏以外にシリーズ原案の笹山逸刀斎氏が監修として参加しており、エロまでの会話パートも長く丁寧な作りでRPG本編の登場人物も数多く登場し、RPG回想屈指の豪華な仕上がりとなっていた。
ちなみにイベントで知り合ったまりも登場するのだが、回想では珍しくイベント内の出来事に触れる場面が存在している。
対魔忍RPGの回想は原則的にIF設定とされているが、紅の回想はノーマル→ハロウィン→学生服→(BLACKLAGOONコラボ)→後述のバレーボールと順を追った連作になっている上に、正史内で起こった事件や公式設定に影響を及ぼす人間関係(幻庵が文庫の恩人である等)にも言及されているので例外的に正史の裏話と解釈出来る内容に仕上がっている。
逆に、新学期イベント後の2020年ハロウィンイベントではふうまも紅が自身を熱愛していることを理解している、本編で紅の頼みで神眼を活用したトラップ破りの術を教授している事が明示されている等、回想イベントを経ていると辻褄が合う描写が本編中にも存在している。
似たような例に本編内では明らかにしておらず、回想内でしか知り得ない情報をふうまが知っていた獅子神自斎の回想等がある。
BLACKLAGOONコラボにおいては、エダのシスター服でHRでユニット化した。どういうわけか属性が科学になっている。HRとしてはATKが900を超える破格のステータスを誇る。
設定としてはパイロット映画のエダの代役として選ばれた形らしい。実際、金髪が共通しているので違和感が無かったりする。だが、自身と真逆のキャラということもあってか、演技がガチガチで何度もNGを出しているらしい。
回想もコラボ相手もあってかエロ無しで、映画の一シーンの撮影後、同伴していたふうまとジュースを飲んで休憩といったもの。
連作、及び連作と連動している本編の流れを継いでおり、相変わらずふうまにべた惚れで、上手に小悪党を演じるふうまを絶賛して休憩後に演技の自主練に移行する。
小太郎は紅のふうまくんラブトークを「宗家への義理立ても入っているのでは?」と照れつつも、対魔忍にあるまじき健全な恋人関係を魅せている。
覚醒(魔人化)の回想は例外的に一連の回想連作から外れており、「敵に強姦された挙句(全く別の記憶を植え付けられたとはいえ)、寝取られ風味」なIF設定の物語となっている。
2022年のゴールデンウィークイベントで【恋の夜会】というホステス姿が実装されたが、この回想も「あやめを人質に取られて悪徳政治家のパーティーで嬲り者にされる」と連作から外れた凌辱であった。
原作内の最終形態とも呼べる魔人化での実装であることやこの方向転換をしたことから以降は「ネタもやり尽くしたので本作の本格的な出番及び役割は他に譲って終了」するのではないかと似たような前例があることから心配しているプレイヤーが多かった。
実際、骸佐を監視する役割になった後は以前に比べると出番が減り、登場してもちょい役のような立ち回りが続いていた。
が、それを払拭と言わんばかりに2023年春に追加された【青春スパイク】というバレーボールコスチュームでは、イベント本編と連動する形で年齢をふうまと同年と偽って他校で起こった連続行方不明事件を捜査しに潜入している状況での回想となった。
既に仲間の女子バレーボール部員からも公認カップル扱いされており、部活終了後、汗だくの紅をふうまが悪戯⇒怒った紅が「自分が満足するまで逃がさない」と体育倉庫に連れ込む、と珍しく紅が攻めに回る一面を見せている(今まで陵辱が続いた反動では?とメタな見方もとれる)。
また、イベント本編内でも以前にように主役としてヒロインらしい見せ場も多く用意されていた。
設定的には「敵の大ボスクラスを倒し得る打撃力」「相手の存在を確実に把握する照準能力と再生能力や力学的攻撃の無効化が通用しない攻撃手段」「短期決戦・速攻型のファイトスタイル」を兼ね備えているので、「超大物の敵にとっても交戦のリスクが高過ぎる(同じ血と基本能力を有するフェリシアですら直接交戦を避けている)」「本気を出すと過剰攻撃になる(味方であるアルフォンスや銃兵衛ですら真剣に制止する程)」、即ち相手を生け捕る事が目的だったり、本気の戦闘を行わないギャグ回でなければ動し辛いキャラと化している面もある。
強過ぎるので下手に動かせないと言う点ではアサギと似た様な枠と言える。
一方で、まだ父方の形質と魔の気を完全には制御出来ていない様子から、彼女達のようなRPGオリジナルの上位互換が実装されるのではという意見もある。
アクション対魔忍
プレイヤーキャラとして参戦決定。
スキル『嵐の陣』は、敵単体を竜巻で包み込み、ぶっ飛ばす攻撃。
サポーター編成による強化で、至近距離までカバーできる。
今作ではアサギ同様、魔人化は自重しているのか使用しないが、カラーチェンジにてその姿が使用可能となっている。
シナリオでは桃知東洋の情報を追って東京キングダムに潜入した特務中隊の助っ人として登場。
現れたノマドとの衝突では、当初は折が合わなかったスウ・ジンレイとの連携によって2人がかりであのイングリッドを押し返す活躍を見せている。
気まぐれに現れた父親:エドウィン・ブラックとの邂逅も果たし、魔族の血を巡る問答において再び因縁を仄めかせた。