レインボーロケット団
れいんぼーろけっとだん
概要
平和な南国・アローラ地方に襲来した歴代最大となる悪の組織。略称は「Rロケット団」。
かつてロケット団を率いていた首領サカキが、ウルトラホールの存在を利用して新たに立ち上げた集団で、他地方かつ並行世界の秘密結社たちを集め、全ての世界の全てのポケモンを手にすることを企んでいる。
ただし、世界を移動する等の超常的な力を得ているのはロケット団のサカキのみで、他の組織のボスは自らの野望を達成した直後または直前になぜか突然一人で異世界に飛ばされていたところをサカキに見出され、客人として遇されているような関係である。
当然ながらこのエゴの強すぎる面子が他人に忠誠を誓うはずもなく、あくまで利害の一致から手を組んでいるだけに過ぎない模様(ゲーチスに至ってはまたも傀儡政権を目論んでいた)。
したっぱの姿は過去のロケット団員のみが確認されており、シンボルマークはロケット団と同じ「R」だがフォントの色が赤から虹色に変わっている。
「ウルトラサン・ウルトラムーン」の作品自体が「サン・ムーン」のパラレルワールド的な位置付けとも言われており、上述の通り歴代ボス達はその行いを阻止する主人公に相当する人物がおらず、本当に野望を達成してしまった世界から来た者ばかりである。
その証拠を示すかのように、ボス達6名は1人1匹ずつ禁止級の伝説ポケモンを手持ちに加えている(この加えている伝説ポケモンはバージョンによって異なり、サカキの場合は切り札であるミュウツーのメガシンカ先がバージョンによって異なる)。
その上全ての手持ちをなんとマスターボールから繰り出している。
切り札のみならず最初のポケモンまでもマスターボールから出てくる光景は初見だと驚く事だろう。
マツブサとアオギリはオリジナル版のキャラとデザインに準拠しており、ORASで主人公と和解した世界の彼らは登場していない。
ゲーチスについても、BW2ではなくBW1の頃のデザインに準拠している。
アローラの現地組織であるスカル団はボスのグズマ含め、若者の不良集団に過ぎないためかスカウトの対象外とされている。むしろ下っ端どもからチンピラと見下された事で、グズマは主人公に味方しRロケット団と対立する。
劇中では組織力に目がくらんだザオボーの手引きによって、エーテル財団の代表邸(と一部の研究施設)を占拠。そこをサカキの力で前線基地に改造し、アローラ地方全体に大規模な宣戦布告を揚げた事で、乗り込んできた主人公たちと対立する。
ストーリーとしてはルザミーネの館に立てこもったしたっぱたちとボスを片っ端から倒していくだけであるが、サカキという近年のポケモンにはいなかった同情の余地の一切ない巨悪との戦い、したっぱのいい意味でステレオタイプな悪党ぶりなどが好評を得た。
殿堂入り後のエピソードなため、全員レベルは60台後半と過去作よりも大幅に上がっている。戦闘ではそれぞれの専用BGMのアレンジ版が流れ、唯一専用BGMがなかったサカキには今作で初めて専用BGMが用意された。
主な構成員
- サカキ(Rロケット団並びロケット団首領)……『組織力に物を言わせた世界征服』
- マツブサ(マグマ団)……『陸地の拡大による現存生物の繁栄を促す』
- アオギリ(アクア団)……『海の拡大による新たな生命の誕生を促す』
- アカギ(ギンガ団)……『心無き新世界の創世』
- ゲーチス(プラズマ団)……『全てのポケモンの独占』
- フラダリ(フレア団)……『選ばれし者のみが生き残る世界』
- したっぱ
Rのロゴだけ虹色に変わっている。ロケット団を新たに再編したとかいうわけではなく、今までのしたっぱの服装が変わっているだけである模様。こちらは各地方のボス達とは異なりマスターボールは使用していない。
こちらのしたっぱ達は完全にサカキの手下のようで、サカキが他の地方のボス達に一時的に貸しているようだ。
ちなみに下っ端は全員、第1世代のポケモンしか繰り出してこない。