データ
身長/186cm(異常成虫時/46.3m)
重さ/149kg (異常成虫時/371.0t)
分布/イシャバーナ(昼・夕)
好物/組み手
観察ポイント/若者とのフレッシュな戦いには、血が湧くようである。
概要
地帝国バグナラクが送り込んだ、水上をスイスイ移動する虫「アメンボ」のBNAを備えた怪ジーム。
アメンボを上から見た漢字の「水」に見える顔面に、水色と山吹色のラインが波紋状に配されたカラフルな拳法胴着を身に着けた虫の格闘家の様な姿をしている、『バグナラク拳法』の使い手である昆虫界のカンフーキング。
これまでの怪ジームと比べると卓越した戦闘能力を持ち、頭を覆う様に付いたリング『波紋レーダー』で敵の気配を読みながら攻撃を華麗に受け流し、己が身体一つで繰り出すバグナラク拳法は水の如きしなやかな動きと怒涛の重い一撃を両立させた物で、等身大時でも白兵戦の実力はずば抜けている。この他にも掌へ瞬時に水球を生成、敵に打ち出す技も持つ。
昆虫最終奥義は、水の上を自在に駆け回る高速移動手段『アメンウォーダーダッシュ』。しかも水上移動中に攻撃を受けても咄嗟の受身で体勢を立て直す等のテクニックも身に付けた、戦闘の熟達者でもある。
長い年月をバグナラク拳法の研鑚に捧げて来た老境の戦士らしく、自らの理想を燃やして行動する若者のフレッシュさに血が沸く程の感銘を覚え、スキンシップ感覚での組み手や戦闘を挑んで来る癖がある、おせっかいさのある飄々とした性格。たとえそれが自国の王相手であっても態度を崩す事は無い。
その性格とバグナラクの価値観が噛み合った事で、相対した者の強い激情や信念を素直に受け止め、それに自分が負けても良しと割り切れる、格闘家として未練無く死合いを楽しむある意味さっぱりとした死生観も有していた。
活躍
余談
- アメンボモチーフの戦隊怪人は初で、特撮全体に絞れば「仮面ライダーZX」のアメンバロイド以来。
- ちなみにこのアメンバロイド、漫画作品『仮面ライダーSPIRITS』では拳法家というキャラ付けが為されている。一方で「老いを恐れるあまり人外に転じた」とも描写されており、その点は老いをも楽しんでいた節のあるアメンジームとは真逆と言える。
- 声を演じる飛田氏は戦隊の常連の1人で前作の元老院以来の連続登板。また飛田氏は戦隊や仮面ライダーにおいて様々な蟲モチーフ怪人達を演じている。
- 巨大化前にヒメノにたおされたシーンが飛翔白麗に似ているとの声が。
関連タグ
ウルベ・イシカワ:中の人繋がりの元格闘家で軍人。それと対峙した主人公の中の人はゲロウジームを演じているが、そちらがアナザーガンダムシリーズ最初の主人公に対し、飛田氏は宇宙世紀ガンダムTVシリーズ2作目の主人公を演じていたりする。