概要
物語の序盤・「東の海編」におけるラスボスを担った海賊団。船は「シャーク・スパーブ号」。
元々は偉大なる航路の深海にある魚人島近海(魚人街)を拠点に暴れまわっていたが、フィッシャー・タイガー率いるタイヨウの海賊団への統合・離脱を経て東の海へ拠点を移した。
※タイガーの死後、アーロンは報復として単身カチコミをかけるもボルサリーノ中将(後の大将"黄猿")によって逮捕・投獄されてしまう。しかし船長を引き継いだジンベエが王下七武海に就任し、その恩赦で釈放された……のだが、ジンベエの考えに反発したアーロンはかつての仲間達を引き連れて脱退。これに刺激されてかマクロ一味も離脱し、「魚人海賊団」は3つの派閥に分かれることとなった。
アーロンパーク
東の海・コノミ諸島(ココヤシ村)に築いたアジト。シャボンディパークのタワーを模した「アーロンタワー」が目印で、てっぺんにはノコギリザメの顔のオブジェ、その鼻先にアーロン一味の旗が掲げられている。
またパークにある大型プールは海に繋がっているので、人間用のプールとは比較にならないほど深い。
宝貢
ほうぐ。支配下の住人に対して課すいわゆる税金。
月に一度、大人一人につき10万、子ども一人につき5万ベリーを払うように恐喝し、この税金が払えなかった(正確には10万ベリー丁度持っていたので払えたが、秘匿していたナミとノジコの分として差し出した)ベルメールは殺害され、「ゴザ」の町は壊滅させられた上に見せしめとして家を全て逆さまにひっくり返すなどかなり非道かつ横暴な真似をしていた。この島々の中には現麦わらの一味航海士のナミの故郷も含まれており、ナミは故郷をアーロン一味の支配下から開放するため、アーロン一味の幹部及び測量士としてやむを得ず活動していた。
なお、この悪事は海軍支部の第16支部大佐ネズミに露見していた…ものの、アーロンがネズミに賄賂を渡すことで世界政府や海軍本部にその活動は明かされていなかった。
偉大なる航路出身の海賊でありながら、2000万ベリーというそれほど高くもない懸賞金額だったのもその辺が起因しているのかもしれない(それでも連載当時はトップの額だった)。
組織構成
船長のアーロンと昔馴染みのメンバーが幹部だが、船員同士の関係は良好で上下関係に対する意識は薄く仲間意識がとても強い。
メンバーは魚人海賊団の中でも人間嫌いの面々で構成されている(ハチなどは例外)。
しかし有能で利用価値がある者、金で話のわかる者ならば人間でもある程度の厚遇はしてくれる(あくまでも「使えるヤツ」としか見てないので信用はしていない)。
主要人物
アーロン(船長/ノコギリザメの魚人)
ハチ(幹部→アーロン逮捕後にたこ焼き屋に転身/タコの魚人)
クロオビ(幹部/エイの魚人)
チュウ(幹部/キスの魚人)
海牛モーム(戦闘員→後に偉大なる航路に帰還/海獣)
シオヤキ&タケ(船員/鮭と鯉の魚人。宴会部長/コンパ隊長)
ピサロ(マンボウの魚人。音楽家)
カネシロ(キンギョの魚人。船大工)