【amalgam】
- 水銀を主とする合金の総称。水銀は鉄や白金、ニッケルなどの一部の例外を除くほとんどの金属と混合し、合金となる。その際、多くは液体となる。この性質を利用して、歯医者の治療、あるいはめっき、さらには金属精錬などの用途に用いられていたが、水銀の人体への影響を考慮して、近年ではあまり用いられなくなっている。
- 混合物、合成物、寄せ集め単語本来の意味。水銀合金の意味合いが強いため通常この意味で用いられることは少ない。18世紀後半のフランスにおいて志願兵の増加に伴い熟練兵との混合部隊を作成したが、その制度のことをアマルガム制度という。
アメコミにおけるアマルガム
アメコミの2大会社MARVELとDCコミックが起こしたクロスオーバー『マーベル VS DC』から発生した、架空の出版社「アマルガム・コミックス」による作品群のこと。
マーベルユニバースとDCユニバースが一つになり、双方の世界観やキャラクターが融合して「アマルガムユニバース」という世界が誕生。
スーパーマンとキャプテンアメリカが融合した『スーパーソルジャー』やジョーカーとセイヴァートゥースが融合した『ハイエナ』など、見たこともないヒーローやヴィランで溢れかえる中、元の二つの世界に戻そうとする者が現れ、世界の存亡を賭けた戦いが繰り広げられた。
上記のエピソードから転じて、アメコミのヒーローが何かと融合しているイラストに「アマルガム」のタグが使われている。
その他、漫画作品等に登場する「アマルガム」
彼岸島
人智を凌駕する吸血鬼や邪鬼が我が物顔で跋扈する彼岸島の作中世界において、島内で生まれた突然変異型の吸血鬼のこと。
本来、彼岸島の吸血鬼は同じ吸血鬼の血液を大量に摂取すればほぼ間違いなく激しい拒絶反応が起こり、大抵は身体が耐えきれず即座に全身から血を吹き出して爆裂死する。
だが、百人に一人ほどの割合でその想像を絶する拒絶反応に耐える者が現れ、彼らは生存者はその姿形も大きく一変し、凄まじい細胞分裂能力と強大な能力を得た「混血種(アマルガム)」と呼ばれる新種の吸血鬼へと生まれ変わる。
作中では主人公である宮本明の師匠、青山龍ノ介が一人分の吸血鬼の血液を体内に入れることで凄まじい戦闘力、そして見上げるような巨躯を手にしたが...代わりに彼は以後、吸血鬼達の本能である吸血衝動に苦しむ事となった。
その一方で彼岸島におけるラスボスの雅様は例外的に作中にて幾度となく同族喰いを行なっており、最終的に完全な不老不死の力を獲得するに至っている。
彼ら以外の代表的なアマルガムの吸血鬼としては、脱皮を行うことで無限に増殖する金剛」や鋼鉄を凌駕する圧倒的な皮膚の硬度を誇る斧神」、そして48日後...では人間を作り替えた奇怪な生物の王国を統治している蟲の王様」など、物理法則では説明のつかない能力を保持した吸血鬼たちが登場する。
フルメタル・パニック!
世界を裏で操る秘密結社とも言うべき存在。詳細はこちらを参照。
戦姫絶唱シンフォギア
遊戯王OCG
錬金術とスーピーヒーローをモチーフとしたサイキック族テーマ【メタルフォーゼ】に歯科のアマルガムをモチーフとしたモンスターが実装されている。
石山諒の作品
プリンセスコネクト!Re:Diveのギルド
関連タグ
Amalgamates:Undertaleのキャラクター。読みがアマルガム。