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外道衆の編集履歴

2023-08-14 12:24:20 バージョン

外道衆

げどうしゅう

侍戦隊シンケンジャーに登場する敵組織である。

隙間。それはこの世とあの世の間。化け物の入口であり出口… だから、決して覗いてはいけない。隙間の奥、三途の川から外道衆がやってくる!!


概要

本作品の敵組織の名称。

人の世(現世)とあの世の境目である三途の川の穢れから生まれ、隙間から現世に進出する怪物・アヤカシで構成された組織。いつ頃に設立されたのかは不明だが、少なくとも300年以上前から活動していたらしく、歴代のシンケンジャーと幾度となく戦ってきた最大の仇敵。

幹部達は、三途の川に浮かぶ六門船という帆船を拠点としている。


組織の目的は下記するアヤカシの本能もあって、現世を支配して人間を蹂躙する事にある。

かつては力押しで進めていたようだが、本編の十数年前の先代シンケンジャーとの戦いの後遺症で、総大将の血祭ドウコクが動けなくなったのもあって、現在は人間達の濃い悲しみや恐怖で三途の川を氾濫させて、現世を川の水で満たす事で直接進出する事を目的としている。

その一方で、現世を支配して人間を滅ぼした後に何をするつもりだったのかは不明。小説版でもここについて疑問を持たれたが、結局その答えが返ってくる事はなかった。


また、アヤカシ自身はそれぞれが己自身の欲求や強い執着を持っており、基本的にそれに沿って行動している。特にアヤカシは生者でも死者でもない存在である故に、現世で生きる事も死んで成仏してあの世に渡る事もできず、だからこそその嘆きと嫉妬などから、アヤカシは上記した組織としての目的とは別に、人間を悲しませ苦しませる事に対して本能的に強い執着を抱いているのが特徴である。

筋殻アクマロ曰く「生きて人の世にも行けず、死んであの世にもいけぬ辛さともどかしさ、特に悲しみや苦しみに惹かれる事この上無し」との事であり、それが彼等の本質である。つまりアヤカシは意外に人間的な感情を持つ者もいるのだが、人間との相互理解は根本的に不可能である

アヤカシという種族に関する詳細はアヤカシのリンク先を参照。


このような個人主義的な連中である為、一応外道衆という組織を形成してはいるものの、それは血祭ドウコクの絶対的な力を恐れて逆らえないからでしかなく、お世辞にも一枚岩の組織とは到底言えない。当然ながら仲間同士の仲間意識や同族意識などは殆どの者が皆無である。

ドウコクの手前では「御大将」と呼んでその命令に従っているものの、ドウコクが何らかの理由で動けなくなると途端に統率を失って、幹部の命令にもろくに命令も聞かず好き勝手に暴れ始める者達ばかりで、ドウコクや幹部に対して忠誠心のある者もいない事はないのだが極少数である。


一方でドウコクの方も、自身が気に入っている幹部に対しては甘いものの、殆どのアヤカシの事はかなりぞんざいに扱っており、彼等の間には力関係以外での繋がりは無いに等しいと言える。

幹部達も配下のアヤカシ達の事は、「所詮は三途の川の根無し草共」と言い捨てて全く信用してはおらず、封印の文字の件が発覚した後も、その存在を知ればアヤカシ達が変な気を起こすかもしれないと言う懸念から、封印の文字の情報やシンケンレッドの重要性等を殆どのアヤカシには隠していた。しかし、そのせいでシンケンレッド討伐が中々進まないという状況が続く事になる。


しかし、その幹部達も内心では「ドウコクの力がこのまま増大し続ければ、いずれ三途の川すら飲み込むかもしれない」という懸念を抱いており、本当の意味での信頼関係で結ばれているとは言い難い。かと言ってドウコク無しでは組織が成立しないので、幹部としても痛し痒しである。

ドウコクと彼等は互いの執着や本性を理解し合っており、彼等なりの関係性を築いてはいるのだが、それ故に重要な局面ではそれぞれが己の欲求や執着を優先する等、互いに交わるようで決して交わらない関係性となっている。結局「所詮は三途の川の根無し草」という評価は彼等自身にもそのまま当て嵌ると言える。

作中を通して、単なる主従を超えた強固な絆で結ばれていったシンケンジャーとは、あらゆる意味で対極的な組織であり、ぶっちゃけドウコクの存在だけで辛うじて成立している組織だったと言える。


最終的には、TV本編最終回でドウコクが倒された事で組織は事実上壊滅し、唯一生き残った幹部の骨のシタリも『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー』でゴーカイジャーによって倒された。

しかし、外道衆やドウコクの存在とは関係なく三途の川が存在する限りはアヤカシは生まれるので、シンケンジャーとアヤカシの戦いそのものは今後も続いていく事になる。


構成員

総大将

血祭ドウコク(声:西凛太朗
まぁ 飲めや
非常に凶暴かつ短気な外道衆の総大将で、自他共に認める最強のアヤカシ。その怒りを鎮められるのは酒と薄皮太夫の三味線だけとされており、この2つは決して欠かせないものとなっている。

幹部

薄皮太夫(声:朴璐美
わちきの出番だねぇ
常に三味線を持った女のはぐれ外道。ドウコク、シタリを除くアヤカシ達とは折り合いが悪い。はぐれ外道だけあってアヤカシの中でも取り分け人間的であり、ある意味外道衆サイドの主役のような立ち位置になっていく。
骨のシタリ(声:チョー
骨のシタリ 朱バージョン
ドウコクの知恵袋を自称する側近。アヤカシにしては珍しくとても人間的で仲間意識もあり、何よりも自分の命に対して強く執着しているという珍しいアヤカシである。
筋殻アクマロ(声:堀川りょう
この痛みこそが
中盤より加入した新幹部。公家のような言動のアヤカシで、夏に入ってからのドウコクの力の増幅によって最近復活したと本人は自称している。独自の配下のアヤカシ達を従えている。

はぐれ外道

腑破十臓(演/声:唐橋充
激突大勝負~腑破十臓~
命を賭した斬り合いに快楽を求めるはぐれ外道。勘違いされがちだが彼は最初から外道衆の一員ではなく、独自の活動を許されていた外部の存在である。序盤でシンケンレッドと封印の文字の件を巡ってドウコクと対立し、以降は完全な第三勢力として現世で活動している。

クサレ外道衆

外道衆の中の別動隊で、「外道衆の中の外道衆」といわれる程の実力者で構成された言わばエリート集団である。集団そのものは300年前の初代シンケンレッド/志葉烈堂率いる初代シンケンジャーとの戦いで既に壊滅しているが、劇場版等でその残党が復活して登場する。


脂目マンプク(声:大和田伸也
二大頭目
劇場版に登場したクサレ外道衆の頭目。列堂も封印する事しかできなかった程の実力を持つが、それ故に自信家でドウコクへの下剋上を目論むなど強い野心を持つ。
アゼミドロ(声:坂口候一
外道泥濘の怪
TV本編に登場したクサレアヤカシ。マンプクの元部下だが彼とは対照的に、人質を使って最小限の労力で勝利を狙おうとする、外道の中の外道という評価にある意味相応しいアヤカシ。

怪人

アヤカシ
弔い合戦
人間の世界では妖怪として伝えられている化け物達。普段は三途の川の川底を彷徨っており、川底から這い上がれるだけの力を得た者が、幹部の命令で現世に行く事を許される。ちなみにアヤカシというのは種族名なので、上記した幹部達も当然ながら全員アヤカシである。

戦闘員

ナナシ連中
あの世とこの世を繋ぐスキマ
賽の河原の石の隙間から生まれる下級のアヤカシ。亜種が複数確認される。
ノサカマタ
外道砕顎の怪
中盤で登場した同じく下級アヤカシ。ナナシ連中より強力な力を持っている。
スス木霊
すすこだま
外道衆の本拠地・六文船に群れで住み着いている小型のアヤカシ。

余談

後にスーパー戦隊レストランで『外道衆 三途の川セット』として商品化した。

ドリンクは梅酒とノンアル梅シロップから選べる。


関連タグ

侍戦隊シンケンジャー  妖怪

赤と黒 舟盛り


妖怪軍団牙鬼軍団:妖怪を元ネタとする敵繋がり

ブドー魔人衆:和風&魚介類モチーフ、及び脚本家繋がり

悪しき魂:一応ここにも該当する。シタリは名前の法則も一致


大ショッカー管理国家ラビリンスニチアサ同期の敵対勢力。後者は人間を苦しめる事で最終目的達成を狙う点が共通しており、こちらは人間の不幸を集める。前者とは同盟を結んでいる。

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