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ビッグモーターの編集履歴

2023-08-15 08:23:17 バージョン

ビッグモーター

びっぐもーたー

車の買い取り、中古車の販売、車検などを取り扱う(悪徳)企業。正式名称は「BIGMOTOR」。

やっぱり BIG が一番!


概要を売るならビッグモーター♪

車の買い取り、中古車の販売、車検などを取り扱う企業。本社所在地は東京都港区

創業者・兼重宏行(元代表取締役CEO)が、出身地の山口県岩国市で創業し、その後全国規模で展開。2023年5月時点で「従業員数6000名、全国300店舗以上」を抱える。公式ウェブサイトでは「買取台数6年連続日本一」とアピールしている。なお企業の規模・実績に反して株式非上場企業であり、株式会社『ビッグアセット』の子会社である。

また深い関係にあるとされる損保ジャパンは、創業者に次ぐ第2位の上位株主だった。(出典


CMには俳優の西村雅彦大森南朋佐藤隆太が起用されていた。しかし、後述する一連のビッグモーター側の不祥事を受けて、佐藤氏は自発的にCMを降板している。


不祥事集 ヤッテモーター!

保険詐欺

2023年7月6日、自動車保険の大規模な不正請求が各種メディアで報道された。以前の2022年3月に内部告発で問題が明らかになり、その後の2023年1月30日に特別調査委員会を設置していた。

それに伴い代表取締役社長の兼重宏行氏(並び副社長にして兼重社長の実子・兼重宏一氏)が、同年7月26日をもって辞任した。


問題が起こったとされるのは、宏一前副社長が運営権限を握って以降横行した、社内の極度の利益至上主義や、限りなく黒に近い過度の降格・左遷人事、パワーハラスメントそのものの退職工作などが原因だったとされる。

更に2019年から前副社長の業務案にて『(中古車業にて売り上げの2~3%にしかならない)板金塗装部門の売り上げを強化するため、5~10年の間に自社統轄の修理工場を3倍にする』との中古車業界の現状を知っていれば、まず掲げないノルマを課していたのも、上記の詐欺の温床の一端になっていた模様。


また、ビッグモーターは一部の顧客に加え、レンタカーや代車など本来ならば保険対象にならない車両に対し、架空の保険プランを提示・契約に持ち込もうとしたケースも露見された。


上記のそれらを見て分かる通り、犯罪に手を出さないと達成不可能の超過ノルマが設定されており、更にこのノルマが達成出来ないと後述するパワハラ役員による虐待が多発していたと、誰が見ても頭がおかしくなる事態を醸成していた。


パワハラ

前述の保険詐欺の元凶であるパワハラだがかなり深刻。

岐阜県の各務原店では元店長がパワハラで退社に追い込まれ、鬱を発症したとして会社に対し損害賠償請求訴訟を起こしている。


経営計画書

ビッグモーターの社員が就職の際に受領する小冊子。

いわゆる『創業者の経歴・経営理念を纏めた』もので、その冒頭には義を明らかにして、利を計らずと真っ当な記載があると同時に “有能なイエスマンと無能なイエスマンは良いですが、有能だが上層部に意見する人間は要りません(超要約)” などの暴論も併記されている。

また、開店前のルーティンに全従業員が起立の姿勢で、経営計画書を音読するのが組み込まれていたとの報告もあり、この経営計画書の存在こそがパワハラの源泉とも酷評できる。


ロイヤルファミリー

本来は『王室』を意味する英単語だが、ビッグモーターでは当時副社長を務めていた兼重宏一氏、常務、本部長の三名をまとめて呼んだ名称であり、彼らが直接各地の支店を巡って視察を行っていたという。

彼等が口頭とLINEの双方で暴言三昧を繰り返し、更に少しでも癇癪に起こせば即降格(中には「来訪した副社長に対し接客を優先したために挨拶が遅れた」「髪型を変えた」「白髪を染めていた」「プライベートで誘われた飲食店が気に入らなかった」等々、業務と一切関係ないどころか理不尽そのもののケースもあったとの告発で発覚)横暴が平然と行われていた。


社内報

『社内報』と銘打たれているが、実態は公開処刑通知と同義。


SNSの悪用

経営陣と店長によるリモート会議では、開催時間から僅かな遅れで降格処分を下す、ノルマ未達成の店舗に対し「無能」などと扱き下ろすのは日常茶飯事、時に通話アプリを用いて時間帯を問わず社員を叱責する(午前1時に叱責された社員も)など、一般的な社会通念ならび常識上、叱責や業務連絡の範囲を超えていると思われる暴言発信ツールとして用いられていたとされている。ビッグモーター副社長構文も参照。


『顧客への対応』の名目による社員と顧客への暴言

顧客から問題行動を指摘された社員に対し「輩には輩の対応を」として、社員を理不尽に叱責しつつ、指摘した顧客にも「(クレームをした客を)連れてこい。今すぐしばいてやる(要約)」などの暴言を吐いていた


給料の未払い、無料サービスの反故、自腹の強制

経営陣が社員を一方的に解雇した際、退職金や残業代を踏み倒していた事実が判明している。

他にも車のナンバーの番号指定など、現場の社員に無料で出来ると行わさせた上で、後になってそれを反故にし、該当社員や店長から取り立てていたとも判明。


また、下請けの会社や営業職を強制的にタダ働きさせ、付近の店長の自腹を切らせた上で幹部はゴルフ・パーティ三昧だったともある。


環境破壊

ビッグモーター周辺の公道や隣接する店舗等街路樹に、除草剤が撒かれ枯死、当該箇所が無断舗装される事件が頻出していたが、これに関してもビッグモーターの関与が疑われている。

また、街路樹をガスバーナーで焼く行為も目撃されており、放火にも手を染めている。

ビッグモーター社店舗前連続除草剤散布街路樹枯死事件も参照。


街路樹は公共の財産であるため、損壊を行ったとすれば罪に問われる可能性がある。

一部店舗の敷地内の芝生も撤去している実態が確認されており、こちらは『都市緑地法』に定められた内容に反している可能性も浮上している。


保険会社との癒着

過去には損保ジャパンに代表される、複数の保険会社から累計50数人(損保ジャパンに至っては同社だけで37人)にも及ぶ外部出向があったなど、不自然な繋がりも露にされた。

特に損保ジャパンに至っては旧・日本興亜損保時代に、宏一前副社長が同社に勤めていた経歴もあり、上記の2022年3月の内部告発における特別調査委員会が立ち上がった最中、ビッグモーターとコネがある保険会社が取り引きを一時停止する状況下で、損保ジャパンだけ調査を早々に打ち切り、いち早く取り引きを再開した。

また、ビッグモーターと損保ジャパンの間で、互いに新規顧客の紹介し合うなどのやり取りもあった模様。


車両破壊

顧客から預かったクルマをボコボコに損壊し、保険金を水増ししていた

「ドライバーでタイヤに穴を開ける」「ゴルフボールを叩きつけてボディを凹ませる」など手口は多岐にわたる。木ネジをタイヤにねじ込み「パンク」の状態を作り出した件は各種メディアで報道も行われたため記憶に新しい。

下手をすれば更なる自動車事故に直結しかねない為、顧客の命をも蔑ろにした行為と断言してよい。


そのような意図的な顧客の車両破壊による保険金の水増し請求があまりにも多すぎたために、全国的なデータ上の保険金総額の上昇と車両保険料の増額を招き、顧客のみならず日本中の車ユーザーから組織的かつ不当に保険料を搾取していた実態は、もはやヤクザを超えた何かである。


またこの事案に関しては『車を壊す』→『金(得点)になる』との共通項を含むスキームから「『ストリートファイター2』のボーナスステージ」と揶揄するコラ画像も流通している。草生える(除草剤)。


事件発覚後の7/31に、北関東でゲリラ雷雨が発生、群馬県などでゴルフボール大の雹が降って車がボコボコになる事態が発生した。SNSでは「天然のビッグモーター」「雹を愛する人への冒涜」などの反応が相次いだ。


部品転売

2023年8月8日、元社員の証言により、車検において問題のなかったはずの部品の発注料金を車検料金に勝手に上乗せし、届いた新品の部品をメルカリ等フリマサイトで転売する不正の手口が明らかにされた。


前述の厳しすぎるノルマの達成のために行われていた側面もあるが、社員が自分の小遣い稼ぎに自主的に部品の転売をしていた例もあった。


ナンパープレート無しの走行

2022年5月28日、同社の自動車がナンバープレート無しの状態のまま公道を走行していた様子が目撃された。複数の目撃例が確認されており、国交省は「適切ではない」とコメントし対応を検討・示唆した。


記者会見 ビックリモーター!

2023年7月25日。内部告発から端を発した数々の不祥事や不正行為、犯罪などの悪行が明るみに出たビッグモーターはようやく記者会見を開催する。

しかし、そこで語られたのは「経営陣は一切知らない」「現場の判断で勝手にやったこと」等々、全ての責任を現場の人間に押し付ける非難に終始しただけだった。

更には社長である兼重宏行氏は、自社の整備員による車両破壊についてコメントを求められるとゴルフを愛する人に対する冒涜ですよとの被害者を顧みないピントがズレたコメントを発した挙句、「社員に対しては刑事告訴も辞さない」と総合責任者である自身の立場を弁えないコメントを連発したが、これらは車を壊された被害者は保険の等級が変化し、金銭的負担が発生している点の刑事的責任・道義的責任(≒賠償責任)について言及せずに、話の焦点を曖昧にさせる『すっとぼけ』に類した手法の1つであると思われる。

刑事告訴については会見終盤にて取り下げたものの、本来は自身が責任を取る立場にありながらも、それを弁えずひたすら社員・従業員になすりつけるかのような言動に、全国の多くの視聴者に驚愕と失望、失笑と呆然を与えた。


また、内部告発によると「ビッグモーターの不祥事の中心人物として大きく関わっていたのは、兼重社長の息子にして当時副社長を務めていた兼重宏一氏であった」との証言が多数寄せられる中、肝心の宏一氏は会見を欠席しており、僅かなコメントを代理人が紹介するだけであった。

この事態には業界関係者や従業員(元従業員も含む)は、口をそろえて「前副社長の将来を守りつつ、記者会見を早々に終わらせる方策(=前副社長が出席していれば、記者からの集中砲火が免れない上、それによる予期せぬボロ出しも未然に防ぐ)」と見なし失望している。


更には兼重親子が辞任により、今後一切の取材・取り調べなども黙秘する姿勢を取っており、諸悪の根源への追及が滞ってしまっている。

おまけに辞任の際、会社への株や運営費なども持ち逃げしており「金や証拠を抜き取って会社を捨てた」とも揶揄されている。これにより、仮に当社が倒産しても、兼重親子の懐には影響が出ないなどの問題も考えられる。


車を売るなら新体制移行後が一番!?

兼重親子の退陣に伴い、和泉伸二氏が新社長に就任し新体制に移行した。

だが、和泉新社長が行った最初の改革は、パワハラの証拠とも評せるLINEの削除であった。

更に「現在の社会情勢に合わせ刷新する」として、上記でも触れた経営計画書の回収も始めた

これら社会通念とかけ離れた『施策』に対し、殆どの関係者やマスコミからは「証拠隠滅だ」との批判が浴びせられたが、和泉新社長は「そんな意図はない」と反論するに留まり、削除など一連の作業を押し進めたと思われる。

もっとも、露骨すぎる証拠隠滅に反発して、LINEや経営計画書をマスコミに叩き売りする従業員も多いようであるが。


また、既出の通りビッグモーターはビッグアセットの子会社であり、ビッグモーターを退陣した兼重親子はビッグアセットには取締役として在籍し続けている上、ビッグモーターの株式はビッグアセットが100%保有している状態でもある

更に前副社長の両腕として、その支配体制護持に尽力していたとされる『ロイヤルファミリー』の両雄たる常務と本部長に至っては、連座せずに今尚役職に留まり続けている。

そもそも、和泉新社長自身もまた旧経営陣の一員だった実状もあるため、同社の事情に通ずる大半の有識者から「事実上、兼重親子による支配体制が維持されているのではないか?」と推測されている。


総括で木を枯らそう!

以上のように数々のパワハラや顧客への損失強制、社員には「高収入」を謳いながら実際には低収入で苦しめるなど、幾つもの問題を撒き散らしていた企業であるのは明らかとなった。


2023年8月現在、ビッグモーターへ加入していた人達の契約解除が多発しており、クレームに関する問い合わせや、更なる不祥事の発覚、社員達の転職が起こり続けている。


本事案に対する責任追及は?

現在、保険会社や各都道府県、警察などによる追及が行われているが、最も気になるのは兼重親子や役員などへの責任追及である。


しかし、現状では役員への刑事処罰などは難しいと考えられている。

理由は役員と上記の不祥事が直接関わっていたと見なす明確な証拠が少ないからである。上記のLINEによるパワハラや、保険不正請求などについても「別の人間が行った」など言い訳出来るのは眼に見えている。


警察弁護士による追及の他、暴力団反グレなどの勢力も合わせた、会社への処罰が望まれるものである。



「やっぱり BIG(はダメ)だー!」

「一番!(ダメ!)BIGMOTTER!」



余談の高価買い取り成立!

  • pixivに投稿されている作品で、ビッグモーターのタグがつけられているものは、やはり上記の不祥事が発覚した2023年7月以降に投稿されたものである。
  • 今回の数々の不祥事が明るみになり、現在進行形でますます追い込まれており、ある意味で令和の歴史に残る企業となったビッグモーターだが、実は前年に起こった知床遊覧船沈没事故を起こした企業と同じコンサルティング企業である、株式会社武蔵野から指導を受けていた実態も明らかになった。2年連続で黒い事件を起こした企業を指導した、同コンサルティング企業の今後の動向も気になるところである。
  • 記者会見にて平然と社員を切り捨てた挙句、不祥事の最大の原因である副社長が会見に出さないなどの愚策によって、大きく株を落としたビッグモーターの経営陣と兼重元社長の記者会見の映像により、逆に平成期に倒産するも、最後に社員を庇いだてした山一證券野澤正平が注目される事態になった。
    • だが、実はこの山一證券の野澤正平はそもそも会社の不正や経営に関わっておらず、会社倒産の原因である前経営陣が全ての責任を擦りつけるために、倒産3ヶ月前に社長の椅子を押し付けられた人であった
    • 言葉の上だけでも「責任は自分にある」とした山一證券と「刑事告訴も考えている」と『尻尾斬り』を図ったとも取れるビッグモーター側と、対照的な図式が出来上がった。

  • 同じく『部下のやったこと』で実刑を受けたホリエモンこと堀江貴文も、本件につき検察には「そういうことは通じない」との趣旨のコメントを出している。ソース

  • どこからどう見てもロゴマークがアンブレラ社にしか見えない。いや、示唆していたのかもしれない。

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今思えば、何ともシャレにならない内容だった(のかも知れない)。


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