概要
ちゃお(小学館)にて2001年9月号から2006年1月号まで連載された、時にファンタジー、時にラブコメ漫画。コミックスは全12巻+公式ファンブック1巻。
元々はちゃお2001年2月号に掲載された読み切り作品であり、それが連載に昇格した恰好であった。
読み切り版は、『恋はゲームで!』に収録されている。
2003年に小学館漫画賞(児童向け部門)を受賞している一方、同じ年の講談社漫画賞(児童部門)も受賞している(講談社漫画賞の方が先に発表される)。
2002年4月から2005年9月までテレビ東京系列他にて、「わがまま☆フェアリーミルモでポン!」のタイトルで全4期全172話が放送された。
アニメで恋愛を重視しているのは1期(無印)と4期(ちゃあみんぐ)のみで、それ以外はギャグと魔法バトルに比重が置かれている。
特に2期(ごおるでん)はダアクとその配下であるアクミ、ラット、ワルモ団との魔法バトル要素とギャグ要素が強く、恋愛よりも人間と妖精のパートナー同士の絆が重要味を帯びている。
更に3期(わんだほう)は完全オリジナル展開となった。
(テレビ東京系列の場合)放送時間は同年に導入された小中学生の完全週休二日制化を睨み、テレビ東京が土曜朝に新設した子供向けアニメ枠である土曜8:30-9:00での放送だったが、その枠は本作の放送1時間前にりぼん(集英社)原作の満月をさがして、本作の30分前になかよし(講談社)原作の東京ミュウミュウと、版権元の出版社が異なる女児向けアニメ作品を並べて1時間半にわたって放送するという枠であった。そのなかでも視聴率が好調であった本作は上記2作品が予定通り1年で終了後も継続し、放送開始から1年半がたった2期(ごおるでん)以降は火曜19:30-20:00(ただしTVQ九州放送はプロ野球シーズン中は放送日時差し替え)のゴールデンタイムに昇格し、以降終了まで同枠で放送された。
妖精はうちわで飛ぶ。
主な登場人物
声優:小桜エツ子
主人公の恋の妖精。好物はチョコレート(得にくもっちょ)。
可愛い見かけとは裏腹に非常に口調が悪い。
性格もわがままだが、どちらかというとツンデレに近い。
必殺技はケツアタック!
声優:中原麻衣
人間側の主人公。同級生の結木に恋をする中学生。
ミルモのパートナー。自分の恋をかなえるためにミルモを呼んだ。
性格はかなりのドジっ子。
声優:おみむらまゆこ
ミルモの婚約者で結木のパートナー。
普段は優しいが怒ると凶暴化する。
魔法は苦手で、魔法をかけるときは力んでしまう。
必殺技は「おりゃ〜ですわ〜!!」の雄叫びと共に繰り出す鉄拳制裁!
楓の同級生で彼女が片思いしている男の子。女の子には人気が高い。
普段はクールで物静か。
声優:ゆきじ
かなりのスケベで、女の子のスカートめくりをしたりパンツをメモしたりしている。
サスケとハンゾーという弟分がいる。
安純からは普段はこき使われている。
声優:ひと美
楓の恋のライバル。楓の邪魔をするためにヤシチを呼んだ。
結木の前ではおとしやかにふるまうが、実はかなり凶暴だったりする。
声優:釘宮理恵
声優:保志総一朗
ムルモのパートナー。
財閥のおぼっちゃまでお金持ち。
「学園モノのおぼっちゃまキャラ」の中では比較的性格に裏表のない善良なタイプだが、泣き虫かつ甘えん坊な面もあり。
楓に片思いしている。
サブキャラクター
※名前後の☆はアニメオリジナルキャラ。