TOKIO(アイドルグループ)
ときお
概要
今ではすっかり「マイクや楽器を持つより鍬(クワ)を持つほうがしっくり来る」と公言する農家兼土木作業員兼漁師兼etcのアイドル?バンド。
ジャニーズの中でも「漢」らしさが際立つ珍しいグループでもある。
番組（ザ!鉄腕!DASH!!）の企画に参加するため重機の免許を取ったり潜水士の資格を取ったりもはやアイドルとはかけ離れた活躍をしているグループである。そのあまりの多芸ぶりにミュージックステーションにて「ＴＯＫＩＯの職業はなんですか？」という質問が来た事がある。（本人達は「一応アイドルです」と苦笑交じりに答えていた。一応じゃなくて立派にアイドルだろ）
2014年、ジャニーズ初の夏フェスに出演。出演決定当初は「舞台設営からやってくれるのでは」と職業不詳アイドルらしい扱いをネットでされていたが、当日はしっかりバンドとしての実力を見せつけ、話題になった。
2021年には遂に会社まで作ってしまった。
グループの歴史
1989年にリーダーの城島茂が山口達也とプライベートで結成した｢ジョーバンド｣が前身と言われている。
後に事務所社長から｢TOKIO BAND｣のグループ名を貰った事から、バンド史が始まる。名の由来は、ヨーロッパ方面で東京を指す｢TOKIO｣から。これは世界的に覚えられやすいからという目論見もあったそう。
オリコンチャート1位を獲るまでに7年もかかっているある意味SMAP以上の苦労人たち。
他のジャニーズユニットと比べあまりヒットは多くないが、曲の質は非常に高く中島みゆき提供の｢宙船｣など意外なところで大ヒットを飛ばすダークホース的存在でもある。
2003年発表の「AMBITIOUS JAPAN!」はJR東海のキャンペーンに使用、700系新幹線の車体側面にもロゴが描かれたことであまりにも有名。2023年に使用終了するまでの20年間、日本の大動脈東海道新幹線の車内チャイムとしてAメロ(始発・終着時のみ)とサビのメロディが流れ続けていた。
1994年のデビューからSMAPを差し置きメンバーチェンジも不祥事も起こす事無く21年連続で紅白に出場している。
なんだかんだでジャニーズユニットでは一番社交的なのかもしれない。
なお、その経歴から「ジャニーズ事務所所属のグループの中で最も男性ファンの比率が高い」という独自の支持基盤を持つ。
ただその独特過ぎるファン層故か、ライブの集客力は他の同事務所グループよりも控えめ。女性の割合も少ないので同事務所グループでは定番の「担当の名前や顔写真入りのうちわ」を持ってくる客をほとんど見かけず、ライブの光景はパッと見一般的なロックバンドのそれと何ら変わらない。ライブにおいてもかなりイレギュラーな立ち位置と言える。
実はグループ名に反して東京ドームで単独公演を開いたことは一度もなかったりする。ライブの締めには、ジャニーズのライブ会場でもかなり珍しい日本武道館の方がよく使用されている。
デビュー20周年を迎えた2014年には「SUMMER SONIC」に出演したことが話題を呼んだ。
しかし2018年に山口達也の不祥事が発覚（詳細は本人の項目を参照）、本人の申し出がありTOKIO脱退、ジャニーズ事務所の契約を解除になったため、4人体制になる。なお脱退した山口は現在引退しており、療養しつつ一般人として過ごしている。
脱退タイミングがデビュー25周年を迎える前年だったのもあって25周年記念ツアーを開くことが出来ず(これは3年先輩のグループも別の事情から同様だった)、20周年記念ツアーの一環だった2014年11月2日の武道館ライブが5人最後の公演となってしまった。
公式サイトや声明のクレジットはその後四人となっていたが、様々な流れから音楽活動は長らくストップ。
2021年4月1日、長瀬智也がジャニーズを退所、TOKIOから脱退した。一方、残る三人は城島を社長とするジャニーズ関連会社「株式会社TOKIO」を設立、そちらを拠点に活動を続ける事となった。
メンバー紹介
城島茂(G.／社長)
1970年11月17日生まれのO型、奈良県大和郡山市 出身。
TOKIOのリーダーでほうれい線が印象的。
基本的に穏やかな性格でメンバーからは「リーダーというあだ名」といじられている。
学生時代、友人のギター演奏を聴いたのがきっかけでギターを始め、自身でダンスのセンスがないと公言していることもあり、デビュー前から楽器演奏には力を入れていた。
クレーン車とショベルカーの運転免許をもっており、付いたあだ名が「クレーン城島」。ガテン系TOKIOのイメージを牽引している。
(ちなみにだん吉やキッチンカー作成は彼が手掛けている)
料理も得意であり、『エプロン城島』という呼び名が付けられた。
2014年には24時間テレビのチャリティーマラソンランナーをつとめ無事完走し、このマラソンについてメンバーの松岡昌宏は「あれはかっこよかったよ」と語っている。
国分太一(Key.／副社長、企画)
1974年9月2日生まれのO型、東京都東久留米市出身。山口と同様、妻帯者。
メンバー随一の売れっ子で、抱えているレギュラー番組は最多。その分野も多岐にわたり、｢ぐるナイ｣から｢すぽると！｣、果てはビートたけしとのツイン司会の｢日本のミカタ｣まで。
特に｢ぐるナイ｣の人気企画、｢グルメチキンレース ゴチになります！｣では最初期から登場して2017年までの約19年間クビにならなかったどころか、無敗でのフィニッシュやピタリ賞(設定金額と飲食代が一致した事に対するボーナス)も経験。こいつもちょっとしたリアルチートじゃないか？
報道番組を持っていながらも実は結構なアホの子で、後輩に対し｢焼売(シューマイ)｣の文字を見て｢『ヤキウリ』って何？｣と大マジで聞いている。
2015年9月11日、一般人女性と7年間の交際を実らせ入籍した。
松岡昌宏(Dr.／副社長、広報)
SMAPのバックダンサーとして活動していたが、城島に誘われTOKIOに参加。実はメンバーとしては古参の方だったりする。
喋り方などから推察できるが、メンバーの中では最も沸点の低い方と言われている。
明らかに年上である城島を「お前」と呼び、常にタメ口で話す俺様系だが、
決断力は早く、実質的なリーダーは彼と言うメンバーの証言あり。
母子家庭だった事も影響しており、料理の腕前はメンバーどころかジャニーズ全体でもトップクラス。ザ!鉄腕!DASH!!では｢流れ板・松岡｣の愛称を頂戴している。
この他、大の｢紫｣(色としての)好きを公言しており、子供のころからクレヨンの中でも紫の減りが一番早かったと証言している。初めて自作した曲のタイトルが｢Purple Rouge｣になるほど。
また時代劇マニアと言う意外な一面あり。
元メンバー
小島啓(Vo.＆G.)
城島・国分・松岡の3人体制でスタートした頃のTOKIOに最初に加わったメンバー。
CDデビューを目前とした1994年に突如脱退、ジャニーズを退社し芸能界から完全に引退した。脱退の理由については「パイロット志望＆渡米説」「活動期間に関する親との約束説」「不仲説」などが飛び交っているが、事務所からの正式な発表もなかったため、現在でも謎のままとなっている。
TOKIOで唯一農ドルにならなかったメンバーとも言えよう。
山口達也(Ba.＆Cho.)
デビューから2018年4月までのメンバー。
妻帯者(現在は離婚している)。メンバーの良心的存在であり、長瀬曰く｢メンバー同士で熱くなっても、後ろからクールダウンしてくれる存在｣と語るように冷静で落ち着きのある性格。ジャニーズ内外からの信頼も厚い。また、歌唱力は長瀬も憧れるほど高い。
しかしその反面ドSなんじゃなかろうかと思わせる言動も散見しており、中でも城島に対するイジりではその傾向が顕著。
とにかく器用で、番組の企画で古民家を再生する為に本職の棟梁に短期間師事していたのだが、その棟梁が舌を巻くほどにその技術をどんどん呑みこんでいった。故に付いたあだ名が｢棟梁・達也｣。
その器用さは多方面で活かされており、全く泳げなかったはずが今ではサーフィンを趣味とし潜水士免許を持っている。何と言うリアルチート。
なお、グループデビュー前にドラマでバイセクシャルの役を演じた影響からか持ち前の童顔も手伝い、ジャニタレの中でも特に｢その筋｣からの支持が厚い。
2011年4月6日から2018年4月25日まではZIP!で水曜日担当(同年11月からは月曜日も兼任)コメンテーターを務めているが、時折珍妙な言動で桝アナをはじめとする出演者やスタッフ一同、そしてお茶の間の皆さんを爆笑させたり、はたまた困惑させていた。
2018年5月、泥酔の末に出演番組を通じて知り合った女子高生にキスをしたなどの不祥事により、脱退。
長瀬智也(Vo.＆G.)
身長185cmを誇るジャニーズ随一の高身長。
実は元々TOKIOのサポートメンバーだったが、デビュー間近になって小島がジャニーズを脱退したため急遽参加することになった。
これまでに数多くの楽曲の作詞・作曲を担当し、編曲もこなせる。
男らしいビジュアルに反し、大の甘党で、練乳のかけ方にはかなりこだわりがあるらしい。
またザ!鉄腕!DASH!!内ではいちごを11個つまみ食いした上、食べた個数を「５、６個」とサバ読みした。
詳細は個別記事を参照。
カレー企画では絶対音感ならぬ絶対味覚を発揮し、出張DASH村などでも料理の腕を遺憾なく振るってきたが、山口のメンバー脱退以降、本来の音楽活動に専念したかったのに対し、むしろ音楽活動そっちのけでDASHの企画に専念しているTOKIO自体の現状が自分の意志とそぐわない形が続いているため、本人の強い希望もあり、2021年4月をもって脱退した。
余談
実はデビューシングルから4thシングルまでのすべての楽曲がアニメのオープニングやエンディングなどで使われている。
また、ライブで「ハートを磨くっきゃない」を歌う際は当時のライブの再現する為、必ず短パンを履くという拘りがある。
| LOVE_YOU_ONLY | テレビアニメツヨシしっかりしなさいオープニング |
|---|---|
| 明日の君を守りたい～YAMATO2520～ | OVAYAMATO2520イメージソング |
| うわさのキッス | テレビアニメキテレツ大百科エンディング |
| ハートを磨くっきゃない | テレビアニメ飛べ!イサミオープニング |
1998年に鉄腕DASHがゴールデンへ移行して以降、日曜19時の代名詞となるTOKIOだが、実はそれ以前から兆候はあった。
上述の「うわさのキッス」のほか、後番組のこち亀でも2番目のオープニングを担当していた。（葛飾ラプソディーがあまりにも有名だが、こちらは3番目と7番目）
