「お見合い999組、成功率100%の私にかかれば絶対大丈夫ビノフ!」
概要
第45話「ホントの恋の出発点」に登場するボーゾック一の縁結び名人。本作に登場した最後のボーゾックの荒くれ者でもある。
のし袋のような姿にキューピッドの矢を持ち、これまでに999組のお見合いを100%成立させてきたスペシャリスト。語尾に「~ビノフ」とつけてしゃべる。
キューピッドの矢「惚れ惚れアロー」を受けると誰でも何でも大好きになってしまう。ほかにもくるくる水引、きらきら紙吹雪、敵を洗脳する二人羽織攻撃といった必殺技に加え、ケーキ入刀ナイフという武器を持つ。
活躍
「総長ガイナモがゾンネットと結婚すればやる気を出してくれるのではないか」と考えた副長ゼルモダによって呼び出され、陣内恭介がレッドレーサーの正体を明かすためにゾンネットを呼び出した場所を襲撃すると、ゾンネットに惚れ惚れアローを打ち込もうとしたが、アローは近くにあったベンチに命中。あろうことかベンチがガイナモに惚れてしまい、ガイナモはベンチから離れられなくなってしまった。
そこでレッドレーサーと交戦する。くるくる水引を放つと、光のロープのような物がレッドレーサーに絡みつく。するとレッドレーサーは御祝儀袋のような見た目のものにくるくると拘束された。水引のついた御祝儀袋はどうやらゴム製のようで、レッドレーサーの身体にピッタリと貼り付くように締め上げた。レッドレーサーもたまらず苦しそうに身体を仰け反らせて悶えていた。EEムスビノフは苦しむレッドレーサーに容赦なくきらきら紙吹雪で攻撃する。逃げられないレッドレーサーは身動きが取れないまま何度も爆破されて苦しんだ後、吹っ飛んでベンチに叩きつけられ、変身解除に陥る。EEムスビノフは短時間でエゲツない攻撃を用いてレッドレーサーを変身解除するまで痛めつけるも、ゾンネットと共に逃げられてしまい、駆けつけた残りのカーレンジャーのオートパニッシャーを受けバリバリアンに退散。ゼルモダにレッドレーサーの正体が人間であると進言するも、あの姿が本来の姿と信じて疑わないゼルモダは取り合わず。
その後、ゾンネットを捕らえると救出にやって来た恭介と生身で交戦。当初は圧倒するも徐々に押されていき、惚れ惚れアローを壊されとっておきの「二人羽織攻撃」でゾンネットを洗脳。恭介を倒そうとしたが恭介がゾンネットを抱きしめた際に解放してしまい「俺は俺のままでゾンネットを守りたい」と言う生身の恭介にやられ、武器のケーキ入刀ナイフを奪われ、それで刺されて大ダメージを負った。
VRVロボと交戦するも、ラジエッタの乗る巨大ラジエッカーロボも登場し、レッド以外のVRVファイターが発射したビクトリーツイスターを受けて爆散した。
余談
モチーフはのし袋。デザイナーは同じ題材で何通りか描き、「最もふざけたデザインが採用されるのがボーゾックたる所以でしょうか」と語る。
声を演じる真殿氏は今作がスーパー戦隊シリーズ及び特撮初出演となった。次の戦隊への出演は6年後の『忍風戦隊ハリケンジャー』における復活忍者バンパ・イヤーン役である。
関連タグ
恋煩い忍者チューピッド:同じくキューピッド繋がりの戦隊怪人。
ドンモモタロウ:縁を結びまくるレッド。