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曲亭馬琴(Fate)の編集履歴

2024-01-24 17:29:37 バージョン

曲亭馬琴(Fate)

きょくていばきん

『Fate/Grand Order』に登場するライダーのサーヴァント。

「わしを知る者、それただ『八犬伝』か!わしを知らざる者、それもまた、ただ『八犬伝』か!」


プロフィール

真名曲亭馬琴(+土岐村路+伏姫
クラスライダー
性別女性(肉体)
身長157cm
体重45kg
出典史実
地域日本
属性秩序・中庸・人
好きなこと鳥類(馬琴)、里見の領地の景色(伏姫)
嫌いなこと鉄蔵、予想外のトラブル(馬琴)、一度口から発した誓いを違えること(伏姫)
ILLUSTTAKOLEGS
CV芹澤優(馬琴)、川野剛稔(八房)

耳と尻尾は飾りなり!


概要

Fate/Grand Order』に登場するライダークラスサーヴァント。レアリティは☆5。


以前よりアンデルセンのマイルームボイスで触れられており、満を持しての実装となった。


……が、明らかになったビジュアルは、黒髪長髪で椿柄の着物を着たイヌミミ美女。その理由には、馬琴という作家の成り立ちと著作が密接に関わっている。イヌミミは上記の台詞の通り、髪飾り(ヘアピンが付いたもの)だということが『FGO Fes. 2022』のスタッフトークにて語られた。


初登場となる2022年の実装イベント『南溟弓張八犬伝』にて、カルデアに試験的に設置された召喚サークルから、ソウスケと呼ばれる犬と共に現れるが……?


真名

江戸時代後期に活躍した、日本初の専業小説家、曲亭馬琴

南総里見八犬伝』『椿説弓張月』など、歴史に残る幾つもの大作を世に出した。また水滸伝登場人物の性別を逆転させた『傾城水滸伝』という、『FGO』の先駆けの様な作品も創っている。


大変な博識で古今東西の歴史や伝承に詳しく、医術、儒学も身につけ、特に『水滸伝』などの白話小説を好んだという。晩年には失明し執筆活動はできなくなっていたものの、息子の嫁である『土岐村路(ときむら みち)』が馬琴の代わりの目と筆になり、口述筆記という形で世に作品を送り出していた。『八犬伝』の完成も、路の存在無くしては語れない。


サーヴァントとしての馬琴はこの史実に基づき、視覚を司った路の姿を借りて現界する。そして霊基再臨第3段階に進むと伏姫八房に変化する為、馬琴父娘とその作品の登場人物が一つになった珍しいサーヴァント(言うなれば一種の複合サーヴァント)と言える。


人物

曲亭馬琴

一人称は「わし」

普段は馬琴の人格が表層に現れ、力強い眼光をした傾き者の様な印象。

気風の良い口調で、プライドが高く規律を重んじる几帳面な性格。


土岐村路

一人称は「私(わたし)」

馬琴の養子兼息子の嫁兼筆記助手。

時折彼女の人格も現れ、こちらは貞淑で少し押しに弱い印象。

そして美少年好きという面食いな一面も持ち合わせている。


八犬士

使い魔として共に顕現する、「八犬士」に相当せし8頭の仔犬たち。

第一、第二再臨の時には、スキル使用時に出てきたり攻撃時に一緒に突撃したりしている。


伏姫

一人称は「吾儕(わなみ)」

「南総里見八犬伝」の登場人物で、宝具発動時に現れる。勇猛果敢で不正を許さない誇り高い人物。


能力

戦闘では、使い魔である八犬士達と共に戦う。

モーション中では、小刀による剣術、徒手空拳や扇子による打撃、拳銃による銃撃を行う他、八犬士達との連携戦法(自らの肘鉄と八犬士の体当たり、回転アタック、抱えて一斉突撃)を披露。


第3再臨では、『村雨丸』を主要武器とし、水を纏った剣術、無数の水弾の発射、切っ先からの水流の放射、霧に紛れての八房の噛みつきによる奇襲を見せる他、周囲に浮いた数珠に炎を纏わせて発射する、旋回させて神気の柱を上げる、犬を模した光を召喚するなどの芸当も可能。


ステータス

マスター筋力耐久敏捷魔力幸運宝具
藤丸立香CCB+B+C−A

保有スキル

対魔力(B)ライダーのクラススキル。魔術に対する抵抗力。Bランクでは、詠唱が三節以下の魔術を無効化する。大魔術・儀礼呪法などを以ってしても、傷付けるのは難しい。
騎乗(B)ライダーのクラススキル。乗り物を乗りこなす能力。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、幻想種或いは魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
神性(C)神霊適正を持つかどうか。ランクが高ければ高い程に、より物質的な神霊との混血とされ、より肉体的な忍耐力も強くなる。伏姫由来のスキルであると思われる。
名詮自性(B)名は体を表す、の意で本来は仏教用語。此処では馬琴が作中で多用した独特な命名法(その人物が辿る運命を名前に含む)を指す。名付けは創造の祈りであり正しさの呪縛でもあり、魔術的にも真の名の解明は対象の支配には欠かせない。
仁義八行(A)『仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌』……人として欠くべからざる八つの行い。それぞれの文字を映した数珠は、命を絶った伏姫の元から八方に飛び散り、八犬士達が生まれ持つ『珠』となった。八人の犬士達を奇縁で巡り合わせ、神女・伏姫の力を与えて強化させる不思議な霊珠。これも伏姫由来のスキルであると思われる。
戯作三昧(A)戯作に明け暮れた曲亭馬琴の忙しない日々。盲目の義父を支えたお路との、義理の父娘の絆。ライバルである葛飾父娘の『父娘の絆』の類似スキルだと思われる。

一方、十を超える意思や魂が習合したサーヴァントであるが故、いずれかの意思が主体となる馬琴に反発すると、その能力や機能に欠損が起きてしまうという弱点も孕んでいる。

例えば、路が離反すれば視覚を失い、八犬士が離れれば力も細分化される等。

しかし基本的には仲が良いため、本来ならそうした危険性自体は高くない。


魔力量や環境次第、かつ戦闘能力を度外視すれば、千利休/駒姫同様分離も可能らしく、該当する2023年水着イベントでは、姿こそ同じなれど面と向かって交流していた。


宝具

南総里見八犬伝(なんそうさとみはっけんでん)

  • ランク:A
  • 種別:対人宝具
  • レンジ:1~?
  • 最大捕捉:98人


「命に替ゆる物無し。」

「仁義礼智、忠信孝悌。空に集いし八つの玉、雲割り風呼び、人の誠を今ぞ知る!常闇割いて路ぞ照らす月光なり!『南総里見八犬伝(なんそうさとみはっけんでん)』!!」


「難に挑みて、死をだも恐れず。」

「三千衆生、発菩提心。空に昇りし八つの玉、これぞ、酒盞約束の八犬士!すわ、兆しを此処に呼び寄せり!『南総里見八犬伝(なんそうさとみはっけんでん)』!!」


神仏の加護を受け、八房の背に乗り意のままに宙を駆ける伏姫。その武勇を象徴する必殺技。『八犬伝』作中で貫かれた勧善懲悪の一念は、霊刀を一閃するが如き不屈の意志となり敵を打ち倒す。


詳細は該当記事を参照。


関連人物

生前

葛飾北斎(降)

かつて一緒に仕事をしたこともある画家。奇しくも「共同制作者と霊基を共有し、本体の性別が女性」という共通点を持ち、仕事の都合で同居していた時期もある。

娘同士は仲が良いが、親父同士は反りが合わず犬猿の仲。


葛飾北斎(剣)

曰く「おちゃっぴぃな方」。

幼きお栄の事も一人の画描きとして認めているが、馬琴の新作をせがむ勢いにたじろぐ。


滝沢宗伯

馬琴の息子にして、路の夫。

医者だったが早逝してしまい、それについての馬琴の心残りが事件を引き起こすことに……


山東京伝

馬琴の戯作の師匠。

昔語に入れ込んでいたが、馬琴としては生前はそちら方面には興味を持てなかった。


Fate/Grand Order

藤丸立香

契約したマスター。

馬琴、路、伏姫共に終始友好的。馬琴曰く、武士としての気概が疼くんだとのこと。

八犬士達からもなつかれていることが分かる。


鬼女紅葉

馬琴からのボイス。彼女の伝説にも造詣が深かったようで、自身の作品の一つ『傾城水滸伝』における「陳達」に相当する女傑と呼び、カルデアで出会えた事に喜ぶ。


燕青

直接の絡みこそ無いが傾城水滸伝の事もあり、どの様な反応をするのか気にするユーザーもいる。


源為朝

自身の作品『椿説弓張月』にて、彼を主人公とした。

特異点における彼との出会いと交流が『南溟弓張八犬伝』の発端となった。


玉藻の前

生前に「玉藻の前のモデルは藤原得子」説を展開。


ハンス・クリスチャン・アンデルセン

馬琴同様作家系サーヴァント。馬琴は若い頃は『童話は子供向け』と侮っていたらしい。

あちらからは前々から興味を持たれていたようで、お栄さんに紹介してくれと頼んでいた。


岡田以蔵

イベントで共演した、江戸時代のサーヴァント。

同作での交流もあって、路からは信頼&心配されている。


美少年系サーヴァント

路からのボイス。美少年が好きらしいが、女装悪堕ちと方向性が不穏。

しかも満面の笑みを浮かべて言っており、あの義父にしてこの義娘ありである。


名刀を所持するサーヴァント達

伏姫の人格が出ている場合にボイスあり。

様々な時代の名刀に歓喜。それぞれ「源氏」、「織田家」、「幕末」に分けてコメントがあるも、その中に何かおかしな代物が混じっている事に気がつく。


動物を連れたサーヴァント達

こちらも伏姫からのボイス。

体躯の大きさや可愛らしさなら八房が一番……と思っていたが、カルデアでは大きさも可愛らしさも微妙であることに気付き、乗り心地も腰にくるを着けてないのである意味当然)そこまで良くない事にも気付く。最終的に「山菜採りが上手い」という事で納得する。


ヘシアン・ロボ

上記の八房よりも大きく人も乗せられるサイズの狼のサーヴァント。

劇中描写では、八犬士を間に挟むことで意思疎通が可能である。


余談

  • 様々な刀剣への言及から、某刀ゲームを知っている者には「審神者」だと言われている。
    • 実際、そのゲームに馬琴が言及している名刀が数々登場している。
  • 演じた芹澤女史はキルケーの担当で知られる茜屋日海夏女史と同じユニットに所属している。
    • また八房を演じた川野氏は本作で薩摩弁の監修を担当している。
  • ちなみに詳細は省くものの梨の化け物ネズミーランドに言及しているボイスがあり、一歩間違えば結構危うかったりする(後者は特に……)。
  • イベントのアイテム交換ショップで路が歌っている歌は「向こう横丁のお稲荷さん」という手毬唄。明和三美人と呼ばれた江戸時代の美人茶屋娘「笠森お仙」の人気に肖って作られた当時の流行歌である。

関連動画


関連イラスト

馬琴ちゃん祈願曲亭馬琴

曲亭馬琴曲亭馬琴


関連タグ

Fate/GrandOrder

南溟弓張八犬伝 ライダー(Fate)

ヴァジラ:中の人&犬&刀&一人称繋がり。

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