「そんなこと俺は知らないね!殺らなきゃ殺られる、そんだけだろうがぁ!」
プロフィール
身長 | 165cm |
---|---|
体重 | 52Kg |
年齢 | 不明 (推定17歳) |
CV | 優希比呂(本放送時は「結城比呂」名義) |
搭乗機 | GAT-X370 レイダー |
趣味 | ゲーム(主にグレードワンダースワンXXXのシューティングゲームを好む) |
人物像
地球連合軍のブーステッドマンの一人で、GAT-X370レイダーガンダムのパイロット。強化の度合いは"Stage3"。
趣味はゲームで待機中は携帯ゲーム機グレートワンダースワンXXXのシューティングゲームに没頭していた。頭に移植されたマイクロチップにより全ての恐怖と不安を克服しており、情け容赦無い戦闘が出来る。
攻撃の際によく「抹殺」「撃滅」「滅殺」といった物騒な二文字熟語を口にする。一人称は「僕」だが、冒頭の台詞のみ感情が高ぶっていたせいか「俺」であった。
連合軍がオーブ軍に侵攻した際、後期GAT-Xシリーズであるレイダーガンダムに搭乗し、スペングラー級揚陸艦パウエルより発進した。機関砲、ハンマー、エネルギー砲で多くのM1アストレイやゲイツを葬ったが、フリーダムガンダムとジャスティスガンダムには歯が立たず、オルガ、シャニ共々苦戦を強いられた。
ヤキン・ドゥーエ攻防戦において、ミーティア装備のジャスティスの攻撃をしのぎ続ける技量を見せるも、母艦であるドミニオンが撃沈して帰る場所を失った上、薬の効果が切れて禁断症状に陥り、更に乗機もバッテリー切れ寸前という満身創痍の状態で錯乱してしまう。
狂った笑い声をあげながら、視界に入ったイザーク・ジュールのデュエルに襲い掛かるが、最期はデュエルが直前の戦闘で大破したバスターから拝借した連結ライフルの反撃を受け、機体を貫かれて戦死した。
最期まで人間として扱われることなく、仲間も帰る場所も失い、精神的にも肉体的にも限界を迎えて狂っていた彼が断末魔に発した「僕は・・・僕はねぇ!!」と自らの願いを必死に叫ぼうとする場面はSEEDきっての名シーンであり、BGMの切迫感も相まって視聴者に大きなインパクトを与えた。
後のスペシャルエディションではその描写があまりにもキツ過ぎたのか、はたまた尺の都合上からかオルガ戦死直後の、まだ母艦も健在で禁断症状を起こす前の状態でディアッカに撃墜された(が、あまりにも呆気無く、悪く言えばTV版に比べかなり雑に処理されてしまったのでクロト・ディアッカ双方のファンから賛否両論だった)。
また、続編でもレイダーガンダムと共に少しだけ登場。
ステラ・ルーシェと同じくロドニアのラボ出身であることが明かされた。
小説版では名前こそ出ないものの、アスランが連合施設のコンピューターで調査する際に前大戦で交戦したレイダーの搭乗者を初めて知る事となった。
ゲーム版
ほとんどの参戦作品では敵としての登場であり、多くは原作通り死亡してしまうが、『GジェネDS』ではルート次第では味方にする事も可能。
IDコマンドも物騒な二文字熟語を口にする点は相変わらずだが、前向きなものになっている。
PS2版『終わらない明日へ』のミッションモードでは原作TV版最終話をベースにしつつも流れが多少異なっており、ドミニオン撃沈後にプロヴィデンスと遭遇しなかったバスターと対峙し戦闘に入る。
この際、既に禁断症状に陥っていたが台詞が若干異なり「僕が…僕がねぇ!」「お前なんかに…負ける訳無いだろう!」と叫びディアッカを襲撃、バスターを中破させる。
その後加勢に来たイザークのデュエルをも退け、最期の時が来るまで戦場を駆け回るという幕引きだった。
余談
- ブーステッドマン三人の中では唯一本業の声優が担当していたが、優希はSEEDより以前の第08MS小隊でもムルタ・アズラエル役だった檜山修之が声優だった人物の部下の声を担当していた。もっとも、その5年後では互いに立場が逆転してしまう(優希が「上司役」で檜山が「部下役」)のだが…
- 「僕は…僕はねぇ!!」の続きは公式には発表されておらず、巷で古くから出回っている「自由が欲しかったんだ!」というのは出所不明のガセネタでしかなかった。しかし後のエクストリームバーサスシリーズにクロトが参戦した際にセリフとして正式に採用された。
- ファミリーネームの「ブエル」はソロモン72柱の一体に由来する。
- オルガとシャニの両名から意図的にフレンドファイアをされているが、一度もやり返したことがない。(一応回避しているし、やり返す余裕がない状況であったが)