「ええ。変わらないのなら、壊れてもいいとさえ思うほどに」
プロフィール
生年月日 | 2290年7月9日 |
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星座 | 蟹座 |
血液型 | A型 |
年齢 | 17歳(1st SEASON)→22歳(2nd SEASON) |
身長 | 152cm(1st SEASON)→163cm(2nd SEASON) |
体重 | 41kg(1st SEASON)→45kg(2nd SEASON) |
CV | 真堂圭 |
人物
ソレスタルビーイングの出資者兼エージェント。世界中の社交界で名を馳せたセレブで、弱冠17歳でありながら、世界有数の多国籍グループ企業を有する王家の当主を務める。
自らの莫大な資産と政財界に張り巡らされた人脈を活用し、武力介入を開始したソレスタルビーイングの活動をサポートした。
pixivでは、2ndシーズンよりも1stシーズンの姿で描かれる事が多い。
1stシーズン
1stシーズン第1話のチャイナドレス姿が全てを持っていった。
序盤では、イオリアの計画に忠実かと思われていたが、プトレマイオスチームをサポートする一方で、彼等と対立するチーム・トリニティとも接触を図った。
更にトリニティの壊滅後に生存したネーナを自らの手駒として保護する等、独自の行動を見せた。
2ndシーズン
約5年の経過で『少女』(美少女)から『大人の女性』(美女)へと成長し、身長が11cmも伸びた。
自身の目指す変革の為、1st以上に手段を選ばなくなっており、アロウズにプトレマイオス2の位置をリークする、衛星兵器である「メメントモリ」の建造費用を出資する等、リボンズらイノベイター勢力とも深い協力関係を築く等の手段に出る。
尚、富豪であった筈だが、小説版では終盤でその財産の大半を投げ打ってしまった模様
ブレイク・ピラー事件の後にリボンズから「旧世代の古き者」という烙印を押された上に、イノベイターにはなれないと侮辱され、資金力を失った事で利用価値無しと切り捨てられる。
そもそもリボンズ達は彼女の事を金ヅルとしか思っておらず、その点を気付かなかった事をネーナからは内心馬鹿にされていた。
この事でイノベイター勢力から離反し、リジェネ・レジェッタと共謀してリボンズの計画を破綻させる事を目論んだ。
しかし、ネーナの裏切りによって襲撃され、自身を庇った紅龍は死亡した。
一時は逃亡出来、その際に暗号通信を送ったプトレマイオス2から『真実』を知る為に単独で駆け付けた刹那に、ヴェーダの所在を記したメモを渡す事に成功する。
最期は留美を助けようと同行を促す刹那を「私はあなた達とは行けないのです」と拒絶し、単独で小型シャトルでの脱出を試みるも、ネーナのスローネドライに撃墜されて死亡した。刹那と同行していればネーナは簡単に刹那に返り討ちにされていたのは明らかだったので結果として自ら首を締めてしまった。
留美の裏切り同然の利敵行為は、最期までプトレマイオスチームは知らないままであった。
この死をきっかけに、紅龍が死亡した要因も含めて王家は断絶し、世界中に存在するグループ企業も倒産したと思われる。
小説版
基本的な流れは同じだが、彼女の過去や人柄について掘り下げられている。
王家の当主に選ばれたものの、先代の当主・王家の人間は、兄の紅龍を自由にさせ過ぎた事が失敗だったとし、留美には一切の自由時間を与えず、四六時中当主となる虐待同然の英才教育を施していた。
上記の様な環境で育った事で、いつしか人生の大半を王家に捧げた事への鬱憤と王家という柵の外の世界への憧れを抱く様になっていた。
また全てが手に入る立場にある為、欲求を持てない事が「世界が灰色に見える」と描写され、新たな人生を開く為に世界の変革を望む様になった。
兄の紅龍が死去した際にはアニメでは動揺こそしたものの、特に悲しむ様な描写が無いのに対し、こちらでは「灰色の世界に一瞬色彩が明滅した」と例えられる程に悲しんでいた。
人物評
劇中のネーナの台詞を借りるならば、「何でも持ってるくせにもっともっと欲しがって、その癖中身は空っぽ」な人物。全体的な印象としては中二病をこじらせたお嬢様に見えるが、彼女もまた世界の歪みの象徴もしくは犠牲者とも取れる。しかしネーナも性格自体は悪い方であり、ぶっちゃけ人の事を言えるかは怪しくお互い様である。
1stシーズン後半から独自の動きを見せ、プトレマイオスチームの活躍の裏で陰謀らしきものを張り巡らせて暗躍する等、一時期はラスボス説まで囁かれる程の印象を見せつけた。ダブルオーシリーズの中でネーナ・トリニティ共々悪女として名高いキャラクターなのだが、そもそも1stシーズンの時からガンダムマイスターとの絡みが薄く、結局は上記の通りに1st・2ndを通してプトレマイオスチームにそもそも暗躍していた事すら認識されずに死亡してしまう。
一応小説版でその人物像が掘り下げられはしたが、テレビ本編ではサポートキャラとしてはおろか悪役としての印象も薄く、更にはキャラクターの掘り下げさえされていない。性格・思想さえも詳細不明のまま裏切りを繰り返しており、「結局この人何がしたかったの?」とファンには首を傾げられてしまい、ヴィジュアル面以外には評価されないというよりも出来ない、ある意味でこの物語最大の犠牲者である。
2ndシーズンではネーナから裏切られる時・最期の顔芸・上記の理由もあり、「見た目も中身も劣化」・「自己中」「まがりなりにも助けてくれた兄の死を無駄にした」等視聴者からとても批判されている。
第二次スーパーロボット大戦Z再世篇でも死亡するのには変わりは無いが、ルート次第ではネーナの不意打ちから自分を助けたルルーシュに借りを返す為に己を犠牲にすると更正の余地が見られた。少なくとも媒体によって若干キャラクター性が異なると言えよう。
また、水島監督は彼女について「自分自身が追い求めていた未来が何だったのかが自分でも分からず、漠然と誰かに救ってもらっていたが、他人と向き合い関係を築く事が出来ないまま破滅した」と趣旨の説明をしている。
余談
劇中では「わんりゅーみん」と読み方が振られているが、現実での中国語の「美」の読みは実際「めい」である。なので厳密的に言うと王留美は「わんりゅーめい」の方が正しい。
関連イラスト
1stシーズン
1stシーズン時代のビジュアルが人気だった事もあり、そのイラストが多い。
2ndシーズン
関連タグ
紅龍:実兄
ネーナ・トリニティ リボンズ・アルマーク リジェネ・レジェッタ
ガンダム三大悪女:一応、悪女という事で候補に挙がっているが……上記の通りに活躍の印象が薄いので、そもそも悪女に入るのかも謎。
1期留美:1期の彼女の二次創作(イラスト)によく付けられるタグ。
新幹線変形ロボ_シンカリオン_THE_ANIMATION…中の人がガンダムより少し大きい機体サイズのロボットに搭乗している。あろうことかその機体はまるでトランザムのような動きをしたので、スローネドライと戦えばいい勝負になったかもしれない。ちなみに、そのチームトリニティの中の人2人も別役で登場している。
マクギリス・ファリド:ガンダムシリーズにおける権力者。虐待されて育ち(留美の場合は小説のみの設定)、世界の変革を画策しており、性格もかなり似ている。但し、マクギリスは幼少時代は身寄りが無い上に浮浪生活をしており、曲がりなりにも人類の事を考えての行動を取っていた。