「君、猛士なんだよね?」
CV:渋江譲二
スーツアクター:押川善文
変身者
・イブキ
概要
『仮面ライダー響鬼』に登場する仮面ライダーの一人。関東十一鬼と通称される関東の音撃戦士。
音撃管 烈風を使う遠距離戦が得意。しかし戦闘では手刀や蹴りも使用したり、発生する魔化魍の特性上夏には太鼓の鬼としても活動したりしている事から、決して接近戦が不得手という訳ではない。
スペック
筋力 | パンチ力 | キック力 | ジャンプ力(ひとっ跳び) | 走力(100m辺り) |
---|---|---|---|---|
常人の500倍 | 15t(火事場の馬鹿力) | 30t(火事場の馬鹿力) | 80m | 2.5秒 |
外見
頭部が青で縁取りされている。角は3本。管で覆われた黒い身体がガンマンを思わせる風貌。
変身者:イブキ
本名・和泉伊織(いずみ いおり)。吉野で先祖代々魔化魍退治を行っている名門一族・和泉家の出身。天美あきらという少女を弟子にしている。
性格はマイペースでやや天然ボケな一面もある。
詳しくはリンク先参照。
ツール
変身鬼笛(おにぶえ) 音笛(おんてき)
鬼の面のようなホイッスル型変身道具。角を出して吹き、額にかざして腕を一振りし竜巻を纏い、手刀で竜巻を切り裂き変身する。
音撃管 烈風(れっぷう)
威吹鬼が使用するトランペット型の銃。空気弾を3発同時に発射出来る。バルブを操作する事で実弾(鬼石)も発射可能。
音撃鳴 鳴風(なるかぜ)
普段はバックルに付けているが、烈風の銃口に付ける事で必殺技を行う。
音撃棒 山背風(やませ)
夏に使用する音撃棒。
後に仮面ライダーディケイドで仮面ライダーディエンドの音撃棒に流用された。
音撃鼓 火炎鼓
山背風を使用する時、鳴風を外したバックルに装備。響鬼の使用する物と同じ名称だが、縁が青色。
トロンボーン型音撃管
仮面ライダーディケイド客演時に使用。原典では登場したものの使用はされなかった。正式名称は不明。
技
鬼闘術・鬼爪(おにづめ)
手の甲から鋭い爪を出す。
鬼闘術・旋風刃(せんぷうじん)
手刀や蹴りに真空刃を纏い、攻撃力を上げる。
音撃射・疾風一閃(しっぷういっせん)
敵の体内に烈風で鬼石を撃ち込み、烈風に鳴風を装着し、トランペットのように吹き鳴らして清めの音を送り込む。鬼石で音が増幅され、体内から敵を破壊する。
音源は「DX音撃管烈風」のパッケージによると、エリック・ミヤシロが担当している。
専用マシン
竜巻(たつまき)
イブキ専用大型バイク。後部にあきらを乗せる事もある。竜巻は仕事用であり、他にもバイクを何台か所有している。
『仮面ライダーディケイド』
「響鬼の世界」の住人で俳優も同じだが設定が原典と異なり、音撃道威吹鬼流の師範を務め斬鬼流とは対立している。大勢の女性を弟子にしており、一番弟子にアキラ/仮面ライダー天鬼がいる。
ゲーム作品
『ガンバライジング』
バッチリカイガン6弾よりLR枠の一つで参戦。表アビリティは銃アイコンに止めた時にライジングパワーの増加とコウゲキとテクニカルゲージの強化、バースト面は必殺とテクニカルゲージの超強化に加え、必殺発動時(敵味方問わず)にライジングパワーとカウンター発生率を強化させる。トリッキータイプなので不利時にはAPも強化できるのであらゆる局面での活躍が期待される。
バトライド・ウォーシリーズ
初代より味方NPC、ボス、アシストキャラだったが「創生」よりプレイアブルキャラクターとして参戦。音撃管による射撃、旋風刃の格闘攻撃、ディスクアニマルの援護攻撃を駆使して戦う。音撃管で鬼石を撃ち込むことで「鬼石カウンター」が溜まっていき、「音撃射・疾風一閃」の威力と範囲を強化することができる(原作と違い単体の敵に複数当てる必要はない)。
また風のエネルギーをチャージすることで、通常技、旋風刃が強化され、空中ダッシュが可能になるといった特徴がある。
テーマ曲
「流雅」
笛らしく警戒な曲調が特徴。
「標的」
苦戦するシーンなどで使用。
2号ライダーとしての立場
強化形態を貰えない2号ライダーは仮面ライダーカイザと彼ぐらいのものであるが、前者は拡張性の低さ故に強化形態を貰えない設定であるのに対して威吹鬼は強化形態になれない設定が全く存在していない為、響鬼のように猛特訓して風の力を高めれば響鬼紅に相当する強化形態になれるのかもしれない。
なんとカイザの強化形態、仮面ライダーネクストカイザの登場が発表されてしまった。
これにより威吹鬼は正真正銘、唯一の強化形態の存在しない2号ライダーという不憫極まりない立ち位置になってしまったのである…。
周年記念作品という手段は残されているものの、『響鬼』にて主演を務めた細川茂樹氏の現在の状況も考慮するとほぼ絶望的にも等しい状態である。彼に救いはないのだろうか…。
また、2号ライダーといえば先にも後にも何らかの理由で主役ライダーと裏切りやすれ違いなどで一度は戦う事がほとんどだが、威吹鬼の場合は主役ライダーである響鬼と先輩後輩のような立ち位置の為、唯一主人公と戦っていない2号ライダーとしても知られている。威吹鬼だけではなく、轟鬼や斬鬼など本編に登場する鬼達も同様である(というかあのベテランライダーである響鬼さんに立てつくとは相当度胸がいると思うが・・・)。
だが、アギトとG3は片方が暴走状態なので自らの意志で戦った訳ではない(お互い正体は知らない)、オーズとバースは第37・38話で一度だけバースが演技で敵に回ったが、殆ど攻撃していない等の微妙なケースも存在する。
その為、『クライマックスヒーローズ』などのゲーム作品で響鬼と対決するときは「あくまで手合わせ」という扱いで戦うことになる。
備考
モチーフは西部劇のガンマン。これは『響鬼』の企画の一つに世界各地で妖怪ハンターが戦うヒーローがあった為。後の作品で言えば『手裏剣戦隊ニンニンジャー』のスターニンジャーに近いと言える。
スーツアクターの押川善文は猛士のメンバーであるショウキ(仮面ライダー勝鬼の変身者)役で顔出し出演している。
演じた渋江譲二は後に『騎士竜戦隊リュウソウジャー』でマスターブルー/リュウソウブルーを演じている。奇しくもこちらも師匠キャラである。
関連タグ
○号ライダー