「部下の命など物の数ではない!」
概要
第17話から登場。
『仮面ライダーストロンガー』に登場したブラックサタンの大幹部で第13話にてストロンガーに敗れた一つ目タイタンがブラックサタン呪いの棺の儀式にて再生された姿。
人質を取ったり部下を捨て駒にするなど目的の為に手段を選ばない冷徹かつ非情な性格は一つ目タイタンの時から変わらず、任務遂行を絶対とする思考から首領からの信頼も厚い。
後述する卑怯な行動が原因でブラックサタンの雇われ幹部の座に就いたジェネラルシャドウとは反目、最高幹部の地位を巡って互いに足を引っ張り合ることも多かった。
謎の紳士形態
サングラスと背広を身に着けた人間態「謎の紳士」モードは従来通り。
一つ目タイタン時代、百目タイタン時代双方変わらず、指揮をとる際は黒の三つ揃いのスーツに白いスカーフを着用しているが、ストロンガーと直接対決した際は黒革のつなぎにブーツとポンチョを着て登場した。
能力
マグマの能力を持つ「改造火の玉人間」であり「一つ目タイタン」時代同様火炎技を得意としていおり、目玉を外して火球にするファイアーボールなどの技を用いる。
以前と同じリボルバータイプの「タイタン破壊銃」や反射技を使い、ストロンガーの攻撃も受け付けない。
最終決戦時の強化措置後には体温が720万度という狂ったような数値になったばかりか光の速度での攻撃すら可能となった。
活躍
第17~23話まで登場。
最終決戦ではタイタン時と同様に自らを以前の30倍の強さに強化、自身のホームグラウンドである地底王国でストロンガーに挑む。
返し技によりストロンガーの電気技を悉く跳ね返したが、前回と同様に無理なパワーアップの反動で肩のエネルギーの裂け目からマグマが噴出しているところにダブルキックを受けて致命傷を負ってしまう。
最後手段としてストロンガーに最後の握手を…と見せかけて火口へ道連れにしようとするが、振り切られて失敗。最後は「ブラックサタン万歳!!」とブラックサタンの栄光を讃え、全身からマグマを噴き出しながら火口の中へ落ちて死亡。
数々の卑劣な手段を行ってきたタイタンだったが、命を賭けてストロンガーを最後まで道連れしようとする執念とブラックサタンに対する忠誠心から幾度も無く戦ってきたストロンガーから「タイタン、敵ながらたいした奴だった」と称えた。
余談
- ヨロイ元帥程ではないが仮面ライダーシリーズきっての卑怯な幹部として有名。
- あまりに卑怯な戦い方を繰り返した為かストロンガーだけではなくタックルや立花藤兵衛、どころかジェネラルシャドウからすら嫌われていた。
- その卑劣な戦い方から嫌われてこそいたが、最後までブラックサタンの栄光を望む忠誠心や悪の美学を貫き通す姿勢はストロンガーもそれなりに評価していた様である。
- 対してヨロイ元帥は結城丈二が幹部候補になると自分の地位を脅かすとみて濡れ衣を着せて処刑しようとしたことから、結城からのヨロイ元帥の評価は芳しくない。
他媒体での活躍
漫画版(成井紀郎)
放映当時テレビマガジンに連載されていた成井紀郎氏の漫画版ではほとんどいい所もなくストロンガーに倒され、逃走先でジェネラルシャドウに闇討ちにされて殺害されてしまう。
また、目からビームを放つ謎の技も習得していた。
第2部第26話から登場。
改造素体から再生産された別個体が登場。他の組織の大幹部同様に、魂も人格もない虚ろな状態であった。
再開した大幹部デッドライオンもその胡乱げな様子を訝しみながらも、すわブラックサタン再興と喜ぶ様子を見せていたが…。
- 第26話では独断専行した自衛隊の部隊に反撃を決行。改造火の玉人間の240万度のエネルギーをピラミッドの装置で変換し強力な雷を使用。戦車4両を焼き、再生奇械人で残る歩兵部隊を蹂躙。
- 第42話では集結したSPIRITSの部隊に雷で応戦していた。ストロンガーも再生奇械人タックルの攻撃で既に瀕死(40話、41話)と首尾は上々かと思われたが、ストロンガーは代替部品を得たことで復活。