概要
声:江川央生
宇宙サバイバル編に登場。
第3宇宙の改造戦士コイツカイ・パンチア・ボラレータの三人が合体して生まれた「コイチアレータ」に、そこに更に彼らに改造を施した科学者パパロニが自らの杖の力を使い融合した姿。
機械生命体の外見であったコイチアレータとは打って変わって、白と黒の体色から成る巨大な有機生命体の様な外見となり、その大きさは悟空達と対峙しているシーンから約数十mと予測される。
手や足などはパパロニと同じ紫色の体色をしており、頭には赤く輝くエネルギー炉とイルカの様に超音波を発し相手の位置を察知出来る触覚を持っている。
それぞれが言葉を喋れていた単体の時とは違い、発するのは唸り声だけで言葉は話さないが、攻撃をする際に笑みを浮かべたり、力の大会の場外負けや殺害禁止のルールを理解しているなどある程度の知性は持っている模様。
名前の由来は「ラザニア」からだと思われる。
戦闘力
その戦闘力はコイチアレータを遥かに上回っており、超サイヤ人ブルーになった悟空とベジータを始め、ゴールデンフリーザ、アルティメット悟飯、人造人間17号、人造人間18号が束になっても押される程で、並大抵の攻撃は気のバリアで自動的に遮断するジレンに手を出させ、破壊神であるビルスでさえ、その圧倒的な力に動揺を見せていた。
攻撃方法は拡散型のエネルギー波や口からのビーム、超巨大なエネルギーボールなど気を使ったものから、ジャネンバの様な空間を越えた打撃(純粋なパワーで空間を歪めており、相手がどの場所に居ようとピンポイントで神速のパンチがワープしてくる。タイムラグも無し)や大質量の攻撃や呑み込みなど変則且つどれも理不尽。
防御力も相当に高く、ベジータのビッグバンアタックを片手で弾き、フリーザのデスビームのラッシュ食らっても一切ダメージを見せない。
また巨体からは想像もつかないアジリティ(スピード)も併せ持っている。
死角になりやすい足下などは、触覚から発する超音波で敵の居場所を精確に感知し(これにより人造人間など気を持たない者達の位置も察知している)、複数箇所からの一斉攻撃でも易々と凌ぎ、カウンターを食らわせる事が出来る。
背中には翼を内蔵しており、舞空術などの生身での飛行能力が制限されている力の大会でも空を飛ぶ事が可能。
ここまで来ると最早なんでもアリである。
唯一の弱点(急所)は額のエネルギー炉で、ここだけは強度が他の部位と比べてやや劣っており、破損すると大幅に弱体化してしまう。
活躍
力の大会終盤まで数多くの選手が残った第3宇宙チームは、同じく多くの選手が残っていた悟空達第7宇宙チームを狙うが、返り討ちにあいビアラが人造人間17号と18号の手によって脱落させられ、合体戦士コイチアレータも科学者パパロニと共に悟飯のかめはめ波で吹き飛ばされてしまう。
大ダメージを負い後が無くなった彼らだが、パパロニは力の大会においても本来は見せるつもりはなかった「最強にして最後の秘技」を残しており、不適に笑みを浮かべ飛び上がる。するとパパロニの持つ杖から閃光が放たれ、それが彼とコイチアレータの全身の包み込む。
すると2人の肉体は融合し、巨戦士「アニラーザ」へと姿を変える。その姿の変わりように17号と18号は悟空達の助太刀に入る事を決め、第11宇宙のディスポ達も「第3宇宙もこんな奥の手を隠していたとはな」と驚きを見せる。
そして四方八方にエネルギー波を全方位に乱射するなどして暴れまわり、超サイヤ人ゴッドとなった悟空を始めとする5人の連携攻撃ですら、触覚を使った超音波で瞬時に見切り防いでしまう。そのまま今度は歪めた空間から放つ予測不能なパンチで悟空を場外へと吹き飛ばす事に成功するが、これはフリーザのキックにより阻止されてしまう。
だがアニラーザは仲間の救援がある限り場外に投げ出すのは厳しいと理解すると攻撃方法を変え、敵を呑み込んで死なせず無力化する手段に出る。そしてその過程で18号を捕らえ呑み込もうとするが、今度は悟空の瞬間移動によりそれを阻止されてしまう。
またしても作戦が失敗したアニラーザだったが、今度は第7宇宙チーム全員に拡散型エネルギー弾を撃ち込み、これにより武舞台の隅に追いやられていた17号を落下させ、17号を救うため身代わりになった18号を脱落させる。
そして今度は背中から翼を生やし宙を舞うと、武舞台全ての破壊を目論み極大のエネルギー弾を作り出す。そして、悟空、ベジータ、悟飯、フリーザ、17号の全力全開のエネルギー波とのぶつけ合いを展開し、そのまま押し切ろうとするが、17号が弱点である動力源に勘づく。ビームの押し合いを4人に任せた17号は自らをエネルギーバリアで覆い、アニラーザの放った極大エネルギー弾に自ら突っ込む咄嗟の荒業を敢行。エネルギー弾の中を通って特攻してきた17号が死力を尽くした一撃を叩き込み、額のエネルギー炉が割れてしまう。藻掻き苦しんでいるところを残る4人のエネルギー波に押し負け、場外へと落とされた。脱落後は合体が解除された状態で観客席へと転送され、4人同時に脱落した扱いとなり全王の手により第3宇宙ごと消滅させられた。
漫画版
中盤、「伝説のサイヤ人」となり暴走したケールを止めるために合体。
アニメ版と異なり、普通に喋ることが可能で、ケール相手に大柄な態度を取っていた。
だが合体直後で油断している隙に、ケールから腹部に重い蹴りを入れられ怯み、尻餅をついてしまい、巨体故そのまま武舞台からはみ出してしまい脱落。アニメ版とは違い大した活躍も見せず退場となった。
関連動画
ドラゴンボール超 第121話予告 「総力戦!究極の4体合体VS第7宇宙総攻撃!!」(2017年12月16日公開)
※東映アニメーション公式YouTubeチャンネルより