当記事は本作品におけるメインストーリー第2部のネタバレが含まれています。
プロフィール
概要
アゾールドはCygamesのスマートフォンRPG『プリンセスコネクト!Re:Dive』のキャラクター。
メインストーリー第2部より登場する。
無印版では登場しない、Re:Diveの新規キャラクター。
人物
ギルド【レイジ・レギオン】に所属する、恰幅のいい豚の獣人族の男性。
黄金のきらびやかな鎧を纏った紳士。「~ですぞ」といった口調で話し、味方に対しては人当たりもいい。ただし敵となる主人公一行に対しては、初手で孤児院の子供を人質にするといった冷酷な一面も覗かせている。
これらの行動はとある「誰か」を助けるため活動しているようで、その誰かを救出する事が彼の「願い」。そのためには形振り構っていられないとしており、本来はここまで非情な人物ではない様子。
その体つきに違わず大層な美食家であり、ランドソルの飲食店の食事は口に合わないらしい。胃袋も体相応に大きいようで、ストーリー中ではひたすら美食に勤しんでる様子が時折見られる。
優れた錬金術を扱う錬金術師でもある。そのため戦闘の際は後方支援を得意としており、「即時回復(ファストリジェネ)」といった回復魔法などを使用する。
しかし決して自身の戦闘能力が低いわけではなく、プリンセスフォームへと変身したレイを短剣や中国拳法で軽くあしらうほどの実力を持つ動けるデブ。ただやはり、得意分野はどちらかと言うと後方支援。
また、錬金術によって、料理から虐殺までなんでもこなせる機械人形のゴーレム「万能人形(オムニフォーク)」を生み出し使役している。
この「万能人形」は主に彼の食事の調理を担当しているほか、カリザやランファの魔物ほどではないが、高い戦闘能力も有している。なにより数が多い。第3章では小型のもの含めてランドソル中に配備され、監視の目を光らせている。
その他にも金貨型モンスター・クリーピングコインを生み出し使役している。
本編での動向(ストーリー)
第2章第7話における【レイジ・レギオン】アジト内での会議シーンにてミソラと共に初登場。ランファとミソラの歓談を遮ったことを詫びるなど、この時点で紳士的なキャラクター性が確認できていた。
本格的に登場するのは第3章からとなる。第1章でランドソルの襲撃に失敗したため、再び乗り込まんとするカリザに対して後方支援を行うことを提案。彼が承知したため、王宮内に幽閉された覇瞳皇帝の捕獲を狙うゼーンを加えた3人で再びランドソルを襲撃した。
【サレンディア救護院】内における戦闘では、終始圧倒的な実力差を主人公一行に見せつけている。
第5章ではメインで登場する。
ネネカが持つ「変身」を模倣した能力を「万能人形」に積み込ませ、新興ギルド【アマルガム貿易】を立ち上げてランドソル経済を侵略、【メルクリウス財団】を倒産寸前まで追い込んだ。
更にキャルを誘拐し、彼女をダシにしてペコリーヌへ大食い対決による勝負を提案。行方不明になったキャルの所在を掴むためにペコリーヌはこの勝負に出る。
しかし、その後、【アマルガム貿易】の存在を訝しがった【財団】のアキノ達による活躍や、【アマルガム貿易】の店員が落とした金貨に違和感を感じた主人公がお金をかじった事によって、経済がおかしくなった原因となる金貨は魔物が擬態した偽物のクリーピングコインだった事や、店員の正体が万能人形である事がバレてしまう。
ただし、それはアゾールドの想定の範囲内であった。大食い対決の最中ペコリーヌに毒を盛って戦闘不能にした上で、万能人形を使いコッコロやシェフィ、【財団】メンバーとの戦闘を行い彼女達を苦しめる。途中【トゥインクルウィッシュ】達が彼女らの援護として駆けつけたものの、そこに大食い対決の実況をしていた【ドラゴンズネスト】達が戦闘に乱入。アゾールドもホマレの正体が「七人目の七冠」では無かった事実をいい事にホマレ達と共闘する流れ(双方ともにその意思はないとはいえ)になり、戦いはより激化する。
一方、キャルはアゾールドが万能人形を使って用意した偽物の覇瞳皇帝から、ラビリスタの所在を吐かせるための尋問を受けていた。しかしラビリスタのオブジェクト変更の支援により主人公がキャルの元へやって来たことで、逆にキャルがプリンセスフォームに変身することへの起爆剤になってしまう。
プリンセスフォームに変身したキャルの力によって形勢が逆転。ホマレ達がその場を去った事もあり、【トゥインクルウィッシュ】メンバーに加えコッコロもプリンセスフォームに変身する。そして彼女達の全力をぶつけられたことで敗北、撤退を余儀なくされた。
第7章第8話で語られるラジラジ戦では、彼の所在に関する情報を担当していた模様。
第5章での敗北以降しばらくの間は怪我を治すために静養を取っていたが、第8章にて復帰。
誓約女君クリスティーナや変貌大妃ネネカをミソラ(と彼女の背後に控えているエリス)が捕らえたことで、アストルム内にいる残りの七冠となる迷宮女王ラビリスタと覇瞳皇帝を狩るべく、ゼーンを拠点に残してランドソルへと赴いた。
第9章第1話では、既にミソラと「スポンサー」の正体には感づいている事を仄めかしている。
第3話では覇瞳皇帝が幽閉されている場所であるランドソル王宮へ向かい襲いかかる。門の前では【王宮騎士団(NIGHTMARE)】のジュン達が待ち構えていたが、これを難なく退けようとする。ジュン達では持ち堪えられそうに無かったが、そこへ【ドラゴンズネスト】がまたも乱入。今度はアゾールドと敵対する関係となり、大食い対決での因縁があるペコリーヌと、三度目の対決になるレイもランドソルへ帰還した事で、「レギオンウォー」と呼ばれる戦争が幕を開けた。
また、第4話のアニメムービー内では、ホマレの口からアゾールドのリアルがICPOの上層部である事も告げられている。
レギオンウォー
常に幾つもの奥の手を隠し持つ、大食の紳士。
万能人形を駆使し、知略戦略で敵を追い詰める。
2021年8月17日に開催となる特別イベント「レギオンウォー」ではボスエネミーとして登場。
28兆のトータルHPを持っており、「多数の万能人形を召喚し、守りを固めている」「万能人形は倒しても定期的に召喚される」と紹介されている。
公式の紹介通り万能人形は倒しても一定時間で再び出現するため中々厄介。開催初日時点ではミソラと並んで討伐が遅い傾向にある。
ただし更に一定時間が経過すると万能人形は召喚されなくなる。さらにユニオンバーストは発動するごとに永続で防御力が下がるため、自PTの防御デバフ性能はそこまで気にしなくてもよいのがポイント。
このため下手に範囲攻撃に重点するより、単体アタッカーも敷いてアゾールドとの後半戦に備える方が結果的に討伐しやすい。
4人の中では万能人形の厄介さからミソラと並んで後回しにされており、カリザ完全討伐時点では数%の差ながら一番トータルHPが多く残っており、バーストダウンすらついていない状況だった。
しかし、カリザが完全討伐された後は「残りを女の子だけにしたい」という一部の騎士くん達による邪な欲望から、ミソラを追い越してアゾールドのHPが削られ始める。途中までは攻撃の手がランファと二分していたものの、ランファの攻撃の射程に明確な安全地帯があるという重大な弱点が認知されたため、結局は戦いやすさが重視され、やがてランファの方へ攻撃が集中しだす。その結果、先に完全討伐されるのはランファの方となった。
ミソラと彼の2人になった後は、ミソラが強敵である事や、先程の要因によってアゾールドの方が10%ほど多くトータルHPが削られていたため、彼に攻撃が集中。20日深夜を迎える頃には残15%に迫りだしており、ランファが同タイミングで残35%から13時に陥落した事を考えると21日午前中には陥落が見込まれていた。
そしてその予想通りとなる、8月21日6時31分頃にアゾールドの完全討伐が達成された。メンバーの中で三番目の完全討伐であり、残るはミソラのみとなった。
ストーリー中でも披露したユニオンバースト「シュヴァイン・アングリフ」(独:Schwein Angriff)は直訳で「豚の攻撃」の意。
余談
3.5周年直前生放送!では、ミソラ役の鬼頭明里から「紳士的な豚さん」と紹介されており、一部のユーザーの笑いを誘った。
レギオンウォー開始時には「挑戦回数を無駄にしないよう、心して挑まれるとよろしいでしょう。」と解説をした点もユーザーから紳士的だと評価されている。
ランファがプレイアブル化された際に公式サイトにて公開されたプロフィール内に記されている年齢は、上記の表にもある通り43歳となっている。
明らかな中年男性の外見に加え、後述するネタバレやストーリー内でミソラに言及されている事から分かる通り、彼には妻と娘がいる事が判明しているため決して不思議な年では無いのだが、これは年齢が設定されているキャラの中だと、それまで男性キャラ最高齢であった覇瞳皇帝の29歳を14歳差で追い抜いてぶっちぎりのトップである。
女性キャラクター込みでも明確に年齢が設定されているキャラクターでは114歳のエミリアの次となる最上位陣である。
また、イベントなどで見ると分かるように娘がいた為か、ギルドメンバーにとっては父親のような存在で同じランファのことを誰よりも気遣っていた。
関連項目
プリンセスコネクト!Re:Dive / レイジ・レギオン(レギオンウォー)
ゼーン / カリザ / ランファ / ミソラ…同じギルドに所属。
レギオンウォー以降は
※この先はレギオンウォー後のネタバレです。
レギオンウォーの後にはペコリーヌに手を差し伸べられ降伏を承認。しかし直後にミソラが本性を表すと「やはりこうなりましたか…」と懸念が実現した事を嘆いていた。
更に黒幕たるエリスが出現し、シェフィを庇ってゼーンが斃れる。挙げ句にこれまで暗躍していたミロクにオクトー、そして洗脳されたと思しきネネカとクリスティーヌまで現れ一同は絶体絶命となる。
この事態に怒りを露にし挑みかかろうとするカリザを気絶させ彼をランファに託すと、彼女の幸せを願いつつ、自ら撤退の殿を買って出た。
アゾールドは万能人形を使い主人公をはじめとした全員に変身させ、オクトーによる捕縛とエリスによる広範囲攻撃での全滅を偽装。更にこの時に主人公たちの転移先に、ランドソルの次に力のある獣人族の国を選ぶという周到っぷりで彼らを無事に逃がす事に成功する。
その後幻影による分身魔法で挑みかかるも、自身が既に満身創痍なこともあり、クリスティーナ・ミロク・ネネカのいずれにも全く通じなかった。そしてミソラに「ご飯、いつもありがとうございました★」と底冷えするような笑顔で見送られながら、アゾールドは空を見上げる。
そこに浮かぶ、ミソラ曰く「使徒ちゃん」たちの一人――それこそがアゾールドの娘だった。
父を見ても反応することのない娘を見上げ、涙を浮かべながら最愛の家族「プレシア」の名前を叫び、彼はエリスの魔法に飲み込まれてしまう……。
同じくエリスの攻撃によって犠牲になったゼーン共々、はっきりと死亡した描写では無いため生死は不明。(エリスの攻撃がアバターを破壊するだけに留まるかも不明な為)
ミソラに助けたい子(=プレシア)を引き合いに出され言葉を噤んだり、反旗を翻した際には「そう上手い話があるわけなかった」と自嘲していた事から恐らくはミネルヴァの懲役に巻き込まれた娘プレシアを助ける為にレイジ・レギオンに与したものと考えられる。
主人公役の阿部敦は好きな男性キャラにアゾールドを挙げており、再登場を望やコメントを残している。娘が3部のメインキャラになったが彼の安否は果たして…?