愛らしい出べそ
あいらしいでべそ
概要
「愛らしい出べそ」と言っても何を「愛らしい」とみなすかは人によって千差万別であるが、実際のところ本タグは「美少女への萌え・フェチシズム(フェティシズム)的な嗜好の一環としてのでべそ」、すわなち「(可愛らしい女の子の)愛らしい出べそ」を形容するために使用されている。
故に、出臍化等とは違い基本的には元からでべそとして描かれているオリジナルキャラクターや、版権女性キャラクターがでべそ風に描かれている作品に対して使われることが多い(故に「出臍化」の作品と同時に本タグが使われることも少ない。また、でべそと混同・同一視されがちな浅へそ等のタグも現状、基本的には女の子のイラストにしか使われていない為、こちらも本タグが使われることは少ない)。
ただ、近年に作られたタグである為、タグその物もの登録数は今の所多くはない。また、(元々何故か「でべその描かれたイラスト」自体に元からそのような傾向はあったのだが)このタグに該当するような作品は肌の露出が目立つ露出度の高い物が多く、R-18作品も少なくない為注意。
タグの発生した経緯
一見感想タグの一つとして数えられそうな本タグであるが、このタグが生まれた背景としては「検索避け」のような要素の側面が強い。
というのも、従来の「でべそ」が滑稽さや愚鈍さの象徴として描かれることが多く、代表的なでべそのキャラもジャイアン、ボスパックンなどおおよそ美しさや萌えとは対照的な印象を持つキャラクターばかりであった。
その為か二次元においても、(特に上記のような「萌え」を求めている者などにとって)苦手な人も少なくないカテゴリー(おっさん・ゲイ・ケモ・ケモホモ・スカトロ等)や、「でべそ」記事にも記載されているような肥満化や妊娠のような膨腹要素のある作品等、状態変化に近いような作品に対しても使用されており、「でべそ」タグの検索結果から除外するにはマイナス検索を駆使しなければならないという不便な状況が存在していたのである。
※なお、こうした嗜好によって描かれたでべそフェチ創作も存在しており重要があることと、マイナス検索が機能しているように棲み分け自体は一応できていたことも留意。あくまでその「除外する為のワード」が多過ぎて除外しにくい・完全には除外できないという点が不便だったという話である。
故に、上記のような地雷要素を含まない「でべそ」タグの需要もあり、そのような状況の中で美少女の「でべそ」作品を括るという用途のために本タグが使われ始めたというのが実情である。
でべそフェチについて
※でべそ自体の詳細については当該記事を参照。
へそといえばたいていの人の場合凹んだ形をしており、二次元でも線や穴の形で窪みを表現されることがほとんどである。
一方で、世の中にはへその中身がお腹から飛び出た、いわゆる「でべそ」も少数ながら存在する。一般にでべそは恥ずかしいもの、かっこ悪いものとされ、でべそを切除し凹んだ臍へと整形する手術も行われている。
しかし、中にはへそフェチの一種として、あえてでべそを萌えのポイントとして推すフェティシズムも存在し、特に若い女性や少女・幼女のでべそに対する嗜好は少数ながら一定の人気を有している。女性の美麗な容姿に対して異様なへそという一見不釣り合いな組み合わせに、ある種のギャップ萌えを見出す人は少なからず居るようである。
また、「多種多様な形が存在し美人でもでべそになりうる確率がある」かつ「縦へそは貴重」とされる現実とは異なり、二次元においては上記のようなへその表現が多く、特に近年は女性キャラクターの縦へそ描写が多くなっている為、地味に現実と二次元とでは「『でべそ』と『縦へそ』の需要と供給バランスの逆転」に近いものが起こってしまっている。故に「可愛らしい出べそ」イラストの需要には、こういった背景も含まれているのだ。
ただ、でべそには昔から「子供らしさの象徴」という側面の捉えられ方も存在しており、特に近年においてはそっち方面としての需要も現れつつもあり、華奢なキャラクターがでべそに描かれる例も増えてきている。
他には、へそフェチの例に漏れずでべそへのへそ責め(でべそ責め)という概念も勿論あり、この場合でべそは現実よりも遥かに敏感な部位として描かれることも多い。
役割や位置は変わらない為通常の凹んだへそとある程度は共通する触れ方・責め方をする場合もあるのだが、中には飛び出しているが故のでべそ特有のアプローチも存在する。
なお、「性器やリビドーの対象ではなくマイノリティ寄りな性的嗜好ではあるが、ある程度はそういった魅力を持っている部位に対して、それになぞらえて割とド直球な比喩表現を行う」という文化はある程度の規模のコミニティーにおいてはよく見られる(特にインターネット内においては顕著)物で、その点はへそも例外ではなく、へそフェチに特化した人物でなくともそのような言い回しをすることもある。
しかし、でべそフェチの中にも乳首や性器の代用やそれを連想させる部位としてみなす見方もある一方で、性との安易な結びつけや「へそは性器」のような物言いを快く思わない見方もあることには注意。
フェチズムである以上は性的対象やそれに近い視点で見られること自体は当然多い上、あくまで「比喩表現」であり半分ノリやネタで言っている場合や、本気で「したい」と思っていたとしてもそういう行為を実際に実行するかどうかの話は全く別であるので、一見「性的対象として見ている部分は事実同じなので、その辺の線引きの違いが分からない」「気にし過ぎ」と思う人もいるかもしれない。
が、中には「胸や股間といった性的な部位には触れずに対象に快楽を与える手段としてでべそ責め」という概念そのものに対するこだわりが強い者もおり、(たとえ最初からへそ以外に触れないことが明示されている作品や場合があっても) 「性的な部位には触れない」という部分を重視した結果「『でべそ』を『でべその唯一性を保ったまま責める』ことに重要視した作品」が重宝されている場合もあるのだ。
故に、たとえ比喩表現であっても極端に捉えてしまう場合があるのと考えられる。