「スクールアイドル同好会は、たった今廃部となりました。」
概要
「スクフェスALL_STARS」もしくは「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」で登場したキャラクター｡
学園の全生徒の顔と名前を記憶しており、中須かすみからは『鬼の生徒会長』(アニメ版では『意地悪生徒会長』)と恐れられているが、実は優木せつ菜の本名である｡
せつ菜はこの姿では低い声で落ち着いて話すようにしている。
スクスタでの活躍
スクールアイドル同好会を廃部にしようとする生徒会長として登場。
スクールアイドル同好会を復活させるには部員を10人集めるよう、中須かすみとあなたに指示した。
後に三船栞子に(生徒会長の)リコール問題に掛けられ、その直後に行われた再選挙にも負け、栞子に生徒会長の座を明け渡した。
現在は、『あなた』と一緒に栞子の手伝いをしている描写がある。
スクスタ版では正体をまだ、虹ヶ咲メンバー、両親、μ's、Aqoursだけにしか明かしていないため、普段の学校生活や生徒会室では菜々モードで通さなければならない。
アニメ版での活躍
第1期
1話
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の部室を訪れた高咲侑と上原歩夢と出会い、自分が生徒会長だと自己紹介した後、「スクールアイドル同好会は、ただいまをもって廃部となりました。」と伝えた。
2話
生徒会室に来た朝香果林から、同好会の廃部を決めた(消息不明の)『優木せつ菜』の存在について最も良く知っているであろう人物として尋ねられる。
菜々をして同好会廃部は「せつ菜との話し合いの末に決めたもの」であることが明かされ、「スクールアイドルの話題に触れようとすると、彼女は会おうともしないだろう」とも警告している。
果林との話し合いの最中、中須かすみに猫のはんぺんを投げつけられ、その隙に同好会のネームプレートを奪われてしまうアクシデントに見舞われる。
しかし、部室はすでにワンダーフォーゲル部に置き換わっており、絶望していたかすみに釘を刺した。この一件でかすみは菜々に苦手意識と後ろめたさを抱いた様子で、「あの意地悪生徒会長！」と毒づいたほか、「(同好会の)活動が生徒会に見られている」と恐れたため、校内を離れて新生同好会の活動を始めた。
実は、はんぺんを巡る騒ぎに紛れて果林にも生徒名簿をこっそり持ち出されており、本人曰く「名簿にあるはずの『優木せつ菜』の名前はどこにもなかった」という。
放課後、(先述のかすみとせつ菜を除く)同好会3人を生徒会室に引き連れた果林に「名簿に書かれていない人物とどうやって話し合いを付けたのか」と問い詰められた。そして…
第2期
1期と比べると、“生徒会長・中川菜々”としての活躍が多い。
1話
オープンキャンパス実行委員の三船栞子が、オープンキャンパスでスクールアイドル同好会は何をするのかと訪ね、「第2回スクールアイドルフェスティバルの告知をするそうです」と返答する。それに対して栞子は「スクールアイドルフェスティバルは『みんなの夢を叶える場所』、素晴らしい理念で、生徒にとってよいイベントになるのなら、私もお手伝いしてみたいです」とイベントのお手伝いを買って出る。
すると、「ぜひ！お願いします！！」とまるで当事者であるかのように興奮した。
当然、出席者達からは「会長・・・？」と訝しがられたが……。
なお、2期ではメガネのフレームが赤くなっている。
3話
文化祭実行委員の栞子が、スクールアイドルフェスティバルとの負荷軽減策として、フェスの合同開催を提案した事を褒めている。
4話
栞子を文化祭実行委員とスクールアイドル同好会を纏める責任者に任命する。
5話
「別の姿」で侑・歩夢・しずくと行動中に栞子から着信が入り、すかさず眼鏡をかけて菜々モードにチェンジ、その姿を見た歩夢からは「切り替えが早い」と感心された。
「練習に夢中になってしまいました」と呟きながら、慌てて髪型を整えて急ぎ足で生徒会室へ向かう。その途中で栞子とすれ違ったが、すれ違いざまに栞子は菜々の右側頭部に何故か逆三角形の髪飾りが付いているのに気付く。
6話
生徒会の仕事を終えた菜々は「生徒会とは関係の無い用事」で生徒会室を後にする。
その後、栞子は某所で扉が半開きになっており、そこから漏れてきた会話を耳にして扉を開ける。そこで見た光景に栞子は「なるほど、生徒会長は○○さんだったのですね」と確信、菜々は激しく動揺し取り乱すが、栞子は(せつ菜の正体については)誰にも話さないと約束する。
その後、合同フェスの会場がキャパオーバーであることが判明、菜々は自らの判断で合同開催の白紙を宣言する事を決める。
その後は紆余曲折がありながらも、“5校合同文化祭✕スクールアイドルフェスティバル”という形で収める事が出来た。そして、前日祭の映像メッセージの中で「私自身も今回の出来事から自分を支えてくれる人たちとの繋がりを再認識することができました。皆さんの大好きな気持ち、その全部が私を助けてくれて、それを感じて感謝する度にもう今の私は大好きを隠す必要はないんだって気づくこともできました。だから、今ここで皆さんに生徒会長の私と一緒に、△△の私も紹介しようと思います！」として、自らのもう一つの姿を全校生徒へ明かした。
7話
校舎外でスクールアイドルフェスティバル運営として活動をする栞子と副会長を労うべく顔を出している。その副会長は6話で菜々が別の姿を明かしたことに伴って、限界オタクに成り果ててしまっており、その行動に苦笑いを浮かべていた。
8話
校内に張り巡らされたウォータースライダーに流れる模型ボート「ニジガク号」が先を進むのを見届けて、ニジガク号とは反対方向に進む姿が描かれていた。この時は所謂「別の姿」ではないため、制服を着用していた。
このほか、屋台のある広場でメンバー全員が集合した際にスタッフ衣装でいる姿が描かれている。
9話
菜々としての登場はなく、「別の姿」での登場も少なかった。
10話
前話に続き、特に出番はない…かに思えたが、(眼鏡こそは書けていなかったものの)自宅にいるときの菜々の姿で璃奈・栞子と三人で就寝前に歯磨きをするシーンが描かれている(「別の姿」として見る方もいるため、参考程度に…)。
11話
眼鏡をかけた姿では久々の登場。生徒会室で栞子から生徒会長選挙に再び立候補するのかと聞かれるが、「生徒会長として叶えたかった事、果たすべきことはすべてやり切った」と、次の選挙には立候補しない事、残りの学生生活をスクールアイドルに捧げたいという意思を栞子に伝える。そして、栞子が自分の想いを菜々に伝えたうえで選挙に立候補することを聞き、「(栞子さんの)叶えたい未来を作ってください」とエールを送った。なお、菜々としての登場は(アニメ2期では)ここまでとなる。
13話
菜々の姿での登場はないが、(前述の通り)生徒会長の職を栞子に引き継ぎ、栞子が新たな生徒会長としてその椅子に座っている。
にじよん あにめーしょん
「にじよん あにめーしょん」1期(及びOVA「NEXT SKY」)では全てせつ菜として登場していたが、2期第2話「歩夢と菜々とはじまり」で(アニガサキを含む映像作品としては)TVアニメ2期11話以来、「にじよん あにめーしょん」としては初めて菜々として登場した。また、林鼓子氏による菜々もこの作品で初登場しているが、エンディングでのキャストクレジットはせつ菜のままである。
単独グッズ
菜々の姿がグッズ化される機会は非常に限られている。せつ菜グッズのごく一部のバリエーション、スクスタなどでの登場シーンがグッズ化された時程度。アニガサキでは2期6話以降正体を隠す必要がなくなったため菜々自体の登場も稀になってきている。
だがODAIBAゲーマーズ5周年記念グッズでは、ODAIBAゲーマーズの看板娘であるせつ菜改め、菜々をピックアップした。(ODAIBAゲーマーズ公式X)
キャンペーンの各種グッズも『中川菜々』名義になっている。
余談
彼女の一連の行動の｢真意｣に関して、(後に明らかになるとはいえ)一時期は｢歩夢達を欺いて弄ぶ悪い奴｣だとして曲解されていた時期があった。とはいえ、彼女自身｢弁明の余地はあっても弁解の余地はない言動｣はしていたので、(本来なら)歩夢達はもっと怒っても良い気はするのだが…
関連イラスト
ネタ元？
生徒会長で中川、といえばNHKFM「アニソンアカデミー」の中川翔子さんもまた
番組内役職で生徒会長とされている(ちなみにゲストにも、同アカデミーでの役職が何か贈られる仕様)。
関連タグ
桃山姉妹:初代と2代目がキラッとプリ☆チャンで姉妹役として共演している。
ラブライブ!シリーズ歴代の眼鏡キャラ
- 国立音ノ木坂学院：小泉花陽 アニメ版無印
- 浦の星女学院：渡辺曜、国木田花丸 アニメ版サンシャイン!!
- 虹ヶ咲学園：中川菜々 スクフェスALL_STARS・アニガサキ
- 結ヶ丘女子高等学校：澁谷かのん、米女メイ アニメ版スーパースター!!
